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大好きな父ずっと忘れない

今年は色々あった。

冬があけ春には転職が決まりさあ、これから頑張るぞ!

そう意気込んでいた矢先、父が癌宣告された。

先生に「どうしたいですか?」の質問に「治したいです。」「治りません、最後をどうしたいか考えてください」

その後も先が見えない厳しい言葉ばかり言われ父はどん底に突き落とされた。

お喋りだった父から笑顔も会話も無くなった。

その後、多量の出血があり急いで病院に連れて行きそのまま入院となった。

入院生活では余りにひどい対応だった。

オムツを当てることになりオシッコが漏れると怒られたみたいで父が私に「点滴をを休ませてもらおうかと言おう思う。」と言ってきた。

毎日、ひどい事ばかりで私は転院する事に決めた。

看護師がこそこそ嫌味を言っている。

気にしないでおこう。

転院した病院、看護師はとても良く家族にも寄り添い色々父の様子も話してくれた。

転院して良かった。

前の病院で地獄に落とされた父の心は元には戻らなかった。

ひとりぼっち、何を考え過ごしていたのだろう。

短い時間だけど面会が出来た。

ドライブに連れていってと言われた。

とても外出できる状態じゃないため私は今日は雨降りだからまた、今度行こうと話を合わせた。

ごめん、お父さん。帰りの車の運転中涙が止まらなかった。

私は仕事が出来る精神状態じゃなくなり転職した職場も辞めた。

父の病気の治療法、病気の事、毎日調べまくった。結局何も私に出来る事はなかった。

無能だ。

そうした日々が過ぎ亡くなる2日前の事、面会の帰りにいつもうつ向き暗い表情だった父がベットから体を起こし笑顔で手を降ってくれた。

もしかしたら、また元気になるかも知れない。バカみたいに期待していたけどそれが最後の姿となった。

最後に見せた笑顔、手を降る姿、父からの私へのご褒美だったのでしょうか?

ありがとうお父さん。

私が助けるからって約束したのに約束果たせなくて本当にごめんなさい。

振り返ると喧嘩ばかりひどい事ばかり言ってごめん。

父が書いた日記には優しい事ばかり書かれていた。

私の体の心配、猫が亡くなって落ち込んでいた様子。可愛そうに、元気になります様にそんな事ばかり書かれていた。心配してくれていたんだね。

亡くなってから分かることが沢山ある。

楽しかった。本当に楽しかった。ありがとう。

色々書きたいことは沢山あるけど書くのが下手くそなのでこれで終わります。

最後にお父さん、またね👋😃