エアチェックの方法
ラジオを録音する方法にもいくつかありますが、私は 「メモリもしくはMDに録音する」ことにしました。 次に検討する項目は、録音のシステムとフォーマットです。
録音機材
メモリーに録音する一番簡単な方法は、録音機能を搭載したミニコンポを使うことです。記録メディアは機種によりますが、内部メモリ、USBメモリ、SDカードなどです。MDに録音する方法は、FM/AMチューナーとMDレコーダーを使用するのが一般的だと思いますが、一部のミニコンポはMDも使用出来るようなので、確保できるのであればそのほうが簡単ですね。それと、TBSラジオはAM/ワイドFMなので、ミニコンポやAM/FMチューナーがワイドFMに対応しているかちゃんとチェックしましょう。
(加筆)
オーディオの視点で書いていたので、ラジカセの存在を忘れてました。一番簡単なのはラジカセでカセットテープに録音することかもしれませんね。
録音フォーマット
メモリーの場合、フォーマットに関する制限はありませんが、一般的なのはMP3やAACでしょう。WMAもあるかもしれません。WAVは最も高音質なフォーマットで、CD音質での録音が可能です。ざっと調べてみたところ、録音対応ミニコンポの場合は大抵MP3での録音になるようです。
MDはATRACを使用します。これはSONYが開発したフォーマットで、CDより容量の少ないMDに、CDと同等の記録時間を確保するために開発されたようです。
録音時間
ところで、今回のエアチェックの目的であった「アフター・シックス・ジャンクション」は平日18時~21時の3時間の番組です。メモリーの場合は3時間の録音も出来ない低容量のものは無いので考える必要は無いですが、MDの方は1枚で3時間の録音が可能なのか、きちんと確認する必要があります。
まずMDには通常モードでの録音可能時間が60分・74分・80分のディスクがあります。更に、MDLPという上位規格では録音時間を2倍(LP2, 132kbps )・4倍(LP4, 66kbps )にする録音モードが追加されました。詳しくはWikipediaを見てほしいのですが、ビットレートを抑えて録音時間を伸ばしているため音質が悪く、主に会議やラジオの録音に使用されるモードのようです。また、ATRACは低ビットレートにおいてはMP3より高音質らしいです。今回の目的が「ラジオの録音」であるため、80分ディスクのLP4モード(録音可能時間320分)による録音が最適かと思われます。
が
ちょっと待って下さい。ここでradikoのフォーマットを確認してみましょう。これまたWikipediaによると AAC 48kbps だそうです。
どうせならradikoより高音質のほうが良くない?
ここまで散々MDについて書いておきながらなんですが、MDLPのLP4(ATRAC3 66kbps)ってradiko(AAC 48kbps)より少し良いくらいなんじゃないかな?と。どうせならもっと高音質で録音したくないですか? え、思わない? そうですか。でも私は思っちゃったんですよ。
なので、結局「MP3 192kbps以上で録音できるミニコンポ」を探すことにしました。(MD入れ替えるの面倒くさそう & 忘れそうだしね)
Victor UX-DM8
そして、ようやく確保できたのが中古の「Victor UX-DM8」になります。ちなみにスピーカーは付属しませんでした。2007年製のミニコンポで、主な機能は以下のとおりです。
・ワイドFM対応
・内部メモリ&USBメモリへの録音
・MP3 (64kbps,128kbps,192kbps)
・タイマー録音(内部メモリのみ)
・MP3,WMA,WAV再生
・CD-R/RW,DVD-R/RW再生
いやまあ本当は他にも色々あったのだけれども、これが一番安かった。 これで機材は揃ったので、早速いろいろ繋げていきます。
セッティング
と言っても、大したことはありません。電源ケーブル・アンテナ・スピーカーを繋げます。アンテナはAmazonで買ったケーブル状のもので、窓のカーテンに安全ピンで取り付けました。PCとは3.5mmオーディオケーブルで繋げておきます。スピーカーは背面の端子に繋げるのですが、あいにくオーディオスピーカーを持っていないので、以前から使用していたPCスピーカーを3.5mmヘッドホン端子に繋げました。このPCスピーカーはUSB電源なのでACアダプターにも繋げています。よく分からない構成ですね (^_^;)
(後日)FX-audioブランドを有するNorth Flat Japanの自作スピーカーを繋げました。このスピーカーのレビューも後日するかもしれません(しないかもしれません)。
いざ録音
まず、各局の周波数をプリセットしていきます。オートプリセット機能もあるのですが、ノイズの大きい周波数もすべてプリセットとして登録されてしまうので、今回は手動で登録しました。
タイマー予約は、まず録音の開始時刻と終了時刻、曜日を登録します。このとき、一回のみの録音か毎週録音か設定します。次に、ソースとなるラジオの種類と周波数をプリセットの中から選択します。最後に決定すれば、タイマー予約が完了です。
聴いてみると
んー、正直音質の上でradikoとの違いは分かりませんね。むしろ若干悪いかも…
というのも、私の環境だとTBSラジオの電波が綺麗に入らないようで、どうしてもノイズが載ってしまいました。一応ミニコンポの設定でFMラジオはステレオとモノラルが選べて、ステレオでノイズが入る場合はモノラルにすると良いらしく、モノラルで録音しました。一方radikoはステレオなので、音質の優位は無くなってしまいました。まあ、WEB版radikoの使いづらさからは開放されたのでヨシとしましょう。ミニコンポなのでCDの再生も出来ますし。