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のら猫から家族 夢を叶えた猫の思い出4
『ベランダ生活スタート』
いやいや時間は掛からなかった!
日に日にエスカレートするシンの侵略。
他の猫もいる。夜明け前のボクらの攻防。
更にはボクのご飯を横取りしにくる。
そこでノリさんがベランダにゴハンを
用意してくれるようになった。
ベランダは1階だけど下側は板張りで
出入口用の引き戸がついている。
ボクが出入りできるだけ開けられており、
トロトロやフワフワを載せたカリカリゴハンとお水がある。
ノリさんのゴハンはサイコー!!!!!!
![](https://assets.st-note.com/img/1719152702310-b7mC0hMkgO.jpg?width=1200)
シンや他の猫も入ってこないから
夜もベランダで寝ることにした。
朝日が毛繕いしているボクを照らす。
カーテンに写る影にタカさんが気付いた。
ベランダに出てボクの近くに座ったので
ソロリソロリと近づき、そっと膝の上に乗ってみた。
タカさんが頭、背中と撫でてくれた。
「マロ臭い」と言われたけど…
夕方、仕事から帰ったサヨさんがベランダに来た。
チェストの上から両手をグーっと伸ばしてみた。
「抱っこしたいのかな?」
そういって抱き上げて顔を近づけてきた。
サヨさんはギューっと抱きしめてくれた。
目を細めながら「ニャニャ」と応えたけど
嬉しすぎて、これもサイレントニャーとなった。
ベランダのマット、ノリさんのサンダル、
サヨさんのスニーカー
いろんなものの上でボクはくつろいでいる。
そして段ボール箱のねぐらが用意された。
ボクは「のら猫」から
「ベランダ猫」へと昇格した。
しばらくして、
またあのチクチクする臭いやつ
首筋に(>_<)