のら猫から家族 家猫修行と野望3
『もっと一緒にいたいのに』
昼は自由な外猫。
夜だけ家猫。
温暖化?
確かに雪は少ないけど、気温だけなら記録的な寒さだ。
寒さと飢えから守られてボクは生きている。
だけど、母屋の縁側で一人眠るのは寂しいよ。
だってリュウとライチはサヨさんたちと一緒だ。
ボクもみんなと一緒に寝たいよー!!!
サヨさんたちの居住域に入れるのは時々。
ライチと接触しないよう注意しているから。
サヨさんたちの休日。
雪。ボクはベランダで過ごしていると
サヨさんから声がかかった。
「マロ、おうち入る?」
「ニャー、ニャ」ケージならやだよ。
「ライチはケージだから、いいよ」
「ニャニャー!」やったー!
リュウは居ないし。
久しぶりにリビングでまったり♪
でも…
なんだか怠くて…
実はあまり長い時間、出かけていない。
サヨさんたちにはナイショ。
いよいよカウントダウンが始まったようだ…