『夢の叶え方』あります。 その9 努力を売りにしない

あなたはこんな経験はありませんか?

テストで100点を取ったり、逆上がりができたりすると親や先生に褒められた。

サッカーの試合に負けて肩を落としていると、「よく頑張った」と労いの言葉をかけられた。

はじめて料理の手伝いをした時、いくら時間がかかったとしても、出来上がったものが不恰好であっても「よくできたね」と褒められ、「助かったわ。ありがとう」と感謝された。

幼い頃は小さな成功に賞賛を得たばかりではなく、努力したことが認められました。

褒められる、認められることは嬉しいことですね。

けれども大人になると、世の中の評価は厳しくなり、うまく機能した事柄は歓迎され、そうでなければ批判にさらされます。

誰しも、良い結果を得ようと思って何かに取り組んでいるはずです。それでも世間は失敗を労いもしなければ、努力に目を向けてもくれません。

あなたがいくら徹夜を重ねたとしても、多忙を極めていたとしても、良い結果が付いてこなければ、

ただの時間管理ができていない人

と評価されるだけ。

逆に良い結果を出した時、不思議なことにそれまでの努力が日の目を浴びるのです。

つまり、努力するのは当たり前で、努力したことは売りでもなんでもないのです。

努力は商品ではありません。


想像してみてください。
あなたが神様だったとして、「寝食を忘れて百万回祈ったから金持ちにしてくれ!」と言われて、願いを叶えてやろうと思いますか?
それでは、お祈りを対価として願いを買おうとしているようなものです。

努力の方向を間違えると、永遠に願いは叶いません。
あなたが目指す道はどこなのかをしっかり見極めて、それに向かって努力を積み重ねる。
努力が売りになるのは、成功の後のおまけです。

全ては結果にかかっていると言っても過言ではありません。
だから努力してください。あなたがやりたいことに情熱を注ぎ続けてください。
あなたが楽しいと思えることならば、誰かの評価を待たなくても歩み続けられるはず。

それがあなたが本当に叶えたい夢への道なのです。


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