「危なくない?」という愚問(-。-メ
「危なくない?」
この言葉を聞くと、私はイラッとします。
はっきり言いますが、
この世に完璧に安全なとこなんてない!
家にいたら安全じゃないかって?
本当にそうですか?
家の中にいても人災はあるし、地震や火事に見舞われる可能性だってある。車が家に突っ込んでくる!なんてことも。
それらは極論だ、
と反論する人がいるかもしれませんが、旅の間の事故だって同じです。
行動範囲が広がれば、良きにしろ悪きにしろ何かに出くわす機会は増えて当然です。
それと機会の少ない引きこもりと危険遭遇回数を比べようっていうのがそもそもナンセンス。
もし、本当に旅人という旅人がことごとく災難に遭いまくっていたとしたら、それは旅が危険じゃなくて、もはや世界がおかしくなっていると考えた方が正しいでしょう。
残念ながら治安が悪い町、危険な場所があるというのも事実です。そういったところに敢えて挑む、なんて、強い信念を持ったプロのジャーナリストか、はたまたハプニング狙いの芸無し芸能人みたいな真似をするつもりは毛頭ありません。
いくら興味があっても、関係当局が禁止している領域に侵入を試みるようなことはしないし、現地の人が「行くべきではない」と言う場所は避けます。
だから私の身は常に安全下に置かれています!
と断言できればいいのですが、世の中そんなに甘くない。いくら備えていても不運は私の予測の外から、思いがけずやってきます。
しかし、
同じ過ちは繰り返さないし、
それらの経験によって得た知識に基づいて、
自分なりの安全を確保して旅を続けているのです。
私のSNSの投稿を楽しんでくださっている人の中には、私の行動が破天荒すぎるー!なんて感じている方がいらっしゃるかもしれませんが、決して無謀なわけではありません。表には出ないけれど、備えるべきには備え、時には一般の人が思う以上に慎重に行動していることだってあるのです。
安全か危険かは、何をするにおいてもひとつの基準となります。危険を冒さなくていいものなら当然そうしたい。けれども、怖がってばかりでは前に進めません。だから
備えるのです。
繰り返しになりますが、100%の安全なんてありえないのだから、ある程度備えたら、あとは腹を括って動く。
いずれにしても、何でもかんでもビビって動かなければ、新たな道は拓けないということだけは、明らかです。