これから私は、続編という形での二次創作をシェアします。
題材となるのは、山田芳裕(やまだ よしひろ)先生の『度胸星』という漫画です。
絵を描けるわけではないので、シナリオというかノベライズというか文字のみの妄想続編となります。
すべて初めての試みです。お手柔らかにお願いします。
まず『度胸星』がどんな作品なのかのアウトラインをウィキペディアから引用します(けっこう長いので、括弧書きの説明は省略します)。
そうなんです。この作品は未完のまま連載が終了してしまったのです。
きっと2000年当時連載されていた『週刊ヤングサンデー』(小学館)への抗議の電話が鳴りやまなかっただろうと推察します。
ネットで閲覧できるブログからも嘆きの声をいくつか集めてみました。
こうした悲しみや喪失感を、私もどうしようもなく感じました。
なので今回、自分の力不足はわきに置いて、この気持ちにケリをつけるために続きを夢想するしかなかったのです。
ただ私の関心はどちらかというと、テセラックという高次元の存在をどう描写し、決着させるつもりだったのかという点にあります。
科学的というかSF的な結末が知りたかった気持ちのほうが強いです。
ですから上のブロガーの声にあるような、パワフルなストーリー展開への期待にはまったく応えられていません。
ここまで書かれてきた物語のプロットや状況設定を壊すようなことはしないように注意したつもりです。
あと、物語の設定年代と2001年以降の現実の科学技術の進展との折り合いにも留意し、なるべく論理破綻しないように気をつけました。
肝心のテセラックの解釈は・・・自信はないです。
みなさんと一緒にブラッシュアップしていきましょう!
山田先生の作品は、他に『望郷太郎』を読みました。
オリジナリティある物語背景、キャラクターの人間くささ、躍動的な表情やアングルなど、創造性に富んだ作風だとお見受けしています。
『度胸星』での驚愕の顔のタッチなどは、あのエネルにも影響を与えたのでは、と思います。
新潟明訓高校のご出身とのことですが、『度胸星』主人公の三河度胸のあの目は、『ドカベン』山田太郎へのオマージュなのではないかとひそかに思っています。
続編もどきの投稿の前に、登場人物とこれまでのあらすじを紹介する回をはさみますことをご容赦ください。
とはいえ原作を読んでいることが前提です。
原作を読んでいないと絶対に楽しめないので、いますぐ書店へダッシュかネット通販でポチッかをお願いします。
なお、原作の世界観が好き、登場人物の誰も死んでほしくない、あの終わり方は納得していないけど代わりはありえない、未完だからこそ名作という人は、くれぐれもスルーしてくださることをお勧めします。
noteでみつけた『度胸星』関連記事を下に貼っておきます。
それぞれの思い入れが感じられて、胸アツになりますね。