駅、または線路。~大学生活1日目~
「何か運命に飲み込まれて生きている気がする」そんな感覚が、小さな頃からつきまとう人生だった。日常の中で突然既視感に見舞われる。
他愛のない日常ばかりではなく、中1の時部活の全国大会前日に寝坊したときも、中3で鬱病を発症し引きこもったときも、自分の受験番号がない志望大学のホームページを見たときも、「そうなる気はしていたな」と、2回目の映画を見ているような"他人事感"は常にあった。
そんなわけで、心の真ん中に虚無が広がっているような感覚を抱きながら生きている。つまらない人生だ