東大出てヨーロッパ放浪セレブ旅(6)

カプリ(イタリア)

カプリには、私がバカンスに欲するものすべてがありました。美しい自然、おいしいレストラン、おしゃれなブティック。普段は歩くのはあまり好きじゃないけれども、車が来なくて、ブーゲンビリアの咲き乱れる道を歩くのは全然苦じゃない。暑いけれども湿気はなくてさらりとしてるので、全然平気です。何よりも、毎食毎食のイタリア料理がおいしいので、美味しくいただくためにも、歩いてお腹すかせた方がよいです。カプリは、その数年後に人気の出たスペインのイビサ島と違って、ユースホステルや安いホテルはなくて、一定金額以上のホテルしかありませんでした。一定レベル以上の人しか来ないので、治安もよく、安心。それにしても、日本の雑誌社ってなんてすごいのでしょう。このガイドブックがまだないようなカプリについて、くまなく調べて別冊ガイドにしてます。気になったのは、青の洞窟。光の屈折のせいで、真っ青な内部の洞窟があり、本当にきれい。これは絶対見に行かなくちゃ!それとレモンの樹のレストラン。レモンの樹って見たことがないけれど、素敵そう!ホテルに、レストランの予約を頼んで、青の洞窟に向かいます。島はちいさいといえど、ちょっとあるので、タクシーで。またアメリカ映画に出てきそうなかわいい色のタクシーが来て、それに乗り、降ろされたのは何もない断崖絶壁。え?ここからどうするの?あ、小さく書かれた看板を見つけました。Grotta Azzura グロッタ アズッラ。青の洞窟。ここだ!。。。はいいけど、これ?この、断崖絶壁の上から海まであるこの階段を降りるの?エエーッ!!下を見てると吸い込まれそうな、クラクラしてくる感じの長ーい階段が続いてます。なんだか転がり落ちちゃいそう…きをつけて降りてくと、なんだか騒がしい、にぎやかな雰囲気が漂ってきました。

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