ウェブサイトの情報設計で、真っ先に思い浮かべるのはワイヤーフレームの作成だろう。「さぁ、情報設計を始めよう!」となったら多くの制作会社では、とりあえずワイヤーフレームを作成してクライアントに確認を求める。 しかしちょっと待ってほしい。この行為の意味は何だろうか? ワイヤーフレームは確かに重要だこのプロセスでは適当なレイアウトを定義し、飾りのない箱を配置していく。実に簡単ですぐにできる作業だ。 この単純な設計図をクライアントに見てもらいOKという返答が得られたなら、制作者に
私たちがサイトやサービスのUX改善のために現状分析を行う場合、まずは「数値化」されたデータに頼りたくなるだろう。 そこでマーケティングにしろ、ユーザビリティにしろ定量的な分析を重視するのが一般的だ。そしてこのようなデータを元に実際にマーケティングや経営を進めていくようなことをデータドリブンと呼ばれたりする。 このような分析は、客観的な数値で現状を示してくれるため、一見すると非常に頼りになるように思える。 しかし、私はUX評価において定量的な分析はあまり重視していない。という
もしあなたがビジネス的な成功をWebサイトに委ねるのならば、人間の感情を知り適切なアプローチをする必要がある。 一般的にUXデザインの主眼は、ユーザビリティ(機能性や使いやすさを追求すること)に対して向けられることが多い。 特にアプリやプロダクトにとって、サービスが利用されるか否かを左右するくらい重要なことは自明であるが、Webサイトにおいてはどうだろうか? Webサイトの用途は大きく分けて2つ単にWebサイトといっても、用途に応じて考える必要がある。 アプリなどのプロ
1,000以上のデザイナーポートフォリオのうち90%を不採用にしたという記事。 この記事にある「直線的なプロセス」とは、UXにおける大まかな設計プロセスのことで、例えば以下のような流れのことである。 リサーチ(KPI、課題、指標など) ユーザー(ペルソナ、シナリオ、テストなど) デザイン(ワイヤー、プロトタイプ、スタイルガイドなど) テスト(ユーザービリティ、レビューメトリクスなど) 構築(テスト、ローンチ) これは一般的なUX設計プロセスであり、設計者のほとん
例えば、勤め先のウェブサイト管理を任されたとしましょう。 時間と共にあなたには、日常のルーチン業務とは別の、もっと組織の売上に貢献するような仕事を期待され、マーケティングの文字が頭に浮かぶようになります。 アクセス数を5倍に!とか、コンバージョン率UP!とか勢いで言ってしまうかもしれないし、無茶振りされることもあるかもしれません。 「どうしたら効果をあげられるか」などとマーケティングについて書店やネットを徘徊していると、チョイチョイと遭遇したりしなかったりするのがこのUX