雑貨好きとミニマリストは両立できる？
雑貨屋めぐりが好きな私ですが
実は、家にある雑貨はごく限られたものだけ。
でも元々は、お店に行く度に何か買って
部屋がもので溢れていました。
「せっかく来たから何か一つ…」
「安いし買っちゃおう！」
「もう出会えないかもしれないし」
そんな気持ちで少しずつ増えていき
棚には色んな国の雑貨たちが並び
クローゼットに入らない服・ストール・帽子は
床に山積みになっていたり…。
実家の6畳の自分の部屋は
足の踏み場がなくなることもありました！
そんな私がミニマリストに憧れつつ
今の暮らしにたどり着いて、意識していることを書いてみます。
ワーホリで旅して気づいたこと
最初のきっかけはワーキングホリデー。
1年オーストラリアで生活すると決めたものの
何を持っていくか迷って
結局、特大のスーツケースとリュック
さらに、ボストンバック2つをパンパンにして
飛行機に乗りました。
服や本、CDやスキンケア用品、ホームステイ先へのお土産など
色々想定しすぎて、かなりの重さに💦
最初に住んだゴールドコーストは
4ヶ月で離れることを決めたのですが
帰国前に、もう一度戻ってくるという約束で
一番大きなスーツケースは
空の状態で、ルームシェアしていたお家で
預かってもらうことにしました。
その時点でだいぶ服や本を処分して
友人から譲り受けたバックパックと寝袋、
ボストンバック1つを持って出発！
その後は色んな都市を旅したのですが
移動の度に不要なものは捨てていって
日本に帰国する時には
最初に持ってきたスーツケースの
片側半分に収まるだけの荷物になっていました…笑
旅をする中で強く感じたのは
「生きていくために、本当に必要なモノは少ない」ということ。
常に所有しなくても、必要な時に買えばいいし
不要になって手放しても、思い出や写真は残る。
何より、身軽で荷物が少ないと
その時やりたいことに集中して
すぐに次の行動に移すことができる。
帰国して実家に戻ってきた時は
懐かしさとともに、物だらけの自分の部屋に息苦しさを感じました。
とはいえ、雑貨が好き・・・！
そんな息苦しさを感じながらも
やっぱり雑貨が好きで
さらに、エスニック雑貨屋でバイトを始めた私。
毎日入荷してくる雑貨の中で
お気に入りのものは、いち早く取り置いて
自分で買ったりしてました。
そして、まだ「ミニマリスト」という言葉も知られていなかった2008年頃
本屋でたまたま出会った松浦弥太郎さんの本で
改めて「私のしたい生き方はこれだ！」と感じました。
気持ちよく高いところまで歩いていきたいなら、身軽なほうがいい。
そこに行かなければ見られない景色をとっぷり堪能したいなら
大荷物など邪魔なだけではないか。
いるか・いらないか、微妙なものは断固として潔く手放す。
本当に大切なものだけを、厳選して持つ。
そしてかわいがる。
極力、無駄をそぎ落とす。
引越をきっかけに、どんどん物を減らす
それでも実家にいると
なかなか持っているものを手放せず…
そんな私の転機となったのが「引越」です！
岐阜の実家を出て、札幌で暮らすことになり
一旦最低限、必要なものだけを持って
生活をスタートしました。
最初はベッド・洗濯機・コンロ・電子レンジが付いている
小さな部屋を選んだので
必要なのは衣料品、少しの食器と調理器具ぐらい。
旅ではなく
仕事をしながらの生活だったとしても
これで全然やっていける！（むしろ、快適…）
ということは
実家にあるものって全部いらない…
そんな現実を突きつけられた私は
定期的に実家に帰って、どんどんモノを減らしていきました。
残すものは、実家では判断せず
札幌にいる時に、思い出してそばに置きたいと思ったものと
必要だと感じたものだけ。
それ以外はリサイクル回収に出したり
売ったり、人に譲ったり…
どうにもならないものは捨てていきました。
お気に入りのものだけで、身軽な暮らしをしよう！
それから数年経って
「ミニマリスト」という言葉が
流行語大賞にノミネートされるほど、社会現象に。
ミニマリストと言われてよくイメージする
究極に何もないシンプルな部屋への憧れもありながら
私自身はやっぱり、温かみを感じられる雑貨を暮らしに取り入れたい。
そんな私が生活に新しいものを取り入れる時
気をつけていることは…
1.どんな小さなものも、お気に入りだけを選ぶ
たとえ100円だったとしても、妥協せず自分の暮らしに馴染むか、
手元に置いておきたいか考えます。
部屋に置いた時、使っている時に
眺めているだけで嬉しくなるものが理想！！
2.選ぶ過程も楽しむ
誰かがオススメしていたから
流行ってるから、安かったから…ではなく
自分自身の感覚で選ぶこと。
そして、それを探しながら
それが作られたストーリーを知ったり
自分の好きなものを確認する。
その過程自体を楽しめたら、最高だなーと思います＾＾
3.「非日常」は旅やお店で体験
私が雑貨を好きになったきっかけでもある
エスニック雑貨屋の店内は、色んな国の雑貨であふれていて
そのゴチャゴチャ感がワクワクを呼びます！
最初はその空気感を自分の部屋にも持ち込んでいましたが
日常を過ごす家では「心地よさ」を優先しています。
「非日常」こそがワクワクのもとになっていて
日常の刺激になることを意識しながら
旅や雑貨屋めぐりを楽しんでいます！
こんな3つのポイントを意識して
★雑貨が好き！
★ミニマルに生きたい、暮らしたい！
という両方の気持ちを大切にしながら
暮らすようにしています。
そして、あらゆることが過剰な現代、
ものだけでなく、情報や人間関係、考え方さえもミニマルにしていくことで
自分の心の声を聴いて
自分軸で生きていきたいなと思います！