見出し画像

田舎の生活。

年明け、実家に帰省しました。
私の田舎は文字通り「田舎」です。
本屋さんもありません。
文房具屋もありません。
画材屋さんなど望むべくもない。
子どもの頃は、学校のそばに文房具屋がありましたが
いつの間にかなくなりました。
今の子ども達は、どうやって文房具を調達してるのだろう??不思議。

実家に滞在中、私は完全にネットから離れた生活になります。
なにしろガラケー隊員ですから。
ノートパソコンは重いし
そもそも実家はネット環境でないし
ま、べつに4〜5日ぐらいネットと繋がらなくても困らんわ……と
デジタルデトックスをしています。


田舎での一日はこんな感じです。
朝起きて、顔を洗って身支度をすませたら
外に出て雨戸を開けていきます。

朝のルーティン

私はこの、朝、雨戸を開ける……というルーティンが
なんとなく好きです。
今日一日が始まる……という感じがするからです。
田舎の冬は寒いですが
朝のピリッと冷えた空気の中で雨戸を開けるのも好きです。


朝の珈琲

それからお湯を沸かして珈琲を淹れます。
淹れるといっても
あの、カップに乗せてお湯を注ぐだけの簡単ドリップのもの。
ラジオを聴きながら珈琲を飲んで
「今日は何をするかなぁ……天気もいいし庭で剪定でもするかな」
とか、そんなことを考えます。


庭仕事

庭仕事をするときは、ラジオも聴かず
静かな外の世界で黙々と剪定や草むしりをします。
聞こえるのは枯れた枝や草の乾いた音ぐらい。
何も考えず、目の前の作業を淡々とこなしていくのは
案外気持ちの良いものです。
たまに、折った枝の空洞から白い何かの幼虫がくねくね出てきて
ギョッとします。
と、こんな風に文字で書くと楽しそうですが
まさかまさか!まぁまぁの重労働。
それが証拠に、寒い冬でも汗だくになって流れた汗が目に入ります。


買い物へ

お昼前にスーパーへ買い物に行きます。
スーパーは遠いです。
自転車で20分ぐらいかかります。
近所にドラッグストアがあって、ちょっとした食べ物は手に入りますが
ホラ、色々頑張ってるからお寿司を……それも魚売り場の高いのを……とか思って
自転車を走らせます。
ついでに、父が生前よく通っていた喫茶店に立ち寄って
珈琲を飲みながらオーナーとおしゃべりしたりもします。


午後の休憩

実家は掘り炬燵です。
寝っ転がって天井を見ながらぼーっとするのが好きです。
最近、遠い東京の放送局「ラジオ日本」が実家で受信できることに気づきました。
ラジオ日本といえば
タブレット純の『音楽の黄金時代』。
大阪で聴いているラジオ関西では編成のため?前半1時間しか聴けないのに
まさかの!実家で!ラジオ日本が聴ける!
ということは
番組2時間まるまるラジオで(←ココ重要)聴ける!!
と喜んだのも束の間。
時間帯のせいでしょうか?
ほかの番組はクリアに聴けるのに、『音楽の黄金時代』は少し雑音が邪魔して
聴き取りにくいのです……あーザンネン。


掃除と片付け

畳の間は掃除機で掃除。
廊下は濡らしたモップで拭いていきます。
拭き掃除に使う水も
なんなら朝、顔を洗う水も前夜のお風呂の残り湯です。
水の節約もありますが
冬は水道の水がものすごく冷たいので
なんとなく残り湯の方が冷たくない気がするのです。


就寝

いつものように『ラジオ深夜便』を子守唄がわりにして就寝します。
田舎の一軒家はそりゃもう寒い寒い。
とはいえ
私は就寝中に暖房で部屋を暖めるのが好きではないから
明け方は、あまりの冷気におでこがきゅーっと締め付けられます。
ですので
頭の上まですっぽり毛布にうずめて寝ます。

そんな田舎の一日です。