見出し画像

『黒田泰蔵の白磁』展へ(ギャラリー京都寺町菜の花)

先週末、ギャラリー京都寺町菜の花へ『黒田泰蔵の白磁』展を観に行きました。


黒田泰蔵さんの白磁。
良いですよね。
好きなんです。

真っ白で
形がシンプルで
シンプルでありながらも
独特なフォルムもあって
その不思議な存在感と静謐な雰囲気が好きです。
白の単色で
いろんな装飾もないから
並べるとそれぞれのフォルムが際立って見えるところも
好きなところです。


去年、初めてこちらのギャラリーを訪れた際に
DMを送ってもらうようにしました。

こんな贅沢なDMが届きました。


DMを開くとこんな感じ。



ギャラリー【京都寺町菜の花】は
古い町屋をリノベーションされたらしく
真っ白な外壁と瓦屋根が印象的な建物です。
入り口には大きな暖簾。
傍に小さなショーウインドウがあって作品が展示されています。
ちょっと厚みのある引き戸をガラガラと開けて中に入ります。

トコトコトコトコトコトコ


ギャラリーのスペースはそれほど広くないです。
スタッフの女性が2名。
真っ白な壁のところどころが四角い窪みになっていて
それと、木のテーブルや棚に白磁が展示されていました。


展示の作品一つ一つには
これはオーナーのセンスなのかなぁ?
それとも、白磁の持つ雰囲気を壊さないためなのか。
幅3センチ程の小さな小さな白い紙のクレジットが添えられていて
その小さな小さな紙に
細く黒いペンで「平皿」とか「台」などの文字が手書きで書かれていました。
パソコンのフォントではなく
黒い手書きのさりげない文字。

そして、そのさりげない文字の下に
またさりげなく手書きで金額も書かれていました。


ほんとにさりげなく
細い小さな文字で
0がいっぱい並んでいました。
そりゃそうですよね(笑)

ギャラリーのインスタグラムによると
泰蔵さんの白磁を購入すると、こんな風↓に桐の箱に入れて頂けるようです。


今回の展覧会では
茶碗や花入などの小さな器を見ることができました。
私個人的には
何年か前に観た東洋陶磁美術館での黒田泰蔵さんの展覧会の
広い空間に大きな作品を並べた方が
フォルムの面白さがより楽しめて好きかなぁ……と
ほんの少しだけ思いました。