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オランダの学校がゆるくてちょうどよい(オランダ移住2ヶ月記念!)
オランダに移住して2ヶ月が経ちました!1ヶ月経過時の振り返りはこちらの記事へ。
通う小学校が決まりました!
この1ヶ月間のハイライトといえば、やはり子どもたちの学校が決まったこと!私たちがオランダに到着した7/23から9月頭はまだオランダの小学校の夏休み期間で、到着してすぐに学校に入学とはならなかったのですが。住民登録などのステップを順調に進め、オランダの公立小学校に入学しました!
さてうちの子たちは、オランダ語が話せません。通常オランダ語が話せない移民の子たちは、オランダではtaalschool(タールスクール:語学学校)のプログラムを受けてから普通の学校で現地の生徒と同じように学ぶことになるようなのですが、我が子たちは地域のtaalschoolのクラスに空きがないということで、いきなり普通のクラスにバシッと入っております。2025年1月には空きが出るとのことで、1月からは午前中がtaalschoolのプログラム、午後からが他の子たちと一緒に勉強、という形になるそうです。
今通っている小学校で、長女(日本の小5)はGrade7・次女(日本の小2)はGrade4に編入。どちらの学年も、月火木については8:30-14:30、水金に至っては8:30-12:30で学校が終了します。親の感覚からすると、驚くほどあっという間に帰ってきますが(笑)言葉が通じない環境に放り込まれてストレスもかかっているだろう彼女たちにとっては、このぐらいが今はちょうどよい感じがします。
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オランダの公立小学校が、全体的に「ゆるい」
総じて学校は楽しいようです!というか、言葉もわからないし大変ではあると思いますが、これなら通ってもいい、という感じなんじゃないかな。嫌なこと、自分たちの考え方を否定されることがとても少ない状態なんじゃないかと思います。どんな場面でも、「あなたはどうしたい?」と聞いてもらえるし、できることでクラスに参加するように促してもらえているように感じています。私はもちろん学校で行われていることのすべてがわかっているわけではないのですが、「子どもたちが学校を嫌がっていない」というのが何よりの証拠と言いますか。我が子たち、特に長女は日本の学校に行きたがらない時期があったので、学校が嫌だとどんな顔をするのか私はよく知っています。長女が日本の学校でどんな感じだったかはこちらの記事に書いています。
子どもたちが、言葉も通じないのに「この学校なら通ってもいい」と思えているのは、まず時間が短いということもありますし、ほぼ宿題がなかったり、1日の中でご飯タイムが2回あったり、きまりが少なかったり?日本と比べると全体的に「ゆるい」雰囲気も理由の一つだと思います。
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本当に全体的にゆるいな〜と感じることが多いです。まず入学の仕方もゆるかったです。最初に学校見学に行ったときに子どもたちの生年月日を聞かれて、「そうね、長女さんはGrade7かしらね。まぁでも慣れたらGrade8でもいいかもね」と言われまして、学年の縛りがゆるいなぁと思いました。
そして、登校時の持ち物についてはお弁当と飲み物だけ。文房具もノートもすべて学校から提供されます。「お気に入りの文房具があれば持ってきてもいいですよ」とか言われていました。入学にあたり算数セットの中のおはじきの1つひとつに名前をつけるというような伝統行事はオランダにはなかった。(安堵)というか、そもそも記名してと一切言われていません。
日本の小学校だと、「筆箱は派手なものを避けましょう」と言われていましたが、そういうのも一切ありません。登校時の洋服も、体育の日は動きやすいものを、ということぐらいしか言われていなくて、スパイダーマンやプリンセスのような仮装レベルの格好の子どもたちが日常的によくいます。好きな服を着てきているんだなぁと思います。
長女の学校生活
オランダ移住1ヶ月目にして両耳にピアスを開けた長女は、日本の学校で「なんでこれダメなの?」と思うことが多かったんだと思う。オランダの学校は、ダメと言われることが極限に少ないので、気楽に過ごしている感じがします。宿題がなさすぎるので、親としては11歳の学力がやや心配になったりもするんですが、ひとまず今はこれでよい・これがよい!と思っています。オランダ語ができないなりに友達ともなんとかコミュニケーションしていて、あと長女は語学を吸収するのが得意なタイプなので、早速日々の生活から言語を学び取っているのがわかります。また、物怖じしない派なので、先生とは英語を使って積極的におしゃべりをしているらしい。(英語もまだまだ伸びしろしかない状態)
次女の学校生活
天真爛漫な次女は、日本の学校で、賢くて気の利く女子たちとのコミュニケーションに悩んでいたことがありました。次女からすると一緒に遊びたくて声をかけているだけなのだけど、その女子たちからすると、今は別のことをしているんだから声をかけて来ないでようるさい!みたいな感じで、「先生に言うよ!」と言われて、嫌な思いをしたことが何度かあったり。ありがたいことに日本の担任の先生はそういう状況をよくわかってくださっていたのでサポートしてくれて、私としても、そういう女子たちとのコミュニケーションの仕方を学んでいる時期なんだなと見守っていました。次女の天真爛漫さはオランダの学校では良い方向に働いているようで、オランダ語も英語もほぼゼロにも関わらず、クラスのお友達とキャッキャと遊んでいるところをよく見かけます。お互い共通の言語がないのに、どうやってコミュニケーションしているのか本当によくわかりません。超音波なのかテレパシーなのか何なのか、と思って見ています。笑 現時点で次女については、とにかく自分らしく、楽しい時間をたくさん過ごしてほしい!
ルールが少ないオランダの学校
今思えば、日本の小学校って「これはダメです」という小さなルールが無限にあって、私はそれが窮屈というか、怖かったんだと気付きました。私は何が世の中の普通なのか、自信がないことが多かったので。「え、これ普通?みんなと一緒??」って子どもたちの小学校生活を支える中でいつも不安でした。自分のことならなんとでもなるけれど、親のせいで子どもたちが普通じゃない行いをして友達や先生たちに変な目で見られたらいたたまれないと思ったりしていました。
オランダの学校ではそれがない。仮になにか間違えていても、次回修正すればいいよね、という感じ。例えばオランダの学校は毎日お弁当なんですが、「お弁当を忘れてしまった子のためにパンとフルーツは常備してあるから心配しないでください」と言われていて、仮に忘れてもなんとかなりそうな感じでいっぱいです。日本の学校でお弁当を忘れたら、筆記用具を忘れたら、紅白帽を忘れたら・・・結構大変なことだったような気がしていて、そうならないために親も気を張っていました。私はそんなオランダの学校のゆるさに触れて、過ごしやすいと感じている最近です。
考えて行動するパワーが湧いてくる日々
「ゆるい」 という言葉が適切かはわかりませんが、私たち家族にとっては少なくとも「過ごしやすい」と感じられているオランダでの学校生活。色々縛りがないからこそ、自分たちがどういう人生にしていきたいのかしっかり考えて行動する必要があると感じています。日本の学校ほど勉強していないのは事実としてありますし、ぼーっとしていたらオランダ語も英語も中途半端に終わる可能性があります。放課後の膨大な時間は、無駄に過ごしてしまうのはもったいない。でも、心が安定しやすい学校生活のベースがあるからこそ、しっかり考えて行動したい!と思えるパワーが湧いてくる毎日が今ここにある、とも感じています。これがオランダ生活2ヶ月目の感想です。また少し時間が経ってきたら感じ方も変わってくるかもしれません!
こちら、登校時に毎日見ている朝の風景です。絵画みたい!美しい!地元八戸にも美しい風景がいっぱいあったけれど。今はこのオランダの美しさを堪能しよう。子どもたちに色々な美しいものを見て、知ってほしいな。
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3ヶ月目もオランダ移住生活楽しんでいきます!そして日本の会社経営もリモートで順調に頑張ってます^^ぜひWebサイトをご覧ください〜