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一時帰国とオランダのホリデーシーズン到来(移住5ヶ月記念)

メリークリスマース!オランダ移住して5ヶ月が経過して、6ヶ月目に入りました。5ヶ月目はなんと言っても日本への一時帰国(仕事のため私だけ)があったので、動きが大きい1ヶ月になりました!

久々に日本に帰って、色々感じたこともあったので、写真でこの1ヶ月を振り返りつつ共有してみたいと思います。

11月24日〜12月8日、久々の日本

私は今オランダに住みながらも、日本の法人(株式会社リモットさん)の経営をするのが仕事の中心なので、どうしても日本の現地で参加したい・しなければという業務があって、私だけ帰国することにしました。

その間、オランダ語も英語も話せない&普段さほど家事もしない夫に子ども2人のすべてを託して行くのは若干不安ではあったのですが、日本にいるときも私が国内外の出張に行くときは夫が1人で見ていたのでなんとかなるだろうと思い家を出ました。結果として、何とかなった上に子どもたちと夫の(!)成長が感じられて、出張を決断してよかったと思いました!(その話はまた今度じっくり。)

最初の1週間、まずは東京で弊社社員やスタッフと合流し、顧客訪問をしたり、普段お世話になっている都内の取引先を1人で訪問したり、ということをしました。

弊社リモットさんたち

ギラギラした東京の巨大ビルは、何度見ても慣れません。(生粋の田舎者)でもそんな青森県民であり、今はオランダに住んでいるという不思議な状況の私が代表をしている弊社と取引を続けてくださっている都内企業さんがたくさんいてくれることに改めて感謝でいっぱいです。

それから後半は地元青森県八戸市へ。

ただいま!実家のキキ(黒)&ボタン(グレーと白)
八戸近辺のスタッフと新幹線で青森市に移動


青森県内スタッフランチ会(来れなかったみんなへ、今回は急でごめんなさいー!)
ランチ会も参加、弊社のマスコット「リモコ」

そして、今回の帰国の最大の理由だった「八戸ディスカバリーガイド養成講座」(三八県民局の事業で弊社が運営を担当している、インバウンド観光客に向けたガイド養成)に参加!これまで講座当日の運営は八戸のスタッフにお任せしていたけれど、やっぱり現場で参加するのとしないのとじゃ大違い。今後弊社でもこの領域の事業に携わっていきたい思いもあるので、その展望をリアルに考えることができる非常に良い機会となりました!講師や関係者だけでなく参加者さんたちの熱量もとても高くて感動!

八戸市中心街の狸小路らへん。
八戸ディスカバリーガイド(HDG)養成講座参加者のみなさんと!マチニワにて。

そしてスーツケースいっぱいに日本のだしやお菓子やスープなどを詰め込んでオランダにもどってきました!

大きなスーツケース2つがパンパン。当分は日本食を自炊するとき困らない!嬉しい!

日本での気付き

①コンビニで買いたいものがわからなくなっていた

日本に住んでいるときは結構な頻度で行っていたような気がするコンビニ。子どもたちの友達が遊びに来そうだけどおやつがない!とか、忙しい土日のお昼ごはんとか、コーヒーとか。ほぼ毎日のように行っていたような気がしますが。今回一時帰国してコンビニに行っても、なぜだか欲しいと思えるものがなかった。「久々のコンビニのおにぎりだ〜!」みたいに感動するんじゃないか、って思っていたのですが、私の場合はそうではなく。オランダに来て毎日自炊をして、買い食いをするという文化がすっかりなくなってしまったせいかなと思っているのですが、どの食べ物にも飲み物にもいまいち惹かれず、オランダで食べるのが習慣になっているフルーツを求めて写真のようなフルーツミックスを買ってみたり。生まれてはじめてこの商品を買いました。
結局迷いに迷って、豆腐・もずく・納豆を買ってホテルの冷蔵庫に入れて毎日食べました。コンビニのおにぎりを買ったのはこの日限りでした。あ、辛いものが好きなので七味唐辛子も買いました。

日本について初日にコンビニで買ったものたち。

これだけ買って1200円ぐらいだったんですが、ユーロに換算すると7€で。安さに興奮して「これだけ買っても7€!」って夫に連絡しました。日々のオランダの物価の高さに、慣れてしまっている一方でやっぱりときどきドキドキします・・・!そして久々の豆腐と納豆はおいしかった!

②家族がいないとつまらない!

日本で生活しているとき、私は単身出張が大好きでした!月に1,2回は泊りで出張がありました。「仕事だから」というそれっぽい理由で1人時間を謳歌できたので楽しくて。作業も捗りますし家事もしなくていいので出張に行くとむしろ元気になる、って感じで生活していました。

それが、超びっくりなんですが、今回の単身一時帰国中には、「家族がいないとつまらないな」という感覚に何度もなりました。行きも帰りもトランジットのため中国の空港で長い時間待っていたんですが、子どもたちがいたらもっと楽しいのにな〜って何度も思いました。飛行機の座席の頭の上にある棚(あれ日本語の名称ありますかね??overhead bin)に荷物を入れるときには、いつもなら夫がさっさと入れてくれるのになーー座席の上に立たないと届かないから大変だなぁと思ったり。久々の納豆おいしい!っていうのも1人だと喜びきれない感覚になりました。

「オランダに移住する」というのは私の一存で決めたことでした。結果的に夫も子どもたちもとても楽しみにしてくれて、そして移住してからも私以上に楽しくオランダ生活を送っているようには見えるんですが、移住前に「色々大変なことはあるかもしれないけれど家族が仲良く過ごせればたぶん大体大丈夫!」と考え、現状の環境でできるかぎり家族のことを第一に考えて日々の生活を組み立てると決めていました。タナカ家の経済を支えている私は、まず家族が衣食住に困らないようにと仕事に邁進して生きているというのは今も変わらないんですが、家族でオランダ移住するというチャレンジをしたことによって、自分の中のパラダイムが変わった感じがします。家族の優先度が上がったというか。何か課題に直面したときにも、その課題を1人で解決しようとするというよりは家族でクリアするイメージに変わりました。日々仕事・家事・育児に追われて、「1人になりたい」といつも思っていたあの頃の私はどこへ・・・?オランダに移住したこと、子どもたちも11歳&7歳と育ってきたこと、夫も家事をするようになったことなど、色々な要素はあるような気もしますが、日本に行ってこの自分の感覚に驚きました。

③便利だけど惹かれない&不便さにちょっとワクワクした

時間通りに来る電車も、どの看板でも読める環境も(日本語だからね)、普通のレストランが普通に美味しくてリーズナブル価格なことも、すごくいいよね、素敵だし私にとって便利なはず。だけどあんまり感動しなかったというか、楽しく感じませんでした。

地元八戸に滞在していたある日、外が大雪だったんですが、私は今車を持っていないので(別の場所に保管している)基本歩くしかなくて、訪問したお客様のお店から中心街まで30分ぐらい歩きました。車社会の冬の歩道は全然歩く人に優しくなくて、水気の多い雪の上をバシャバシャ歩かなければなりませんでした。・・・でもなんだかそれが楽しくて!!どう考えても不便な状況だったのに。オランダ移住生活においては一歩家の外に出ると絶妙に不便なことがたくさんあって、それを今の日常としているので、不便を楽しみたいマインドが育ってしまっていることに気づきました!便利にこしたことはないのに、変ですよね。でも、しばらくオランダで生きるんだ!って決めたからこそ、ちょっとした不便を楽しむぐらいの気持ちがないと病みそうだから、生存戦略としてこんな感覚になったのかもな、などと思いました。

★まとめ:家族で暮らしているオランダが、今の私の「日常」

今回の出張中、特に東京で過ごしている間については、「オランダに帰りたい」とまで思った瞬間があり自分でもビックリしました。八戸は実家があるし地元だしホーム感はあるのですが、やっぱり東京は、働く場所ではあるし大好きな人たちもたくさんいるものの、非日常に近いというか。心理的な距離感で言うと、今は東京よりZwolle(オランダで今住んでいる場所)の方が近い感覚もあります。

オランダ人になりたいわけじゃないけれど、ちゃんとオランダに暮らす人になろうと思っています。何者でもない私たち家族を受け入れてくれているオランダに感謝が大きくあるのと、大学時代にアメリカに留学していたときに日本のことばかり考えて学びきれなかった反省もあるので、そうしたいなと。日本人であるアイデンティティが消えることはないけれど、日本人としてちゃんとオランダになじんで暮らして、たくさん吸収したいです。子どもたちの教育のことを考えて移住したところが大きいですが自分も成長したいと思っていますし、日本国内のことだけを見て暮らしていくことには危機感もあります。現状では勉強不足なところばかりの私ですが、こうして日本人としてしっかりオランダで暮らして、学んだことはシェアしていきたいです!

そしてオランダにHoliday Season到来

日本からオランダに戻ったら、すっかりHoliday Seasonな雰囲気に変わっていました。子どもたちはサンタクロースじゃなくシンタクラースの文化にはじめて触れて、驚くことも多かったようです。

Zwolleの街のイルミネーションもとっても素敵!

年越しはオランダ国内でするつもりです。年末年始も楽しんでいきたいと思います^^

【過去記事】

日本国内法人のリモットさん®来年もがんばりまーす!


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