オランダ移住、最初の難関「家探し」体験記
オランダに移住した日本人の知り合いはみんな言います、オランダ移住の最初の関門は「家探し」だと。オランダはとにかく家不足。オランダの人口は増加しており、特に国際移民や留学生が多くなっているらしい。それから、住宅建設プロジェクトの遅れが色々と発生していたり、大規模投資家の活動が賃料の高騰に影響を与えていたり、Airbnbのような短期賃貸が増えたり、そんな様々な理由が絡み合って、とにかく家不足だそうです。
我が家はエージェントさんにVISAと家探しなどなど手続き系をお願いしているので、なんとかなるかなーーと思っていたものの、そして結果なんとかなったものの、それでもだいぶごちゃごちゃしましたよ〜生きた心地がしませんでした(涙)我が家のオランダ家探し体験談をここに記しておこうと思います・・・
2024年6月3日、「家はいつ頃決まりますか?」
当初日本出国は2024年7月7日を予定していました。VISAの関係書類などは進めていたものの、なかなか家の話にならなかったので、エージェントの方にこちらから聞いてみたのが6/3。「7/8に現地着とのことなので来週から探します」とのお返事。そうか、1か月前ぐらいから探すのか、と認識。
2024年6月4日、1個目の物件を紹介していただく
ハーネンベルグランデンというところに良さそうな家があるとのことでご連絡いただきました。想像していたよりずっと広いしきれい。こんなにきれいじゃなくてもいいけどな・・とか色々思い、「他に候補を見られますか?比べ方などがわかりません」とお返事。エージェントの方からは、すぐ返事をくれないと物件が流れてしまう・比べるとかはできない(物件が少ないから)と言われました。
⇨ここはご紹介から24時間ぐらいですぐ埋まってしまいました。結局内見すらできず。
2024年6月11日 必要書類の準備、2件目・3件目の物件の紹介をいただく
銀行の残高証明をユーロで、英語で出すように言われました。みずほ銀行でそれができることがわかり、取得することに。ゆうちょ銀行や青森銀行やネット銀行は、「ユーロで、英語で」残高証明を出すということができないと知りました。
それから大家さんに見せる用の自己紹介などを用意しました。
また、Hoofddoorpの物件を紹介してもらいました。3ベッドルームの、希望よりも広い部屋。ちょっと家賃が高いな、、、と思いつつ。
次にMaastrichtの物件も紹介いただく。「マーストリヒト」は聞いたことがあったけれど場所がよくわからなかったので調べてみたところ、ほぼベルギーとの国境あたりにあり、ドイツにも近く、素敵な場所!と思いました。
予算を減らしたら見つからない、これまで100件以上コンタクトして、ここ以外は内見すらできない、との説明を受けたので、「マーストリヒトの物件で進めてほしい」と伝えました。
2024年6月12日 0:20(深夜)英語で書類を書いて提出
マーストリヒトの物件の契約書を英語で書いて、すぐにPDFにして送付。
2024年6月13日 23:15 契約書類+必要書類などなどをメールで送付
マーストリヒトの物件の契約書+3ヶ月分に給与明細などなど必要書類を添付してメール送付。
契約書や給与明細まで送っているので、マーストリヒトでほぼ決まりかなと思いつつ不安もありつつ過ごす・・・
2024年6月14日 20:30 マーストリヒトの物件落ちた・・・
他にもマーストリヒトの物件に住みたい候補者が複数いて、そちらの方に決まったとのメールが届く。わお。落ちた。なんというか、ちょっと焦り始めた。
2024年6月17日 オランダの収入がないと内見までいけない。Zwolleの物件紹介される
エージェントの方から、オランダの収入がないので内見まで行けない、という内容を共有される。どうしようもないではないか、日本の収入だけでオランダ行こうとしていて、私の日本人の知人たちもそうしている方が多くて、今からオランダでの収入を作ろうなんて無理だ、どうしろと!?(涙)と一瞬荒ぶりました。
ただ、Zwolle(ズウォレ)の物件ならいけそうとのお話もいただきました。早く家を決めたい気持ちで焦ってはいましたが、おすすめしていただく家の家賃がどんどん上がっていることが気になり、さらに、この家だと渡航が予定より2週間遅れるということもあり(まだ前の住人が使っているから)ちょっと躊躇しました。日本の小学校にも辞める日を伝達済みだし、八戸の家も6月末で解約しているし、、、なんか上手くいかないな、、、自分でも探してみようと決意。
2024年6月17日-6月18日 オランダ語の不動産サイトで検索&応募しまくる
オランダ語の不動産サイト(主にこちらのサイト)を検索しまくり、42物件に応募。
https://www.funda.nl/
収入証明出せます等、色々と学んだことを生かした内容で英語で書き、応募。途中、エージェントの方に、「こういう安い物件も出てるのですが、これらは何か不都合な部分がありますか?」と質問したりして、物件探しのコツを掴もうと必死に動きました。
⇨42件中、返信が来たのが約20件、ほとんどがお断り&営業(もう埋まりました、次何かあれば連絡します)メール。そして、ほとんどのメールがオランダ語で返信されるので、ここからはオランダ語でやりとりすると決意。
5件ほどは、書類選考に促され、オランダ語のドキュメントに必死でオランダ語で記入。(ありがとう生成AI)めちゃくちゃオランダ語を書きました。この調子で書きまくっていればそのうちオランダ語ができるようになるのではないか、と錯覚し始めました。でもなかなか、選考の次のステップ(内見)に進みません・・・。
自分で探すのはすごく骨の折れる作業で。もう、Zwolleの物件で決めてもいいとどこかで腹を括りました。ただ、もし可能性があるならもう少し安い物件で、渡航日をずらさずにいけないか・・という望みをかけて、物件探しを続けました。
2024年6月19日 ロッテルダムの物件の内見にこぎつけた!でも・・・
家賃も手頃でいい感じのロッテルダムの物件の書類をオランダ語で提出したところ、内見日時を指定された!嬉しかった!!!!!
その不動産に、オンライン内見はできるかと聞いたら、できない・代理の人に見てもらうことはできないか?と言われました・・・
エージェントの方に聞いてみたところ、日程が合わないと言われました。それと、ロッテルダムやアムステルダムなど都会だと、子どもたちが学校に入れない可能性があると言われました。都会に住むことを選んだある人は子どもたちが8ヶ月間学校に入れず待たされたと・・・。それは一番困る、という思いから、ロッテルダムの物件は断念。Zwolleに決めることにしました。
Zwolleという街に住むことになりました!
ということで、ごっちゃごちゃした家探しをなんとか完了いたしまして・・・私たちはZwolle(ズウォレ/ズヴォレ)という街に住むことになりました。中規模の都市みたいで、田舎すぎず、アムステルダムまで電車で1時間半ぐらいのいい感じの都市です!まだあんまり調べてないのだけど、楽しみ!楽しみ〜〜!
まとめ
オランダの家探しは、前評判通り大変でした・・・!でももう決まった!腹を括ってZwolleでの新生活を楽しめるように仕事や準備を引き続き頑張っていきます!!!
渡航日を2週間後ろにずらしたことにより、航空券代金も15万円ぐらい追加になったのはちょっとショックだったけど。なぜなら、渡航日を決めて教えてください、それに合わせて家を探しますという話だったためずいぶん前から航空券を取っていたので。ずれることがあるんだな、と。まぁ、こういうこともあろうかと、日時変更できるプランで航空券取得はしていたものの、ハイシーズンの航空券は高いという事実には抗えないですね。
またレポートしまーす!