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コミュニティ学科第1回6/12(土)講義レポート

ミカタバ大学広報担当の長です。
今回は現在開講中のコミュニティ学科初回講義の様子をお届けします。
受講したかったけど出来なかった方や大人の方もぜひご覧ください!

コミュニティ学科とは

最近よく聞く「コミュニティ」何のことかわからない方も多いのではないでしょうか。このコミュニティ学科ではその名の通り、そもそもコミュニティって?という問いから、コミュニティに教育や場作りといった文脈で関わる講師から見た仕事としてのコミュニティづくり、社会生活への活かし方などを学べる授業を展開します。将来教育などに関わりたい、居場所づくりやコミュニティに興味がある、また講師の経歴に興味を持った学生の皆さんが受講中です。
コミュニティづくりを外の視点から学びつつ、”自分だったらどんなコミュニティにいたいだろうか”という当事者視点も持って受講していただけるように全4回の講義を通してコミュニティや組織づくりについての考えを深めています。

コミュニティ学科講師プロフィール

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SAPPORO Incubation Hub DRIVE Community Manager
高輪 健人
1993年北海道札幌市出身、アイルランド共和国 国立トリニティ カレッジ ダブリン大学卒業後、(株)大塚商会 マーケティング本部、WeWork Japan ブランドマーケティング、Fun Group Inc. 海外事業開発を経て、2021年3月、北海道にUターン。現在はSAPPORO Incubation Hub DRIVE にて Community Manager をしながら行政や民間と場づくりや教育の文脈でプロジェクトベースで関わる。

第1回の講義が開講!

初回ということでコミュニティの基礎的な知識と自分が幅広いコミュニティの中のどこに属しているか知ることを目指し、そもそもコミュニティとは何か、コミュニティにはどんな種類があるのかなどコミュニティという言葉の意味を理解し、今一度コミュニティについて広く考える講義でした。

まずはアイスブレイク

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講師も受講生同士もはじめましての方がたくさん!
最初はZoomのリアクション機能を使って、クスッと笑えるような時間に。
場も和んだところで本題の講義に入っていきます。

そもそもコミュニティとは

コミュニティの語源は"Communitas"
この言葉は「co=相互の、共同の、共通の」「munus=贈物、成果、好意」に分解出来て、要約すると”co,munus=お互いに、与え合う”になります。
ここでは日本や海外で文化などの違いはあれど、自分から飛び込んだ繋がりでも、環境によって与えられた繋がりでも、「お互いに与え合う」意識を持った人同士の関係性がコミュニティの核と言えるのではないかというお話でした。

コミュニティの種類

皆さんはコミュニティにどんな種類があると思いますか?
という高輪さんからの問いかけで始まったコミュニティの種類について。
地域コミュニティ、学校の友達、家族、コワーキングコミュニティ、テーマコミュニティ、、自発的なコミュニティと義務的なコミュニティもあるような、、
などたくさんの意見が受講生から寄せられました!

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コミュニティには大きく分けてファンクラブ型、サロン型、ホラクラシー型の3つがあるそうですが、それぞれどのようなコミュニティのことを指すのでしょう。

皆さんも一度は聞いたことのある”ファンクラブ”型のコミュニティ。
これはコミュニティの運営者に対する圧倒的な憧れで成り立っているコミュニティでいわゆる音楽アーティストのファンクラブがこれにあたります。

次にサロン型は運営者が課題を投げ入れて、課題をメンバーが協力し合い運営を支えるコミュニティです。想像しやすいものだとキングコング西野さんの”西野サロン”がそうですね!

そして珍しいのがホラクラシー型。あまり馴染みのない言葉ですよね。
ホラクラシー型は運営がコミュニティをコントロールしているのではなく、メンバーが自発的に様々な動きを興すコミュニティのことを指します。
具体例ではWikipediaが紹介されていました。

”コミュニティが効果的に機能する”とは

コミュニティによく似たもので”チーム”があります。
代表例としては学校の部活などが挙げられて、人が集まり何かをするという意味では似ているように思いますがいくつか決定的な違いがあるようです。

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チームはミッション(目標やゴール)のために集まり、大概役割が割り振られていて、いつか来る終わりや解散を前提に存在していることが多い。
それに対してコミュニティの形成はビジョン(価値観・理念・思い)に共感して人が集まるので拘束性や終わりがなく、結果だけではなくその場の安心や安全が価値になるそうです。

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これはコミュニティの特徴として挙げられる4項目。
コミュニティには目標やゴールがない分、その場で起きたことや偶然の重なりで生まれたものが結果的に価値になっていくので、とても偶然性に依存している繋がりのようです。
また固定的なメンバーがおらず、明確なリーダーがいないためにいろんな人や価値観に触れることが出来ますが、それと同時に自主的に動くことが期待されてきます。その中で多様な役割をそれぞれが見つけていくのですが、チームのように絶対的な拘束性や義務があるわけではないので、もちろん参加しないことも許されます。
またひと繋ぎでどんどんと規模が広がっていくのでいわゆるネットワーク効果でコミュニティの枠は広く成長していくそうです。

まとめ

1時間にわたりお送りした第1回の講義は広くコミュニティの基礎について学びましたが大事なことはこの4つ。

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じゃあコミュニティを実際に運営するって何をするの?心理的安全性って具体的に何のことを指すの?についてはもう少し先のお話...

次回の講義について

第2回 6/29(火)コミュニティマネージャーのシゴト
基礎知識を身につけた第2回ではコワーキングスペースやメーカーで新しい職種として注目されるコミュニティマネージャーがどのような目的で必要とされているのかについて、この職種が生まれた成り立ちから具体的な業務内容まで紐解いていきます。受講生の皆さんはこの講義を通して自分の身の周りにいるコミュニティーマネージャー的存在を分析出来るといいですね!

講義キーワード
・コミュニティマネージャーって何?
・実際どんなことをしているの?
・コミュニティマネージャーの能力は何で測るの?

受講生の皆さんにはゼミ室やメールでご案内の連絡をしますので、ご確認ください!

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