アンサングシンデレラ×獣医師=???
みんなのミカタ。第7投稿目です✨ いぇい!
さて、先週から3ヶ月遅れで、『アンサングシンデレラ』ドラマが始まりました~~❤
私は石原さとみさんの大ファンで!理想の人も、なりたい女性像も、尊敬する人も、石原さとみさんです!!そのくらい好きです!笑
獣医師ってスクラブ着るんだよな🤔
あっ……(察し)。
…このくらい好きです。笑
石原さとみさん×医療系となると、アンナチュラルが記憶に新しいですよね。
医療現場の切迫感の中にタイムリーな社会的メッセージが毎回込められていて…名作でした。あの熱演にはみんな心奪われただけに、期待してしまいます♡♡
今回は石原さとみさんは病院薬剤師に扮します。普段だとみられない医療の裏側がテーマの作品。
ということで!
今日はそんなアンサングシンデレラを見た感想を…ただ書き連ねるのはつまらない!
せっかくなので、第1話の感想を、獣医師目線でちょっと書いてみようと思います♪
アンサング=称賛されない
今回はほんとに
アンサング、つまり「縁の下の力持ち」であるということを痛感する内容になっていましたね。
薬剤師なんて薬詰めるだけだろ
薬剤師が診断するな
薬剤師が治したんじゃない、薬が治したんだ
どれだけ人のために頑張っても褒められない
どれだけ人のために頑張っても結局自己嫌悪に陥る
…様々なマイナスな言葉が飛んでいる中、
過去に病院薬剤師に救われた主人公は
薬剤師は最後の砦
患者さんに寄り添う仕事
であると自分のポリシーを貫いて
薬を正しく使って元気になってほしいと
患者さん1人1人に真正面からぶつかっていきます。
批判されながらも
薬剤師だからこそ気付けたことから
患者さんを救うことにもつながって、
医者やその他の医療従事者から
薬剤師の重要性を再認識する声も出ていました。
全ての病気の人にエールを。
がテーマとなっています♡
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やっぱり、患者さんもご家族も、
目の前の病気、本人にばかり目がいって
お医者さんにばかり感謝してしまいます💦
感謝されることは求めていない
患者さんが元気になってくれればいい
そんな想いで携わっている人が
こんなにもいることに再度意識を向けると、
物の見方が少し変わるかもしれませんね。
また、自分や身近な人が病気になった時に
当事者意識をもてるようになるかもしれません。
病気になると
「自分は病気だからこうしてほしい(叶えてくれるよね?)」とか、
「医者に治してもらうのが当たり前(医者って治すためにいるんだよね?)」だとか、
自己中心的にどうしても考えがちになってしまいます。
そんな時、自分のためにこんな風に頑張ってくれる人がいる、だから自分はできることをきちんとやろう…と少しでも考えられるようになったら?
他人が病気になった時、病人のサポートを自分もできる限りしていこうと前向きに捉えられるようになったら?
自己判断で勝手に薬の服用をやめたり、
医者の指示を守らず余計に悪化させることが減るかもしれないし、
栄養面にもっと気を遣うようになったり、
無理をせずきちんと休養をとる(とらせる←重要!これは周りの協力や働きかけがないと難しいんです!)
ことも、もっとできるようになるかもしれません。
医者は病気の診断をつけて薬を出す。
薬剤師はそれを正しく患者に渡す。
治療はそれで完結ではなくて、患者自身が自分の体を労わってあげて初めて成り立ちます。
また、薬は治すためのきっかけや補助に過ぎなくて、結局は自分の免疫力や治癒力が大事です。
当事者意識を持つだけで、この根本がより改善されると思うんです…!
医療の裏側を覗くことのできるドラマがそのきっかけになれば、すごくいいですね!!
(病院薬剤師が実際にあそこまで自由奔放にやっているかは置いておいて…笑)
縁の下の力持ち??
獣医療界にも、縁の下の力持ちはたくさんいます!
動物看護師さんがまさにそう。
受付事務の方がいるいないは病院によると思いますが、
動物看護師はただ受付をしているわけではないんです!
何で来院したか、そこから緊急性の有無を判断して、緊急の症例はいち早く獣医師に報告しないといけません!
動物は話せないし、
飼い主さんも「ヤバい!」という状況に意外と気付いていない…ことも結構あるんです💦
そこを気づくのが動物看護師。
あとは診察や治療でも、獣医師に目が向きがちですが、
動物をきちんと持っておいてくれないと
安全に正しく処置も検査もなーんにもできません!
つまり、獣医師って動物看護師がいないと何もできないんです…。
動物看護師があいていないと、すべての診療がSTOPします!
そのくらい、支えてもらっているんですよ!
他にも、治療の一環に食事療法を取り入れることも多くあります。
療法食は病院でも買えますが、ショップで買って頂くこともあります。
ショップの店員さんも、知識が必要になりますよね。
事故の予防やセルフケア、しつけ等は
獣医師や看護師ももちろんレクチャーするんですが、ペットショップの店員さんに聞く機会が1番多いのではないでしょうか。
病気にならないようにするために、という観点で言えば、ショップの方も「縁の下の力持ち」に入ると思います!
そして勿論なにより忘れてはならないのが…
ペットのご家族みなさんです!!
「縁の下」の力持ちではないか、「縁の上」?笑
普段からよく観察して異常を見つけて連れてきてくれて、
投薬も頑張ってくれて、
些細なことでも1番に心配してくれる。
こんな心強い存在、家族以外に誰がいますか?!
ペットの場合、自分の意思で治療するということができないので、
家族の方の支えがモロに治療経過に直結します。
ペットさんも、お世話してもらっていること、わかってますよ!!
誰よりも、家族の方にいちばん感謝してくれていると思います🐾😀
結局、チームプレーが鍵になる
誰が縁の下だとか、誰が治療に貢献しただとか、
そういうのは関係ないんです。
皆で普段の生活をサポートして
飼い主さんが病気に気付いてくれて
治療も総力戦。
これがペットを見守る、ということではないでしょうか。
ドラマで、石原さとみさん演じる葵は、
患者さん1人1人に対して
自分の保身になんて走らずに
むしろ身を投げうってでも
寄り添って、一緒に病気と向き合って、
頑張ろうと励ましていました。
これは私達にも当てはまるし、
皆、それが出来ていますか?という
投げかけでもあるんじゃないかと思いました。
もちろん、頑張っている人はたくさんいて、
そのエールでもあるけれど。
ペット=家族を見守るって、こういうことなんだな、と改めて初心に帰る思いでした。
あなたが健康で幸せだから
私も笑顔でいられるんだよ!
ペットさん達みんなにそう言ってあげたいですね!!
~~ Fin. ~~