仕事を選ぶ時に知っておいたら良かったと思う10のこと
おそらく今さら終身雇用を信じている人は少数派だと思うのだが、そうすると我々は人生で何度もジョブチェンジをしていくことになる。
そこで今回は個人的に仕事を選ぶにしろ作るにしろ意識しておいたら良いなと思うことをメモしていくよ。
1, お金ではなく自分に得点が入るもの
正直なところ良いものはネットで安く手に入れられる時代において、換金できるものの価値は低い。すると若いうちはお金が手に入るものに手を出すよりも自分のスキルや自分の表現力の自由度を伸ばせるものに手を出せば良かったと思う。俗にいうオリジナリティを高めるものだ。
2, 仲間ができるもの
仕事をしていく上で結局のところ人間関係が最も重要だ。職場に友人がいるかどうかで仕事の満足度は大きく変わってくるし、その仕事を続けることで人との繋がりが増えていく方が楽しいしお互いに助け合うこともできる。満足度が高い人も実力がある人も人との繋がりに特徴があるのだ。
3, バラエティに富んでいるもの
一つの仕事を長年行う職人気質もいいが飽きずに仕事をするためには違うものをローテーションした方がいい。離職率の高かったPixarはピクサーユニバーシティを作って社員が違う分野を学べる環境を作ったことで満足度が高まったというが、そこにいることでいろんな事ができるようになれば楽しいだろう。
4, 自由度が高いもの
ファストフード屋の厨房のようにオーダーがきたらひたすらマニュアル通りの単純労働は自由度が低いだろう。それよりも自分で創作料理を考えてウケるかどうかを試せる環境や自分がその環境をコントロールできる仕事は面白い。自由にできる分責任が伴うが、それこそスキルも上がり経験にもなる。
5, 進歩する感覚があるもの
運送業者の荷物の仕分けのように送られてきた荷物をひたすら仕分ける作業だと仕分けるスピードは速くなるかもしれないが、それ以外のスキルは上がらない。それよりもそれを続けることによって人間的なスキルが高まる仕事はやればやるほど成長をもたらしてくれる。
6, 報酬が自分にとって合っているもの
頑張れば頑張るほど報われるものや、続けるほど溜まるもの、もしくはやっていて単に気持ちが良いものなど人によってどの部分が快感となるかは違ってくる。これは単にお金だけでなく、人間関係が広がったりスキルが貯まったり、好きなものに囲まれたりと人によって異なる。
7, 他人の生活に影響を与えるもの
その仕事や活動を続けることで人の人生に影響を与える事ができれば貢献することで承認欲求が満たされつつ誰かの役にもたてる。「これ自分がいなくても良くね?」と思うと働く理由がお金のためだけになってしまう。それによって誰が幸せになるのかが明確だと大義になる。
8, 先人や他の人にできないもの
他の人にできないものや先人ができないことを自分ができれば社会的にもやる意味はある。例えば伝統職人でもこれまではSNSが使えなかったというのであればSNSを使える自分がそこで発信することでその仕事が多くの人に知ってもらえる。ここはスキルの希少性と深さと広さを掛け合わせたものでもある。
9, 世間体を気にしないでできるもの
最近では職業の格差が縮まっている。かつて医者や弁護士、公務員と言う仕事が世間体が良かったが今ではテクノロジーで代替され奪われる候補と言われている。同一賃金同一労働により非正規でも正規社員でも給料に大差はない。自分の中でそれを行う意義を持つ事が重要で、医者にもなれるがそれでも自分が良いと思ったから窓拭きの仕事をしている人の方が魅力がある。
10, みんなが勝てるもの
多くの人を負かせてまで自分だけが勝てる勝負ほどつまらないものはない。それよりも関わる人が全て得をしたと感じたり良い思いができる方が長期的にもうまくいくだろう。もちろんそれは自分も含めるし、近江商人の三方よしの考え方にも通づるところがある。仕事というゲームにWin-Winという縛りをつける事でより面白くなるものだ。
まとめ
(選ぶ上で基準を持とう。写真:2020年バルセロナの八百屋にて。)
やはり仕事は人生の半分以上を占める非常に重要なものだと思う反面、そこへの取り組み方によって人格や考え方も全てが変わってくるかと思う。
個人的にはこの文章を書くこともそうだがあまり働いている感覚がなく、本を読んだりした時にメモをするくらいなら記事を一つ書くかくらいの気持ちでnoteを更新している。
(ちなみに今回参考にした本)
もちろん人によって仕事への取り組み方は違うと思うのでここで書いたことが全てとはいかないが、何も考えずに最初に就く職業は福引きで選んだ仕事とあまり変わらない。それが適しているかどうかは自分で何度も考えていく必要があるし、うまくいくにしろうまくいかないにしろ他人が選んだ道は後悔する確率がめちゃめちゃ高い。
ということで備忘録的にメモってみたがこの記事が誰かの役に立てば良いんじゃね?とか思いながらキリのいいところで終わります。
ここまで読んでくれてありがとう。