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コズミック・オーガズムについて

【コズミック・オーガズムとは】

コズミック・オーガズム(陶酔する宇宙)は、「溶け合うこと」がテーマの詩です。

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私たちが幸せを感じるのは...

家族、友人、恋人、ペット、仲間、自然、宇宙と、「ひとつ」であると感じる時。

ひとつである陶酔感、喜び。それは魂の体験だと思うのです。

たとえば「聖なる合一」は、特別なもの、特殊な修行をした人だと思われています。

ところが、聖なる世界とは、最も身近な日常の中にこそ存在します。

なかでも、愛し合うふたり、たとえば性愛は、あたりまえであるがゆえに最も神聖な営みであるはずなのです。

その性の喜びの源は「溶けあうこと」です。

二つのものが完全にひとつになるという、純粋な喜びです。

それは、相手が人間に限らず、大自然、大宇宙、神、創造の源、ワンネスとまったく同質のものです。

その喜び、陶酔、自由をうたった詩が、コズミック・オーガズムです。

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詩は四つのテーマに分かれています。

自然

女心・哲学・真理

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♦花♦ 花ひらく心  ~翻弄される喜び~

ひとつに溶け合うために最も大切なエッセンスである「手放し」をテーマに詩を紡ぎました。

花は太陽の光を浴び、雨にうたれ、風に吹かれ、虫たちを迎え入れ、歓喜の中で花開き、そしてきっぱりと朽ちていく。

大自然に翻弄されること。それは純粋な生きる喜び。

あなたが恋しくて、恋しくて、しょうがない情熱は、花があっという間に開花する瞬間のような、繊細で大胆な命の奔流。その圧倒的な命の流れは、どんなに固く閉ざされた心も、あっけなく開ききってしまう。その心は、様々な出来事に翻弄されながら、やがて、自分を手放す喜びを知る。

そして、いつしか気が付く。
恋人に向かうその情熱は、自身の源流、神へと向かう情熱と全く同じであることを。。。。

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♦自然♦ 自然の愛撫 ~融合のエクスタシー~

「大自然と溶け合うことが、愛し合うことと区別がつかなくなっていく驚きや陶酔を綴った詩です」

最初、自然は私の外に存在する。その自然に近づき、その美しさに感動する。自然の声を聞き、自然のなかに様々な存在を見つけ、味わい、香りを楽しみ、自然に抱かれ、忘れられない一瞬を体験する。

ところが、自然は突然に沈黙する。その孤独の中で、自然は人間の概念とは全く違う法則で働き、擬人化などできないことを知る。自然と人間は、命として全く同等であり、そこには何の条件付けも必要なかったことに気が付く。

そしてある日、自然のほうから近づいてくる。自然に捕まった瞬間にひとつになる。人間はもともと自然であり、最初からひとつだった。融合のエクスタシーの中で、自分と自然の区別を忘れ、ただ存在する法悦。


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♦愛♦ 愛に溶けていく ~聖なる消滅~

愛し合う者同士の情熱的な性が、大いなる存在とのワンネスと全く区別がつかなくなり、自我が消滅していく喜びを綴った詩です。

女が愛の中に自身を解放しきった時、女は大自然そのものになり、その宇宙は果てしなく拡大してく。自我は消え去り、ただ存在する命になる。女は完全に受け身になることで、大宇宙、大自然と完全にひとつに融合し、聖なる空間そのものになれる性であることを知る。修行など必要ない、ただ愛になればいい。

男は己を磨き、自身を聖別し、女という大宇宙の中に飛び込めばいい。完全に平等な存在として。そのとき大宇宙のワンネスのなかで、新しい創造が始まる。

聖なる消滅とは、悟りである。

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♦哲学♦ 女の哲学 ~崩壊という自由~

やがて愛が成熟しふと我に返る時、永遠に変容してしまった世界の中で、自分はいったい何者だったのかを問う勇気を綴った詩です。

やがて愛が芽生えて我に返る時、永遠に変容してしまった世界の中で、自分はいったい何者だったのかを問う時間がやってくる。

好き、嫌い、愛、憎しみ、嫉妬、許し、怒り、喜び、哀しみ、孤独、安心、光と闇。あらゆるものが襲い掛かる中で、既存の概念が崩壊する日がやってくる。そのときに真実が浮かび上がる。そして、自分の足で立ち上がり、自分の眼で世界を見て、自分の耳で世界を聴き、自分の手で世界を抱擁することができる。これこそが私が望む最高の世界なのだと。

そうして自身を知る時に、聖なる道を歩むことになる。

 

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この詩を必要としている人の元に届きますように。

Thank you for the free spirit!

愛と尊敬と感謝を込めて

美加りん


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美加りん 詩人
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