わりとガッカリ
これ↓、言わずと知れたダイヤモンドプリンセス号を視察し内部告発に近い形で感染対策を批判した岩田先生のツイートです。カタカナが多いのでルー語みたいです。内容のあることはほぼ言ってないのにカタカナになっていて何となく有意義な事を言っているように…聞こえないよ⤵︎
上手にやれば状況が好転するけど、下手をこくと状況は悪化する、程度のことしか言ってなくないですか、これ?揶揄される小泉孝太郎さんの発言とレベルが同じで「景気がよくなれば好景気になります」程度のことでしかないと思うのだけど。
一方、冒頭の画像はSNSの一つであるQuoraにある「新型コロナウイルス情報室」のものです。「国際比較に使える唯一の指標「超過死亡」で明らかになる実態」のタイトルで記事が上がっているのがとても興味深い。その根拠も説明し専門分野における常識とも言える以下の理解を示した上で、日本を含めた各国データについて説明しています。
感染症の疫学において最も信頼できる指標と考えられているのが「超過死亡(excess death)」という指標です。
詳細な説明はぜひサイトを読むことをお勧めしたいです。疫学専門家でなくても、ごくシンプルな逆転の発想である程度の精度を持ってデータを読み解く事ができるのが分かります。また、数値に基づくデータが公開されていることで安心して読むことができます。
で、最初に戻ると岩田先生に当初多くの人が期待したのはこういう説明だったのではないかと残念に思うわけです。お上に忖度しない果敢な態度に勇気づけられた方も多いでしょう。でも、今となって必要なのはこんな風に「突発的な情熱の発露」的な感情的な発言で多くの人を刺激する事ではないはず。必要なのはいわゆる「正しく恐れる」という姿勢じゃないかな。その為には、落ち着いて「恐れる」事ができるように現状何が起きているのかを正しく把握することで、専門家の皆さんにはその手助けをして欲しいと思うのだよね。
メディアに一斉に名が知れて影響力のある、しかも感染症の専門家である岩田先生だからこそ担えた役割があったはずなのに、最近はテレビではトント見かけなくなりました。もっともテレビはほとんど見てないけど…。
という一連の流れを見るにつけ、岩田先生やっぱり有名になり…(ry。以下自粛。あれ以降、専門家委員会の尾身先生や西浦先生、山中伸弥教授ら真摯な姿勢で日々警鐘を鳴らし続けてくださる専門家に加え、エセ専門家が多数出てきてしまった。エセでない研究者、専門家、活動家の努力は表舞台では叩かれるばかりでなかなか評価されないのは、残念なことだな…と思います。
本物は時代や環境の変化にとらわれず、仮に注目を浴びなくても(もちろん、注目浴びてもぜんぜんいい)、仮に大儲けできなくても(もちろん、儲けてても問題ない)、社会のために変わらず自らの信じる道でコツコツ活動を続けている人達。どの業界も同じだよね…苦笑。
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