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それはパワハラなのか愛なのか。あなたは許せますか? 

2024.06.27
雨とベンツと国道と私
を観劇した。

講演自体は終わっており、
このnoteによって宣伝になるわけでもない。
感想は、公式アンケートを通じて送信済みだ。
ではなぜ書くのか。
書き残さずして、あの日あの瞬間感じたことを記憶の彼方へ消えていくのが嫌だった。
感想にのせて今思うことを書く。


***


観劇した感想(ザッと)

感想は主に3つ

  • パワハラ!と騒ぐのは何ハラだろうか?

  • 許さないもまた暴力。許せるのは強さだ。

  • 人には各々、語られないストーリーがある。


作品概要


テーマは「罪と許し」
作・演出は蓬莱竜太さん
劇団モダンスイマーズ結成25周年 公演

登場人物のコロナ前とコロナ渦、コロナ後を描く。このわずか5年で世界は変わってしまった。
より一層変化、変革、順応が必要とされる時代。
だが、人間は、人間の中身はそう簡単に変わらないのではないか。そもそも、変わるとは?人が本当に変わる瞬間はどんな時だろうか?

チラシより引用


主な登場人物は

・五味栞 
 ···内気で気弱な演劇アシスタント。
  「五味ちゃん」と呼ばれることに違和感。
  宮本圭に憧れ、好意を持つ。

・六甲トオル(坂根真一) 
 ···映像監督。
  宮本圭が撮影現場の動画をSNSにのせたことで炎上する。監督業から身を引くも、自身のファンという才谷敦子の後押しもあり、名前を変えて再出発しようと決意する。

・宮本圭 
 ···女優。
  ある撮影現場で目に傷を負ってしまう。撮影現場の動画を投稿したことで投稿者自身も叩かれてしまい、演劇をやめてしまう。

・才谷敦子 
 ···主婦。
  コロナで夫をなくす。 愛する夫の生き様を映像作品に残そうと奮起する。

・才谷和宏 
 ···才谷敦子の夫。
  アスパラ農園を守ろうと奮起したものの、出張先の東京でコロナにかかり、あれよあれよと亡くなってしまう。

・石田凛太郎 
 ···才谷敦子主催の演劇で、才谷和宏役を務める新人俳優。自分と役の年齢差に苦しみ、「自分には向いてないのでは?」と弱気になる。

登場人物と概要


人々の命を奪ったコロナ。
人々の動きを止め、
仕事も青春もなにもかも奪った。
コロナでなければ今までどおりできたこと、
たくさんあるだろうに、それを嘲笑うかのように、新型ウイルスはいとも簡単に奪い去っていった。 
ウイルスによる暴力。
そこに、
対人での言葉の暴力と、
SNSでの見えない相手からの暴力が重なる。


登場人物の主張

五味栞

コロナに罹患し療養生活を終えた五味栞。
ある時、自主映画制作の手伝いに駆り出され群馬へ向かう。そこには見覚えのある顔が。かつて現場で罵声や怒号を放っていた、坂根真一がいた。
しかし名前が違う。風貌も振る舞いも違う。でも確かに、目の前にいるのは、あの坂根真一なのだ。
五味栞は彼に怒号を浴びせられたことがある。
撮影中にバックヤードで「ガタンッ」と大きな物音を立ててしまったのだ。
「おい何やってんだよ。遊び気分なら出ていけ!」
気の弱い五味栞「は、はいぃぃぃ」とすごすごと隠れるように去るしかなかった。
だから記憶の中の彼と目の前にいる彼が、本当に同一人物か、訝しげに見る。
でもやっぱりそうだ。彼はあの坂根真一だ。

けれど彼は五味栞のことを覚えていなかった。
私は彼の怒号であんなに傷つき、コロナにもかかり、心身ともにボロボロだったというのに、、、???
現場でちょっとした暴力沙汰があった。
あの時宮本圭は目に傷を。。。
そしてパワハラの動画が拡散され、演劇を続けられなくなったのに、、、???
彼は名前を変えて、また演劇の世界で生きているのか?

名前を変えたら、それ以前のことは無かったことにするつもり、、、???
反省、してるの??
嘘でしょ、信じられない。許せない。。。

坂根真一

俺は映画が大好き。好きすぎて、映画監督になろうと専門学校に入って学んだ。
だから良い画を撮るためにはどんな努力も惜しまない。
アシスタント!何手こずってんだよ。
限られた人員と時間の中で、撮りたい画を撮るんだよ!演者から引き出すんだよ!
ちょっとどいてろ。こうするんだよ!
ほら終わった。次!次!
撮影中に、脇から何かが倒れる音がした。
「おい何やってんだよ。遊び気分なら出ていけ!」

時には怒号も飛んでしまうが、それは「良い映画を作るため」だ。
それにクレジットに名前も載る。デジタル・タトゥーみたいなもんだ。半端なものを世に出すわけにはいかない。

が、ある時、クビを切られた役者が暴走し、宮本圭の目を傷つけてしまう。
俺があの役者を突き放したからか?
しばらくして、面白半分で撮った撮影現場の動画を宮本圭がSNSにアップしてしまった。
SNSの見えない相手による非難の嵐。
終わった。。。
もう映像作品を作ることはできない。。。
俺は塞ぎ込んだ。

だが、コロナで亡くした夫をモデルにドラマを撮りたい!と才谷敦子から声がかかる。
才谷敦子は坂根真一のファンだという。
過去の騒動も知っている。が、このドラマの監督はぜひ坂根真一にしてもらいたい、と。

やってみるか〜〜〜
今度は穏便に。
これが再出発だ。名前を六甲トオルに変えて。


才谷敦子
石田凛太郎
六甲サトル

時代はコロナ後の現代。
コロナに感染して亡くなった50代の夫役を20代の石田凛太郎が演じる。妻役は本人である才谷敦子が務める
石田凛太郎は「演技経験無いし、自分が50代のおじさんを演じるなんて、やっぱり無理があるよ〜〜〜」と演技に戸惑っている。
才谷敦子に「大丈夫!夫役を演じられるのは君しかいない!会った時からビビッと感じたから!」
と励ます。

2人が向き合うシーン。
カットがかかる。

六甲トオル
「OK!OK!良いよ!!」
何かしっくりこない才谷と石田
けれどOKを出す監督に
「ダメなところはビシッと言ってください!」
「言ってもらえたら直しますから!」
「本当にいい作品にしたいんです!」
と2人は抗議する。

それでもOKという六甲に
「なーんか監督、どうでもいいと思ってない?」
「作品に身が入ってないというか。。。」
「自分事じゃないみたい。。。」
と2人は疑いの目を向ける。

六甲サトルは温和な顔を保ちつつ、拳に力が入る。
こんなのダメに決まってる。
けれど前の、アノやり方しかわからない。
どうしたらいいんだ。。。
再出発なんだ。穏便に済ませよう。。。


撮影後の打ち上げ

撮影が終わり、酒が進む。
互いをいたわり合うも、あのシーンについて話が盛り上がる。
あそこはもっとやれたんじゃないのか?
はじめは穏やかな雰囲気も、酒が入ったからか、ヒートアップしていく。
突発的に言動が乱暴になってしまった六甲サトル。
やはり酒は本来の姿を映し出させるみたいだ。
過去を知らない出演者は、撮影時の温和な六甲の姿からは想像がつかず、驚く。

その様子を見て五味栞は核心に迫る。
「貴方は、本当は坂根真一ですよね?」
「私は昔の貴方を知っています。」
「名前を変えてまた監督業をするなんて、、、
あの一件を、反省しているのですか?」
と問いただす。
宮本圭のことを想ってだろうか、熱い気持ちが滲み出る。

五味栞が熱い気持ちを吐露する一方で、才谷敦子はきょとんとする。
「えぇ、彼は坂根真一さんよ?」
「それが、どうしたの?」
「五味ちゃんは、何で怒ってるの?何が許せないの?」
「再出発しようとしてる人に、あなたが止める権利なんて、あるの?」

六甲サトル
「俺は変わろうとしているのに、変わっちゃいけねぇのかよ。」



***


観劇した感想(しっかり)


〈パワハラ!と騒ぐのは何ハラ?〉


パワーハラスメント
パワハラと聞くと、できない部下に対して執拗に責めたてる上司の画が想像できる。
上司は、部下の不出来にむず痒さを感じる。不出来さだけにフォーカスして指摘できれば良いのだが、人間の性か、そこに日々のストレスかを上乗せされると、度を過ぎた言動になってしまう。
人間の性、と言ってしまえば聞こえは良いが、  



・できない人の気持ちがわからない 
・過去の自分もそうだったことを忘れている
・ストレスのはけ口が無い
・そもそも余裕がない


と思う。

パワハラをする人は、自己中だ。
そして自分の機嫌を自分でとれない。
すぐに怒る。大声で喚く。
つまり赤ちゃんだ
しかし、そんな人数多くいるのだろうか。
目立つだけで、数は多くないと予想する。
多いのは、
「パワハラをするようになってしまった人」と思う。

私もすぐにイライラしてしまう質だ。
そして器用なので、大抵のことはすぐにできてしまう。
どちらかと言うと、パワハラする側の人間になりやすいと思う。
パワハラしそうになる瞬間が幾度もある。

最近はこれにイライラした。

・何回も同じことを聞いてくる 
・わからないのにその場で質問しない
・その癖、後で内々で文句ばかり。
・わからないことを自分で聞かない。
・失敗した時に、人や物のせいにする。
・字が汚い

鉄分足りてないのか?イライラする。


・自分のことしか考えてない
・もっとできるようになりたい、という向上心が見られない 

だ。

逆にこちらは、イラッとはするが、まぁ許せる

・何回言っても覚えられない 
・指示したことができない 
・指示したことしかできない
・質問に「わかりません」という
・失敗する


単純に能力が達していない、達せない、
成長途中である、
そもそもこのタスクの分野は苦手、
当の本人は頑張っているがこのレベル、
こちらのアプローチも適切ではない可能性もある。

と他の可能性も十分考えられるからだ。

内心は
あれ、これできないの???
と時に驚き時にイラッとはする。

こんな感じに

めっっっっっっっっちゃムカつく。
お前よくそれでここまで生きてこれたな?
まじ、怒ってないだけ私偉すぎん???
(顔は穏やかに)

イライラ期の自分。それか疲れてる。鉄舐めとけ。



こちらも人間なのでね。
けれど、先に挙げた自己中現状維持主義保守タイプの「許せない」特徴をもつ人間より幾分かまし。
だいぶまし。
伸びしろがあると思うと、許せてしまう。

***

現代は、叱る対象にある者に対しても、叱れない、変な雰囲気になってしまった。

私の会社勤めゆえの例を挙げたが、
芸術作品に関してはそうはいかないだろう。
作品は売上や動員数といった数字で評価される。
レビューもあるが、良い作品でも数字が悪ければ、次回はその分野で作ろう、その俳優を起用しよう、とはならないだろう。


学芸会じゃない。
趣味の自主制作作品じゃない。
評価が次につながる。
誰が関わったかも残ってしまう。

であれば、このレベルに達してほしいのに
できていなかったら、怒るでしょ。叱るでしょ。
怒って良いよ。叱って良いよ。

求められるレベルに自分が達しているか、
その場で数字でわかればいいのだが、
誰かに見てもらうまではわからない。
テストや受験なら自己採点ができるんだが。
高校受験なら内申点と当日点
大学受験ならセンター試験と二次試験
高校でいう赤点なんてのは、そもそもお話にならない。
できていない未熟者が監督に叱られる。
当然だ。
未熟さを棚に上げて、
「叱られた→そんな自分は傷ついた→だからこれはパワハラだ!」と騒ぐのも〇〇ハラに該当しないか?

実は、夫への想いだけで映画を作ろうとしている才谷敦子。顔や雰囲気が似ているからと夫役に抜擢された石田凛太郎。
何ハラかわからない得体のしれない圧力に抑制され、指摘すべきところで指摘ができず、軌道修正しようにも、怒号を浴びせる以外の手段が見つからず、「いいよいいよ〜!」と撮影を進めるしかない六甲サトル。学芸会のような、陳腐な映像作品になっていく。


強く指摘されたら「パワハラ」と被害者ぶり、
何も指摘しないと、むしろ指摘を懇願する。
どうしてこんなにも未熟者の顔色を伺わねばならないのだろうか。
どうしてこんなにも未熟者の感情にまでこちらが配慮せねばならないのだろうか。

怒ると叱るは少し異なるが、
どちらもエネルギーを使う。
限りあるエネルギーのうち、こちらにベクトルを向けてくれる。
ダメなことをちゃんとダメだと伝えてくれるのって、
があると思わないか?


向上心のないものは、バカだ。
向上心が無くても生きれてしまう今。
平和ボケか幸福の象徴か。
だが、それで楽しいか?
挑み、壁に当たり、自分の不甲斐なさに泣けばいい。
感情がぐちゃぐちゃになってどうしようもなくて
独り誰にもばれないように泣く夜があってもいい。
一生忘れないから。
スマホがあると何でも一人でできる気になってしまう。
が、そうではない。何もできない。
自惚れるな。
一人でできることはそう多くない。
自分の不甲斐なさに悲しくなった時、
そこは落ちるまで落ちた場所だ。
そこからまた立ち上がれ。這い上がれ。


〈許さないもまた暴力。許せるのは強さだ。〉

人からされた嫌なことは、ずっと覚えている。
逆に「貴方にこうされたんですよ!」と訴えても、当の本人は覚えていないものだ。
私は、どちらかというと根に持つタイプ。
一番古い記憶だと、保育園の時にある人(A)にいじめらた。だが小学校に上がるとAは私への態度を変えた。その変えっぷりは今でも根に持っている。

保育園の時の一番古い記憶
何によって責められたかは覚えていないが、
Aとその取り巻き2人に囲まれ、責められた。
何かよくわからず悲しくなってしまって、
私は泣き出してしまった。
するとAは泣くとは思わず焦ったのか、でた言葉が
「年長さんなんだから、泣いちゃダメなんだよ」


そこで、私は「スッ」と冷静になった。
なにその、意味わかんない理由?
泣いてる原因、あんたなんだけど?
てかそれ、保身に走ったよね?は???


年月が経ち、小学生になった。
保育園とは違い、勉強しなくてはならない。
だが私は勉強は得意な方だった。
テストで100点とるのは常。
1問の配点の高い国語は許せたが、それ以外の科目の98点が許せなかった。結構。
そんな様子だと、周りが私を見る目が変わる。
「みかりちゃん、すごいね!頭いいんだね!」

Aは近づいてきた。
「頭が良い子の友だち」でいたかったのだろう。
手のひらを返したように態度を変えた。
自分の為になりふり変えたA。
その心持ちが許せない。
もうAとは会うことは無いだろう。
だが私はAを、Aのような人間を、一生許さない。


***


一度罪を犯した人間は、許されてはならない、
そう思っていた。
私は五味栞と同じだ。
だが、この演劇を見て、そうとも言い切れないのでは?と感じた。
今回の舞台でいうと、
五味栞の許せない感情もわからなくはないが、
少々暴走している。
自分の「正義」に出来事を当てはめて、坂根真一が演劇で再起不能なことを求めてしまっている。
活動することを許していない。
しかも坂根真一を許す条件も特にない。
感情が先行してしまっている。

才谷敦子の
「それが、どうしたの?」
変わろうとしている人を止める権利、あなたにあるの?

が痺れた。

してほしくない、と心に思う思わないは自由だが、
するな!と相手の行動を制限するような事を言ってしまうのは別問題だなと。

罪にもよる。
性犯罪を犯した人間や、いじめをした人間、再起不能だ。
自分さえ良ければ。
バレなければ。
バレたのは運が悪かっただけ。
とさえ思っているだろう。
事後に反省できるような人間であれば、
そもそも事は起こさない。
反省しているフリをして反省なんかしていない。
どうしたらバレずにすむか、を考えていることだろう。

とるなると、その罪は再起可能な部類かそうでないか、振り分けがいりそうだ。
犯罪については例を挙げだすときりがないので、例を上げるのはここで止める。
だが、パワハラする人間のうち、許すに値するかどうか見極めるポイントはあると思う。

その言動の目的が、

・目的を達成するため
・私欲を満たすため

mikari的許す基準

このどちらであるか、を想像すること。
上司を、同僚を、部下を、
この視点で見る。

目的を達成するためにした過激な発言は、必要条件ではないだろうか。
そこで、「パワハラ」と言うのは、
被害者の様で実は「自分にはできませ〜〜〜ん」と己の未熟さを周りに晒しているだけ。
恥ずかしいからやめておこう。

必要な助言
助言の仕方が過激だから不適切だ、
なんて騒ぎだしたのはここ5年くらいではないか?
知識も経験も技術も豊富な先人の言動が許せない、なんて、なんと暴力だろうか。
権利を主張する前に、義務を果たしているか?



〈人には各々、語られないストーリーがある。〉

目に見えるものだけで、全てを語ることはできない。善良に語ろうとすることは、なんと傲慢であろうか。
結局、自分が見たものと、自分の経験によるものの掛け合わせでしか語れない。発想が飛ばせる人だと良いが、それでもその本人には、その本人なりのストーリーしかないのだ。




隣の芝生は青く見える。



私の場合、
私はたくさん食べるが太らない。本当に太らない。
代謝もそこそこ良い。
だからよく、
「細くていいね〜〜」
と羨ましがられる。

だが当の本人は全く良さがわからない。
細いから、スタミナがないのだ。
すぐに疲れる。
健康診断で毎回心電図が引っかかる。
心臓だから何かあっては怖いと思い、病院で診てもらったのだが、特に問題はなかった。
だが心拍が弱いことがわかった。
徐脈らしい。
もともと血圧も劇的に低い。
下がとうとう90いかなくなった。
徐脈だからなのか。
何故か納得した。
そして安心した。
怠け癖ではないのだと。


やることはちゃっちゃとやってしまったほうが良いに決まっている。
昔から朝起きられなかった。
よく眠る子供だった。今でもそう。
たたき起こされでもしないと起きない。
朝の6時にピシャリと起きるいとことよく比べられた。

やる気が無くて、だらしがない、怠け者と思いきや、実はそうでもないのだ。
ちゃんと理由があった。
自分の身体の事がわかって、心底安心した。

と、まぁ
自分でも自分のことがわかっているようでわかっていないものだ。


***

例に挙げた体型の話をもう少しする。
健康的な体型が一番良いのだ。
程よく肉がついている方が良いのだ。
肌も少し焼けていていい。
健康診断で上限も下限もあるということは、
ありすぎてもなさすぎてもダメなのだ。
ぽっちゃりもほっそいのも不健康なのだ。



「適当」が良いのだ。


適当に脂肪があり適当に筋肉がある。
良いじゃないか。
見た目が綺麗さと健康は比例しないと思う。
そしてさも究極の美がどこかにあるかのように
追い求めなくても良いと思う。
みんなかわいい。
どちらかというと、美を求める姿こそがかわいいとも思う。
体力があるから料理洗濯など家の仕事ができる。
体力があるから外で仕事もできる。
体力があるから遊びに出かけられる。
体力があるから引きこもって時間を忘れてゲームができる。



寝たきり伏せったままじゃ何もできない。



健康で、体力があって、
アイドルのように可愛くて
スタイルも良くて
キュート&セクシーで
加えて性格も優しい
こんなパーフェクトな女性は街にはいない。
あ、Twiceは全部当てはまるかも。
因みに勘違いしないで欲しいのが、
女性が美を求めるのは
「自分が綺麗に、可愛くなりたい!」
の追求であって、男子に見てもらうためではない。
そういう子もいるかもしれないが少数派だろう。



女子も男子もそろそろ夢から醒めたほうが良い。



劇中では、なんにも考えてなさそうな、フラフラした青年かと思いきや、親は実はアルコール中毒で、暴力をふるう人だったという石田凛太郎。

夫の死後すぐでも明るく振る舞い、ストレスなんかなんにもなさそうに見えたが、やはり自分は独りよがりなのではないか、と悩み、夫の本心を理解することができずに夫を亡くした才谷敦子。


ある場面を切り取って、そこから得た印象とその実は違うし、その違いを知れるかどうかすらも怪しい。ひとに言いたく無いこともある。
だから、目に見えるものだけで、全てを語ることはできない。
善良に語ろうとすることさえ、時に傲慢である。



若いからいいよね。
女だからいいよね。

と言われたりもするが、当の本人は、




ぜんっっっっっっっぜん良くない。




若くても持病のある人はいる。
女でも心は男だという人もいる。

病気と言わずとも
頭痛持ち喘息持ちアレルギー持ち。
女性だと生理が重たい人もいる。 

生理について若干掘り下げる。
そもそも、女は1ヶ月のうち、
精神も肉体も元気でいられるのは1週間ほど。
それ以外は
イライラしてるか、
不安でいっぱいか
下腹部が刳られるように痛いかだ。
(これ、男性はどれ程認識しているのだろうか。。。)
女はすぐヒステリーになる、とか揶揄する人がいた。
ホルモンバランス上、仕方ないのだ。
努力でどうにかなる、とかそういう問題ではない。
有史以前から子を宿すようにプログラムされているんだ。受け入れるしかないのだ。
そもそも女にヒステリーを起こさせるな、男よ。


***

体質
家族関係
過去のトラウマ

これらは自分から話しにはいかない。
話すものでもない。
話してもいいかな、、、と心を許した相手に
話す、時があるかもしれない。くらいだ。
だから、なんにも考えてなさそうな人にも
各々ストーリーはある。何かある。
やり直しのきかないこの人生ゲーム。
程度の差はあれ、何かしら苦労はあるって。

だから
人には各々
語られないストーリーがある。
目に見えるものだけで全てを語ることはできない。

己が生きたそのn=1の人生基準で、さも善良そうに語ろうとすることは、なんと傲慢であろうか。
肝に命じる。


  


***

なぜ私は書くのか


これを書き進めているうちに、
公演から1ヶ月以上が経ってしまった。
朝と夜の通勤時間、休み時間、休日。
こつこつこつこつ書いていた。
これによって何か利益が生まれるわけでもない。
書かないから損をするというわけでもない。
でも親指の動きはとまらなかった。
この場合は、、、と考えを巡らせることが止まらなかった。止められなかった。

書き残したい衝動に駆られていた。
何故だろう。
何故そこまでして私は書くのか。
書ききった今だからこそわかった。


時の流れる早さに圧倒され
日々のすべきことに追われていくうちに
損得関係なく、
人間として生きる上で大切なことではあるものの
気づいていないこと
気づきにくいこと
忘れていること
知らないこと
まだまだたくさんあるなと。
しかしそれに気づいたのなら
しっかりと忘れないように
たとえ忘れても思い出せるように
しっかりと心に留めておくために書くのだ。
そして、その過程も楽しいのだ。
考えを巡らせることが楽しい。
それを日本語で書くことが楽しい。
構成を練るのは難しかった。
けれどやっぱり、楽しいから書き続けられた。




私は大切なことを心に留めておきたいから、書く。




雨とベンツと国道と私
しっかり愛してしまった。
映像化されないかな。

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みかり
最後まで辿り着いた貴方へ。 本当にありがとう。 アクションしてくれる、それは愛だと思う。 愛をくれてありがとう。 その愛は、「またnoteを書いてやろう」と走り出すトリガーになるよ。