
がんに効く岩盤浴「やわらぎの湯」に行ってきました/詳しい入り方などの解説
夫ががんになって、色々なことをしましたが、そのうちの1つが岩盤浴です。
それもただの岩盤浴ではなく、ラジウムを含有する放射能泉(ラジウム泉)です。
福島県の三春に「みちのく霊泉 やわらぎの湯」というラジウム温泉があり、これががんに効くということで、全国から患者さんが湯治に訪れています。
入ればわかると思いますがとても効果を感じられるので、夫ががんになってから私たちも定期的に通うようにしています。
今回は、1泊2日で宿泊して岩盤浴に入ることにしました。
この岩盤浴は、がん(前立腺がん、胃がん、膵臓がん、大腸がん、脳腫瘍、肝臓がん、食道がん、子宮がん、乳がん)、神経系統(帯状疱疹)、リウマチ、痛風、アトピー、花粉症、気管支喘息、冷え性、水虫、不妊症、白内障、切り傷、魚の目等に効果があるそうです。(張り紙から抜粋)
夫は悪性リンパ腫ステージ4で骨髄まで転移していましたが現在は元気にしているので、効果があったと思います。(岩盤浴だけで治したわけではありませんが。)
このやわらぎの湯は8時に宿へチェックインし、岩盤浴に入ることができます。
お部屋に入れるのは12時からですが、岩盤浴を出てから12時までは談話室で休みながら待つことができるので助かりますね。
無料のお茶なども用意されいますので、なんて親切なのでしょう。
ちなみにWifiも使うことができます。
ここの岩盤浴は、1度入ると次に入るには5時間も間隔をあけなければならず、1日に入れる回数も決まってきます。
なかなか来ることができないので1度でも多く入りたいと思い、まずは8時のチェックインと同時に1回入ることにします。
岩盤浴場に入ると、むわっと熱い熱気でメガネが一瞬で曇りますww。
玉石が敷き詰めてある上を裸足で歩くと火傷しそうに熱いです。
そこへ専用のゴザを敷き、寝転びます。(中の写真は撮れないのですみません。)
ゴザは800円で販売されており、1度購入すると次回からも使えます。
格好は、薄手のTシャツとズボンなどで、全身汗をかくので着替えも多めに用意します。(専用の貸し浴衣(200円)もあります。)
放射線量が多い場所に10分、少ない場所に移動して30分、合計40分入るのですが、これが修行のようにキツイです。
岩盤浴と聞いて想像するのは癒されるイメージですが、ここは治療のための湯治場としての岩盤浴。
煮えたぎる湯の上で蒸されてるようで、息をするのも苦しいです。
なんとか気を紛らわせようとしても、音楽も流れていないし、スマホや本などの持ち込みもダメ、会話も禁止です。
無の状態で熱い中、40分じっと耐えるのです。
熱いのもつらいですが、それ以上に無の状態がどんなにつらいことか思い知らされます。
なんとか40分耐えて外に出ると、着ていたTシャツとズボンは色が変わり、絞れるほど汗をかいていました。
その後はラジウム温泉に入り汗を流すのですが、これも岩盤浴に入ってから30分あけてからだそうです。
汗が引くまで涼んでいたり、お風呂で体を洗ったりしているうちに30分ぐらいは経ってしまいますので、温泉に入ってさっぱりします。
それからもう1つ大事なことがあります。
それが霊水です。
1階の温泉の前と、2階の岩盤浴の前に霊水を汲める蛇口があるのですが、これを持参したペットボトルに汲んで飲めるだけ飲みます。
飲むことで、通風および尿酸素質、リウマチ性疾患、慢性消化器疾患、慢性肝・胆道疾患、糖尿病に効くそうです。
それだけでなく、様々な病気にも効きそうですので、積極的に飲むようにしています。
特に飲みにくいわけではないので、岩盤浴やラジウム温泉に入った後はスイスイと飲むことができます。
岩盤浴の入浴の仕方の早見表です。
この日は、朝8時、午後2時、夜7時半と3回入ることができました。(今は予約制になっていますので、入った後に次の予約をしておきます。)
毎回全身汗でびしょびしょになるので、洗濯物の量も半端ないです。
コインランドリーがあるので洗濯したり、乾燥機やベランダに干すこともでき、とても助かります。
そして、この宿の楽しみといったら、なんと言ってもお食事ですね。
夕食は5時半から、朝食は7時半からで、昼食も食堂で取ることが出来ます。
バイキング方式なのですが、種類が多くヘルシーで、とにかく美味しいのです。
以前は自分で好きなだけ盛り付けるスタイルでしたが、今は1つ1つ小鉢に入っており、好きなだけおかわりすることができるスタイルです。
美味しくて、ついつい食べすぎちゃうのが難点です(笑)
野菜をたっぷり使っているし、薄味で自分で味を調整できるので、食事制限している方にも優しいですね。
翌日は早起きをして、朝5時半から岩盤浴に入ります。
朝イチですが、みなさんいらっしゃいますね。
はじめの10分はあっという間なのですが、その後の30分が本当に時間が経つのが遅いです。
何もすることがないのでこの機会に色々考え事をしようと思っても、暑くて頭が回りません。
あと何分、あと何分、と時計ばっかり見てしまいますね。
今は特に病気もないので1泊ですが、もし自分ががんなどの病気になったら真っ先にここに駆け込み5泊くらい滞在して徹底的に入る予定。
それぐらい、信頼を置いております。
早朝から岩盤浴で体力を使ったせいか、お腹もすきました。
朝ごはんもバイキング方式で、ついつい食べすぎます。
この日は、水餃子とかぼちゃのグラタンが気に入りおかわりをしました。
お天気も良く、窓から見える新緑が目に鮮やかです。
10時にチェックアウトなのですが、チェックアウトをしても13時までは岩盤浴に入ることができます。
なんて親切なシステムなのでしょう。
11時に予約をしてそれまでの間は近所を散歩し、11時に岩盤浴に入り、温泉で汗を流して帰りました。
今回は実質1泊2日の滞在でしたが、合計5回岩盤浴に入ることができました。
普段汗をかきにくい私ですが、ここでは毎回大量の汗をかき、デトックスできた気がします。
たまにこのようなところに来て、体も心も1度リセットするのも良いかと思います。
お宿の皆さんも本当に親切にしてくださり、心から感謝です。
夫ががんになり、この岩盤浴を知って通い出したのですが、とても効果を感じます。
病気を治すために全国からたくさんの方がいらしているようです。
治療として入るなら何日か滞在することをオススメしますが、現在は再発防止の目的なので、年に1〜2回ほど1〜2泊で通っています。
病気になってしまってから治すのは本当に大変なことなので、夫はがんの再発防止のため、私は病気にならないために予防として岩盤浴に入っています。
癒されるというよりは修行のようなので、切羽詰まった方にはいいかもしれませんが、温泉で癒されたい方にはオススメしません。
ただ効果は感じてもらえると思いますので、覚悟を決めて病気を治したい方にはオススメいたします。