育休からの復帰① 復帰後1か月
1年間の育休を経て、職場復帰しました。上の子が通っている保育園に下の子も入園、年度途中なので難しいかな、と思っていたのですが、枠がちょうど空いたようです。通常8時間勤務ですが、事前に職場と調整し、1時間時短での7時間勤務として、復帰しました。
復帰から1か月経過したので、状況振り返りたいなと思い、記載します。
1.復帰条件、時短勤務にした経緯
自分の条件を整理し、1時間の時短勤務となる7時間で復帰することとしました。以下、時短条件の検討内容です。
通勤、保育園送迎条件
子ども2人、同じ保育園です。朝は夫が送り、帰りは私が迎えに行く形です。自宅~保育園~会社の所要時間は約1時間+保育園滞在時間、保育園は自宅からの通勤ルートから少し外れますが、自宅~駅までは自転車通勤であることもあって、保育園を通らないルートで通勤するのと5分くらいしか時間は変わらないです。勤務先から保育園までだと約40~50分。通勤にバスを使用するので、道路状況の影響で時間変動があります。
所属会社の労働条件
私の所属する会社は、9:00~18:00(休憩1時間)の8時間勤務が通常勤務ですが、フレックス・裁量労働なので、前後の時間は多少融通が利きます。とはいえ、例えば5:00出社、などと極端な時間は業務上も交通機関上も難しいんで、せいぜい1時間前倒し・後ろ倒しができる程度ですが。残業ありの日と早帰りの日を組み合わせて、月トータルの勤務時間の帳尻を合わせる方法も可能です。同じ会社で、同世代の幼児がいる女性社員は、朝の時間をずらして、8:00~17:00とする場合が多いです。私も2人目出産直前は8:00~17:00で働いていました。
在宅勤務(テレワーク)については、業務内容によって可ですが、技術系で実験業務などもあることから、在宅勤務は週1回、なかなか週2回以上は難しいような状況です。復帰してもうしばらく経過し、実験データ整理、会議資料作成、工場での試作準備書類業務、特許出願等が入ってくれば、もう少し在宅勤務もできるかもしれませんが、現状は週1回と考えます。
なお、私の職種の場合、通常勤務者は私の年次(11年目以降くらい目安)だと裁量労働となるのですが、時短勤務だと選択肢はフレックスのみ、勤務時間トータル8時間確保できれば裁量労働も選択肢に入るのですが、裁量労働制になると残業・出張・深夜試作立会い等を断れない。。。(表向きには断れなくても、上司の裁量で他の人に回してくれる場合もありますが)
余談ですが、私より少し先に復帰された別の方は、裁量労働での復帰を選択していました。勤務時間8時間確保できて、成果さえ出せば、残業はマストではない。。。あとは本人の割り切りも大事です。(でもフレックス勤務者にとっては、裁量労働は残業ありき、と思われているところもあり、周りの目はなかなかに厳しいものもある。。。)
なお、裁量労働の場合は、8時間確保は必須となるため、8:00~17:00勤務を実施できるかどうかに加え、プラス残業・出張が必要になった場合の対応を考えておかないといけないです。上司によって、業務内容を考慮はしてくれる場合もありますが、他に人がいない場合などは対応しないといけないので。
子どもの保育園の状況
朝は基本的に夫送り。同じ会社所属なのですが、夫は通常通りの9:00出社のため、8:00に保育園に預ければ間に合います。
帰りは、通勤時間を多めに見積もって1時間として、夕方、17:00退社すれば、18:00お迎えが可能。1歳になったばかりの下の子にとって、保育園滞在時間が8:00~18:00(10時間)は少し長いとはいえ、できないことはないくらいの時間の長さかなと思います。ですが、入園したばかりで~18:00は少し過酷かなと思いました。滞在時間が長くなると、夕方17:00以降は他年次のクラスと合同保育となり、接触人数も増えるので病気ももらいやすくなりそうです。仮に18:00迎えとし、病気をもらってお休みになる回数が増えるとしたらば、自分も休まねばならず仕事にならないので、8時間勤務にしても実質は多く休みを取らなければならなくなり、労働時間的には、7時間勤務と大差ないくらいになるかもしれないと思いました。
また、子どもの通う園では、0歳児クラスは時短勤務が前提で、18:00まで預ける場合が少ない、という情報もありました。1歳児、2歳児クラスになると徐々に人数増えますが、最初から18:00までは預けないで、徐々に時間を延ばしていく方が多いようです。
自分自身の体力面・モチベーション・授乳状況
体力面では、1年育休をとって、すぐに8時間勤務に戻すことができる体力があるかどうかについてはあまり自信がなかったです。家事・育児・勉強はしていましたが、8時間続けて取り組む、といったことはしていなかったので。
モチベーションの面でも、8時間勤務したい、ってほどは仕事したい意欲がないかなと思いました。1人目の時はもう少し復帰のモチベーションがあった気がしますが、2人育てながら仕事もして、となると、復帰前は憂鬱な気持ちの方が強かったです。加えて、復帰前に部署が変わったこともあり、何をやらされるんだ・・・という気持ちで、あまり乗り気ではなかったです。
授乳について、上の子もですが、下の子も母乳育児、1歳で離乳食も進んでいるとはいえ、完全に離乳したわけではないので、勤務時間が長くなり授乳時間が空けば空くほど、乳腺炎のリスクがあるかなと思いました。子どもの方は、おなかが空けば保育園でミルクももらえるので、心配いらないかなと思います。
収入面
出産前は裁量労働で、8時間勤務+みなし労働分の手当がついていました。まあ、手当は残業時間代をもらった方がもらえるくらいの金額ではありましたが。出産前も一人目がいるとはいえ、裁量労働/残業有で働いていましたので。
そこから時短となると、どのくらい給与が減るのか、育休中に計算。6時間勤務も考えましたが、・・・夫も働いているから生活できなくなるということはないですが、6時間勤務、8時間勤務の3/4の金額だと、さすがに給与面でモチベーション下げるくらいの金額です。モチベーションの面では7時間勤務が自分の中ではぎりぎりで、ある程度順調に行ったら早めに時間延ばしたいところかなと考えました。
賞与面でも、時短の影響はあり、時短割合によって賞与一律でカットとなります。成果を出していれば賞与カットしないでほしいと思うのですが、結局どのような成果であっても、制度上時間で切られてしまいます。時短も、事前の申請の時間によって区切られるようで、実働で残業が発生していてもそこは考慮されない。時短で給与カットは理解できるのですが、賞与については成果あればもう少しプラスしてほしいところです。
ちなみに収入面での夫の考え方は、時短をとろうがとるまいが、なんでも良いようです。辞めてもいいとまでは言わないですが、生活できれば問題ないのでは、くらいの考えのようです。・・・その割に生活費負担は夫からは見直してこないですが。(時短でこちらの収入ない期間は、夫からもう少し負担しようか?なんてことは自分からは言ってこない、気にしていないタイプです)
まとめ
・保育園の状況:長時間保育になる場合の病気もらいやすさを考慮
・収入面、モチベーション:6時間勤務の給与ではモチベーションを保てない、8時間勤務を続けるほどの意欲がない
・体調面:乳腺炎のリスクを考慮
以上のことから、7時間勤務が妥当かなと考えて復帰前面談をし、7時間勤務での復帰としました。
2.復帰後の仕事の状況
復帰後1週間
まずは所属部署・自分がかかわる開発案件の内容確認から。
最初の一週間で、初日は出社して育休明けの手続き関連とPC受け取り、その後はテレワークで過去のデータを確認して、状況把握、と考えていましたが、人手が足りない実験業務があり、状況把握の時間は十分とは言えず。また、自分の体調不良、懸念していた乳腺炎もあり、お休みをとってしまいました。
復帰後2週間
本格的に実験業務開始も、前任者の情報が足りておらず、引継ぎがうまくいってないので、うまく回すようになるまでに時間がかかりました。前任者は同じ部署の人なのですが、・・・どうも前任者がやるはずだった仕事が置き去りにされていて、たまたま復帰した自分に回ってきた業務の様子。。。本当は自分の復帰前にもっと進めなければならない業務なのでは?と疑念。
情報集まって本格的に開始してからは、時短で時間が足りないというのはありますが、それなりに回していけるように。実験業務は、間が空いてしまうと勘が鈍るかなと思っていましたが、1年間業務についてなかったけれども、意外とやればできるじゃん、自分。という感じです。
その他、開発案件にかかわるにあたっての前提となる情報を共有させてもらうための打ち合わせや、関係者との会議に参加。状況わからないなりに議事録作成です。
復帰後3週間
このあたりに来ると、だいぶ復帰の状況に慣れてきたかなと思います。実験業務、関係者への試作サンプル作成と資料作成、同じ案件の別担当の先輩の状況把握など。
復帰後4週間
関係者会議の実施、資料作成部分は自分で報告。会議での報告は久しぶりだな~と思いつつも意外と大丈夫でした。子どもとばっかり話して口が回らないかなと思いましたが。一人目の復帰後も3週間くらいで上の人への報告会議に駆り出され、ちょっと待ってよ~と思いましたが、今回の方が状況に順応するのは早かったかなと思います。
また、復帰後初の外出(別オフィスでの打ち合わせ)も経験。お迎え時間に影響ないように、打ち合わせを午前中に設定してもらえたので良かったです。早帰りのため、午後打ち合わせの場合は、終了→移動がちょっと不安ですので、夫お迎えにしてもらう形かなと思います。
現時点では7時間勤務と言いつつ、結局開発案件担当は自分の仕事が終わらないからといって他の人に回せないことも多く、現状、多少は残業を抱える形になっています。一応仕事量は減らしてもらっていると思いつつも、なかなか労働時間で管理できる仕事ではないのが難しいところ。復帰後1か月にして、早くも時短勤務が割に合わないと思いつつ、子どもがもう少し保育園に慣れて、病気をもらわないようになるまでは我慢の日々かなと思います。ただ、残業して7時間よりはもう少し働けることがわかりましたので、来月以降、労働時間をもう少し伸ばす形にしようと調整中です。
また、時短であるためにかなり効率重視して仕事をしているので、時短をとっていない他の人の時間の使い方が贅沢だなと感じます。会議の内容についても、イマイチゴールに向かって進んていないような、あいまいでふんわりした内容で終わらせてみたり、仕事の依頼もスケジュール感がなかったり。人にもよるのでしょうが、それだから残業になるのでは?というのが目についてしまったり。他人は他人、自分は自分、のペースで行きたいところですが。
3.復帰後の生活スケジュール
出勤日と、在宅勤務日について書いていきます。
出勤日
6:00 起床。ごそごそして下の子がぐずるので、少し授乳し、もう少し寝かせておきます。
6:55~ 出勤。
子どもたちが起きる前か、起きたくらいの時間に家を出ます。保育園の送りは夫担当、朝の支度も任せます。(夜のうちに翌日の準備としてできることはしておきます)
7:45~ 業務開始。通勤はバス含むため、道路事情により開始時間は前後します。バスの時間が限られているので、開始時間の前倒し・後ろ倒しが結構難しいです。
16:00 退社。終了前15分はバタバタです。大体終了30分前くらいまで実験して、その後片付け&メールチェック、と考えつつ、いつもギリギリです。退社直前はあまり話しかけられたくなかったりします。
16:45 保育園着、お迎え。ここもバスで時間前後しますが、だいたいこのくらい。上の子→下の子と引き取り、17:00くらいに保育園を出ます。
17:15 家に到着。まずは下の子の授乳から。授乳後、上の子と自分の夕食を準備、下の子の夕食は冷凍ごはん&取り分けおかず(なければ冷凍おかず・レトルトを使用する場合もあります)。
授乳してからご飯を作るとなると時間がかかるので、煮込み系は前日に仕込み、出して味付けをするだけで済ませられる状態にします。焼くだけ・炒めるだけなど手間のかからないものは、子どもたちがEテレを見ている間に作ります。
18:30 夕食
19:30 入浴
20:00~20:30 夫帰宅
20:30~21:00 ごろ、下の子がぐずり始めるので、下の子を連れて寝室へ。上の子はついてきたり、夫とリビングにいたり、日によってまちまちです。
なお、前日仕込み必要な夕食を予定している場合は、夕食後~就寝前までの時間を細切れに使って準備します。(入浴前に食材を切る、入浴後に火を入れる、など)
洗濯は夫担当。夫が入浴後、洗濯機を回して、浴室乾燥です。
21:30 下の子就寝
22:00~22:30 上の子就寝、自分も就寝です。
3:00 夜中に一回は下の子が目覚め、授乳。
在宅勤務日
在宅勤務日の場合、出勤日との違いについてです。
1.朝子どもたちへの対応が必要になること
母がいなければ気にならないが、いると朝ご飯を準備してほしい、お着替え手伝ってほしい、など要求が増えます。夫に任せて大丈夫そうなら業務開始、ダメそうなら業務開始時間を遅らせます。
2.勤務終了時間がもう少し長くとれること
通勤時間がない分、終了時間は16:30まで、30分長くとれます。
3.家にいるのでネットスーパーが利用可であること
週の中盤でネットスーパーを利用したいので、なるべく水曜・木曜くらいを狙って在宅勤務日を設定します。(業務の都合もあり、確実には入れられませんが)
4.昼休みに調理可能
昼休みが1時間あるので、パスタゆでたり、焼きそば作ったり、簡単な調理ができます。時間に余裕があれば、夜ご飯の食材を一緒に切ったりしてます。
なお、夕方お迎え以降の時間の使い方は、大して変わらないです。
休日の過ごし方
買物等、出かける用事があるときはできるだけ土曜日に実施したいのですが、夫・上の子は土曜日の朝はだらだら過ごしています。
日曜日はネットスーパー利用、ネットスーパー到着後、翌週の副菜1~2品を作ります。
最近は感染数落ち着いているとはいえコロナ禍ですので、休みの日でも遠出はほとんどしません。たまに夫と上の子はサッカーの試合を見に行きますが、基本自分と下の子は留守番。下の子は、保育園入所後、風邪などをもらってきて、よく鼻水を垂らしているので、週末はなるべく家でおとなしく過ごします。
夕食のメニュー
大体、我が家の平日の夕食はこんな感じ。
前日仕込み(煮込み系など):カレー、シチュー、肉じゃが、グラタン
前日仕込みなし(焼き物、炒め物):鮭などの焼き魚、麻婆豆腐、青椒肉絲(味付けはレトルト調味料)、チキンソテー
金曜日(手間をかけたくないとき):オムライス、残り物のおかず、子どものみお弁当用のおかずの買い置き品(たこさんウインナー、アンパンマンポテトなど)
夫がテレワークの日など、多少子どもを見てもらえる状況のとき:餃子、唐揚げ、ハンバーグ
手間・時間のかかる料理は、平日は基本的に実施しません。
副菜(かぼちゃの煮物、里芋の煮物、ほうれん草の胡麻和え、もやしのナムル、ポテトサラダなど)は基本的に日曜日仕込み、平日前半に使いつつ、後半は使い切ったら終了です。
土日の昼・夜は基本的に夫が料理担当。昼は週一回は大体外食、もしくは夫と上の子だけお出かけ、自分と下の子は残り物・レトルトなどを使用。
ちなみに、夫に料理を作らせると多いパターン↓
昼:うどん、ラーメン、パスタ
夜:スパイスから作るカレー(ナンも手作りするようになった)、アクアパッツァ、ハンバーグ、ステーキ、ビーフシチュー、生姜焼き
夫は手間がかかるものも作るのが好きなようですが、その後の台所は結構大変なことになってます。。。でも作ってくれるのは助かります。
4.今後について
復帰1か月である程度慣れてきて、仕事は回せるようになってきたのと、子どもたちの保育園状況も慣れてきたので、もう少し時間を伸ばそうかなと思います。体力面・モチベーションの面で、8時間は難しいかな、と考えていたのですが、働いてみると意外と大丈夫、といったこともわかりましたし。
在宅勤務日は実施しようと思えば8時間勤務可能、プラス週末金曜日はお迎えが遅くなっても次の日休みなので体力的に大丈夫かと思いますので、週2回8時間の日を設けるくらいの時間設定にしていこうかなと考えています。
その先については、8時間勤務・残業なし の条件までは、子どもたちに負担をかけないペースで、早めに移行していきたいなとは思います。おそらく半年勤務して、来年4月目安でしょうか。
今回は、育休からの復帰① として書きましたが、この先②があるのかは不明・・・、まあ、休みの日にぼちぼち更新できたらと思います。