歩き遍路25番札所津照寺〜26番札所金剛頂寺
もうすっかり波の音を聞いて目覚めるのがお馴染みになってきた美柑らむちです、おはようございます。
今日は、最近では珍しく、1日に2ヶ所の札所を周ります。
前回の札所「最御崎寺」から、今日行く「津照寺」までで約6.5キロメートル。
さらに「津照寺」から「金剛頂寺」までで4.5キロメートル。
まあなんというか、楽勝というやつです。
徳島〜室戸岬までの道のりで積もり積もった疲れはかなり取れてきて、歩くのにも慣れてきました。
今日もサクッと札所周りをいたしましょう。
歩くこと約1時間半。
津照寺に到着です。
お寺に貼られている祈願事項の項目に、当たり前のように「海上安全」があるのはきっとこの地域ならではなんだろうな。(このあと、金剛頂寺でも見かけた。)
石段登り疲れたので、境内のすぐ下のお店「お遍路の駅 夫婦善哉」さんでソフトクリームをいただく。
のんびりしていると「歩き遍路?お疲れやなぁ」などと声をかけてもらう。
再び金剛頂寺に向けて出発!!
金剛頂寺は山の上だ。
車用の車道とは別に、遍路道(多分近道)がある。ざっくり30分くらい山道を登ると金剛頂寺た。
コンクリ舗装の道と、土の地面の混合だったけど、まあ危険な道ではないし、ただし結構急だった。そして最終は石段なので、心が折れないように注意されたし。
金剛頂寺から降りるルートは3通りくらいあって、車道ルート(舗装道)、不動岩ルート(遍路道)、キラメッセルート(遍路道)。がある。
車道ルートは駐車場から伸びているのでわかりやすいけれど、遍路道は分かりにくかった。
宿坊の方まで坂を登ったらその辺りから案内がある。
不動岩ルートとキラメッセルートは途中まで同じだけど、分岐には「キラメッセ」と手書きで書いた案内があるからそれを見逃さないように。
そこから降りる道は道があんまり良く無い。
草が刈られてない箇所が少しあったり、落ち葉がそのままになってて滑りやすい。
でも、そこを降りるとほぼキラメッセの目の前に出るので便利だ。(キラメッセを目指す人がどのくらいいるのか不明だけど)
「キラメッセ」はいわゆる道の駅なのだけれど、私はここに用があった。
実家に送るお土産の選定である。
昨日泊まった「うまめの宿」で、「ひがしこうちゴーゴーお買い物券」なるクーポンをいただいた。
これは、「ひがしこうち」に泊まった人が、「ひがしこうち」内の加盟店で買い物するのにだけ使える金券。
お遍路さんももらえるんだ?って感覚はともかく、つまり、この金券、「ひがしこうち」エリアを出るまでには使い切らなくてはいけない。
…というわけで、お土産爆買いお遍路さんになりました…5000円分買い物してやったわ。
実家に郵送済み。
さてさて、お土産も買えたところで宿に向かう。
道すがら、「弘法大師修行の地」の岩場があったので見学した。
聖地巡礼も済ませて少し歩いていると、
たまたま通りかかったお姉さんが、
「逆打ち(逆回りに巡礼して回ること)じゃないのよね?」と話しかけてくる。
「いいえ、お宿に戻るところです」と答えると、「そうなのね、ご苦労様」と鞄の中のお財布から100円取り出して私にくれた。
「え?いいんですか!?」
「お茶代にでもしてね」
お礼を言った受け取った。
こういうお接待も、本当にたまにだけどある。
「民宿 うらしま」さん。
ふと、お杖立にお杖を置こうと思って、2本置かれた先客のお杖を見ると、なんだか見覚えのある杖カバーが…。
…もしかして。
「あの、先に来られてるお客さんってご夫婦のお遍路さんですか?」
「ええ、そうですが」
ここにきての再会。
旅館吉野で出会い、共に焼山寺を登り、植村に泊まり、恩山寺への道で別れたあのご夫婦。
夕食でご一緒した時に
「ここで会いましたね!」と、挨拶。
いやぁ、ご夫婦も私も諦めずにお参りできてて本当に嬉しい。
今日もゆっくり寝て、明日も歩くぞー!!!
民宿うまめの木〜25番札所津照寺〜26番札所金剛頂寺〜キラメッセ〜不動岩〜民宿うらしま
17.96km 26613歩
※歩数計アプリが算出した数字なので実際とズレがある可能性があります