普通に走らせて
最近、走ることがほとんどなくなった。
あまりよくないことだと思うの。
だから、また、毎日、走ろうと思う。
あんなに気持ちよく走っていたのに、
なんで走らなくなったかの原因は2つある。
1つ目は、イヤホンをなくしたから。
私は普段ヘッドホンを使っている。
音が良いからとか、
かっこいいからとかではなく、
失くさないから、という理由でヘッドホンを使っている。
走っている時はさすがにイヤホンがいいな、と
走る時用の本当に安いイヤホンを買った。
買って1週間経たずして3回連続で失くした時には
さすがにめげた。
2つ目は、飲み会で走っていることを話してしまったから。
毎朝走ることは私にとって、日常で、とっても気持ちの良いものだった。
なんだかそういう話になって、普段走っていることを話すと、
多くの人が驚いていた。
もちろんこの驚きは意外!とかそういう意味だったと思う。
でも、なんだか、ちょっとだけ毎朝走っていることが嫌になった。
走っているよ、っていう自慢がしたかったわけでもなく、
私は、当たり前に走っていただけだったのに。
なんだかネガティブにこの状況を捉えてしまった。
私は走らなくなった。
なんとなく最近思うのは、
あまり自分の話はしない方がいいんだなってこと。
私に「自分の話」というお題は向いていない。
終わったあとのすり減り方が尋常じゃなくて、
「自分の話」があった飲み会は大抵楽しくなかった飲み会になってる。
だから、私は好きなラーメンの話をする。
あそこのラーメンが好きだって話をする。
この間、あそこのラーメン行って、あ、写真みます?
最近ラーメン食べすぎてるなあ。
お腹ちょっと気になってきたなあ。
私はまた、走ろうと思う。