【追い詰められやすい人へ】自分ひとりで抱えないために
朝7時に出勤する夫。
今までは自分のこととゴミ出しで出かけて行ってたのが、今朝は洗濯物を洗濯機から出して行ってくれた。
これは三男のことで夫が遅出出勤を経験したから。
そんなエピソードを元に、ママはひとりで抱えない工夫をしていくことが大事だって伝えたい。
もう私がやるのは限界
子どもたちのフォローが難しくて、フルタイムで働いていたのを週に4日、3日、午前中だけ、2日だけ、と徐々に仕事をセーブするしかなくなってしまった私。
夫は一家の大黒柱だし、男性だし、正社員でやっていかないといけないだろうから…勝手に私がそう考えて、子どものことは私が対応するしかないと思い込んでた。
女性の方が、社会における働き方に多様性があるしね(男性の扶養内パートってあまり聞かないし、例が少ないような気がして)。
どうせ育休や時短勤務で昇給もゆっくりになってしまったし、子育てしながら昇格なんて無理だもん。
そう考えて、私が対応し、セーブしてきた仕事だけど、これ以上減らすのは避けたい。
週2回の出勤は死守したかった。
そんな折に三男の幼稚園行き渋りが始まり、お先真っ暗になったの。
ああ、もう私は働けないのかもしれない。
ここまで必死になって仕事をし続けてきたのが無駄になっちゃうのかなぁ。
もうフルタイムに戻るのは夢なのかな。
自分だけで背負わない覚悟
だけどね、私だって私の人生を大切にしたいと思ったの。
noteで自分を応援してきたからこそ、そんな気持ちも湧いてきたんだ。
それでね、意を決して夫に相談したんだよね。
私「あのね、私、どうしても仕事を続けたいし、週2回の出勤は死守したいの。
夫ちゃんがどうにか対応できない?
そういう相談、職場にしてくれたことってあるかな?」
夫は、嫌な表情をした気がした。
だから私、ちょっとズルいんだけど、夫が避けたいと思われる未来を話しちゃったんだ。
私「無理なら仕方ないんだ。
だけど辞めるのは避けたいから、土日勤務に変更することでなんとか仕事は続けたいな。
仕事辞めたら生活費も厳しくなるしね。」
夫にとって、毎週土日に3人の子どもの面倒を1人で見続けなければならないのはヘビー過ぎるし、収入が減るのも不安だと思うのね。
絶対に避けたいと考えると思って。
でも本当に起こることだもの、ウソじゃないんだけど、私、ズルいかなぁって思いながらも、私は私の仕事継続を守るために言わせてもらっちゃった。
それしかないんだよ、と事実を突きつける。
翌週、仕事から帰ってきた夫がサラリとこんなことを言ってきてビックリ。
夫「事前に申請すれば、遅出出勤も可能らしいんだよね。
みかんちゃんが勤務の日は2時間遅出で出勤するように申請してみることにするよ。
そうすれば一緒に三男の登園を促せるでしょ。」
一瞬、呆気に取られたんだけど、なんだ、言ってみるものなんだなって正直、思ってしまった。
何でもママひとりが背負えばいいってもんじゃないよね。
自分と同じ温度感でいると思っちゃダメ。
夫は私のように「子どものため」という理由だけでサクッと動くことは少ない。
デメリットを突きつけて、やらなきゃいけない覚悟を決めてもらう機会だってあっていいのかも。
心強い日々に感動
それからはいつも7時に出勤してた夫が、私の出勤日は9時まで家にいてくれることに。
これがめちゃくちゃ心強い。
全部自分がやらなきゃいけなかったのが、私がしなくてもやってもらえる安心感。
私だと三男を上手く促すのがどうしても無理だっていう瞬間に、夫に変わると上手くいく不思議。
コレ、療育の先生に話したらね、気持ちの切り替えが下手な子の切り替えのひとつとして「人が変わること」っていうのもあるってことで。
私では登園がどうしても促せないときってあって、そんなときは絶望的だったのだけど、夫に変わるとスパッと行けたりするのはそういうことだったんだね。
幼稚園に行ってしまえばそこそこ楽しめて帰ってこられるのに、朝はスムーズに行ける日と行き渋るときがある。
そんな子は「気持ちの切り替えが苦手なタイプ」だったりするんだけど、その切り替えを促すバリエーションをどれだけ増やせるかってことに、私は試行錯誤していて。
でも私だけでは限界があるのよ、どうしても。
登園スイッチとして、凍ったゼリーを食べるとか、好きなアニメを1話観てからとか、ゲームで楽しんでからとか、いろいろあるんだけどね。
どうしてもダメって日がね、時々あってね。
今まで登園まで気が抜けなかった。
気が抜けないからこそ、やらなきゃいけないことにまで手が回らなかったりして、出発できても
「アレとコレを終わらせてこなかった」
と落ち込んだりして。
自分と三男のお弁当や水筒を用意しながら支度するだけでも精一杯のときがあるんだけど、最低限、それがやれて出勤できていればスゴイことなの。
でも出勤できてしまうとそれはもう当たり前で、終わらせてこられなかった家事に意識が向いてしまう。
ため息からはなかなか抜けられない。
そこでどれだけ自分を自分で応援したり、いたわったりしてあげられるかが大事なのよね。
だけどため息の状態でそこまでのエネルギーがなかったりするから、どこで私は浮上できるのか…となんだか憂うつな気持ちを引きずってしまう。
できたことに意識を向けよう。
私、ちゃんと積み重ねてる。
そう思うようにしていても、現実、登園が上手くいかないと
「もう私、ダメだ、行き詰まった!」
と嘆きたくてたまらない。
それが夫がいるだけで、そのループからいとも簡単に抜けられるの。
私がしきれなかった家事は夫がやってくれるし、私が促せなくても夫が登園を促してくれる。
遅出出勤、ありがたや!
希望の光が見えてきたと思ったの。
言葉にして伝えていくことが必要
夫にね、そのありがたさを説明したらビックリしてた。
そうだよね、そこまでとは思ってなかったよね。
でも私、そこまで追い詰められてたんだよ。
よく考えてみたら、今までは
「登園が大変なの、今日もこうでああで。」
と嘆いてばかりだったのね。
嘆きは多分、ただのグチにしか捉えられてなくて、夫は聞いてあげていればいいと思ってたんだと思う。
私はどうにかしてもらいたかったんだけど、その気持ちは伝わってなかったのね。
わからないなりに丸ごと投げてみるなんて、今回みたいな勇気もなかったんだ。
だって、そんなの無理だよって返されたら、本当の八方塞がりになってしまう。
だけど、今回はね、ちゃんとそれを言葉にできてよかったと思った。
その原動力は「自分の人生を大切にしていい」と自分に言えていたこと。
常に自分を優先する必要はないけれど、ここぞというときはちゃんと発動させてあげないと追い詰められちゃうんだ。
私、そう考えてみると追い詰められているときほど、自分を優先なんてできなかったなぁ。
むしろ私の努力不足なんだとか、自分で考えて行動しなくちゃとか考えちゃってた。
これ、刷り込まれた価値観を過大解釈してたんだなぁって、言葉にしたらわかる。
教育課程でそうやって教えられるじゃない?
確かにそうなんだけど、それって自分の責任で何かに取り組まなきゃいけない場合なんだと思うのね。
でもさ、そもそも自分だけの責任なの?って場面では人を頼ったり、相談したりすることもかなり大事でさ。
そういう教育って、あんまりなかったよね?
私、言われたことを素直にやり過ぎてきたから、言われなかったことには意識が向かなかった人で。
もっと自分で必要なことを考えて、言われたからじゃなくて、自分の人生が豊かになっていくような選択を重ねていかないといけなかったんだなぁ。
自分の人生は自分でコントロールしていくって気持ちでいたけれど、最適解を見つける幅が狭かった。
言葉よりも体験することの大切さも実感
さらにね、今回感じたのは体験することの大切さ。
自分が「ああ、すごく助かるし心強い」と思える経験は、自分だけで頑張らなくても良いんだという気持ちにつながったし、夫の朝の動きも変わったの。
時間がある限りではあるけど、朝やらなきゃいけない仕事が何なのかを体験したから、できる限りのことはやってから出勤してくれるようになったのね。
また、三男も
「パパがいる=休み」
という認識だったのが、そうじゃないパターンもあるって体験したことでバリエーションが増えたんだ。
パパがいてもスイッチが入るってすごく重要で。
ママじゃないとできない、がたくさん増えてしまうとシンドイものね。
そこで、私はこの体験を胸に、声を大にして言いたい!
子育てはママが全て背負うものじゃないから、追い詰められたらまずは他力を頼ることを視野に入れること。
多分、男の人って頼られることに悪い気はしないと思うんだけど、言い方で萎えてることって多々あるから、
「こうしてくれても良いんじゃない?」
「父親なんだからもっと参加して」
なんて言い方じゃなくて、大変な点を具体的にして、その解決方法を一緒に考えて欲しいって相談することが大切。
私はデメリットを出して強引に押し進めてしまったけど、明るい未来のイメージを伝えて、こうなるにはどうしたらいいのかなって伝えられた方がより柔らかい印象にはなるよね。
まずは「自分を優先にするときがあっていい」と選択肢を増やすこと、
言葉にして周りに伝えたりしてヘルプを出せること、
自分が楽になったり、自分がやらなくても生活が回るという実感が持てる経験をすること、
頼った先の相手の経験値も増えてお得がいっぱいだと思えること、
そんな視点を、追い詰められてるときこそ持ってほしいな。
追い詰められやすいみかんより
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