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社会との折り合い
私が発達多様性の息子たちを育てていて、いちばん大切にしていること。
それは、本人の気持ちを言語化しやすい環境を家庭につくることと、社会との折り合いのさじ加減を一緒に考えていくこと。
社会に適応させるためのサポートになってしまっていたこともあったのね。
だいぶ心が変化してきたなぁって思う。
社会との折り合いって何?
社会との折り合いについて、今までもいろいろと言葉にしてきたと思っているんだけど、やっぱりこの人にはかなわない。
そう、一昨日も紹介させてもらったJoeさん。
やっぱり私、この方の表現ってシンプルでわかりやすくてスキだなぁ。
どんな説明よりもしっくりくる。
Joeさんの言う「バイアス回路」って、つまりは社会との折り合いなんだろうなって思う。
ひとつひとつ、今まで考えてきたことがシンプルな言葉にまとまっているのを見るとスッキリして、ああ、その解釈で良かったんだよねって心強くなるよ。
発達多様性とは?
発達障害の障害って社会障害なんだよね。
ある社会のあり方に合わないというだけ。
社会で生きていくスキルを学びやすい方法で少しずつ学びながら、特性は活かして生きられたらいいんだよね。
そうやって生きられるようになる前にたくさん怒られたり傷ついたりして、自分を守ることばかり頑張ってきたり、周りに合わせることばかり頑張って自分を大切にできなかったりすると、生きづらくなっちゃう。
言葉にしたらそれだけのことなんだけど、実際の場面ではなかなか難しいこと。
専門家で専門的な学びをしていても、理解の度合いや細かい部分への配慮は難しいもの。
だからいちばん大事なのは自分の理解だと思う。
自分を理解することが相手へ伝えられたり、選択する判断材料になったり、自分がつらくないようなコントロールにつながる。
だから、私が子どもとコミュニケーションをとるときは、子どもがどんなふうに感じていて、どんなふうに考えていたかを言語化させてみたり、代弁してみたりする。
それへ私がnoteで自分との対話でしているようなことに似てる。
自分のことがわかってくると、必要以上に傷付かずに済むなぁって思う。
そのまんまの自分でいいよ
私もそうなんだけど、発達多様性のある子が社会に出て生活していると、そのまんまの自分でいいんだって思えなくなっていくみたい。
長男も次男も、今はなんだか自分はダメだって想いがどこかにはあるなぁって感じる。
そうなると行動が拒否的になってきちゃって、なんだか残念。
だからおうちではせめて、できることをひとうひとつ積み重ねていく場であってほしいなぁって思ってる。
それは私にとっても同じで。
家族みんなにとって、そのまんまの自分で悪くないなって思えて、いろんなことにチャレンジしてみようって思える勇気とパワーをチャージできる家でありたいなぁ。
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