思うようにならなかった過去に向き合うタイミング

子育てのこと、仕事のこと、自分の体型のこと、夫婦のこと、体調のこと、親とのこと、なんでもいいのだけど、上手くいかないと感じるときってあるじゃない?

そういうときって、どう考えてる?

私ね、今までずっとその上手くいかない物事に真正面から向き合ってきたのね。

現実をしっかり捉えて、問題解決のためにはどうしたらいいかって考えようとしてきた。

その結果、原因がハッキリしていたら何とかなることもあったんだけど、空回りすることがほとんどだったのよ。


上手くいかない現実は自分の意識が作り上げていることが多い、と本当の意味で気づけたのは最近のこと。

自分に意識を向け、自分を大切にすることができるようになったら、上手くいかない現実を楽しめたり、傍観できたり、捉え方が変わって楽になったりしたのね。

やっと過去を癒せそうなタイミングにきたと思う。

上手くいかなくて自分を責めるしかなかった過去を癒す記事。


乗り越えられないのはそのタイミングではないから

私にはどうにもならなかった過去がいくつかあって、でも上手く乗り越えられなかった自分をずっと責めてきたと思う。

そもそもなんで上手くいかなかったのかがわからない。

原因が把握できない。

だからどうしたら良かったかもわからない。

そうなると、また同じ局面にきたら同じことを繰り返すだろうなって不安になる。

だからどうにかしなきゃいけないと思ったけど、わからないものはわからなかった。

だけどね、なぜか逃げちゃいけないって思ってた。

その思考がさらに私を苦しめてた。


子育てで同じように苦しんだとき、またこの感じだって思ったのね。

案の定、空回りしてるような感覚。

子どもたちに向き合いながらゆっくりと時間をとって自分とも向き合ってみることにしたら、何年もかかったけど、少しずつ答えが見えてきた。

「自分を大切にできてなかったから、苦しんだんだ。」

子どもを通して、やっとその結論に至ったのね。

その結論はシンプルだけど、今までの私には全く思考回路になかったことで。

自分を大切にするってことが具体的にどういうことか、やってこなかった人にはイメージが難しいし、意識しないとできないし、意識していても思考回路の上書きってなかなかできない。

それでも、気づけたから努力のしがいもあるわけで。

それに気づいてから、実感したよね。

ここに気づかないうちは、真正面から立ち向かったとしても傷ついたり失敗を繰り返したりしやすいんだって。


人にはタイミングがあると思う。

気づくタイミング、どうしたら良かったかがわかるタイミング、事態がやっと把握できるタイミング。

わからないうちにやれって言われても、やろうと頑張っても、いい感覚ってつかめなかったりするし、いい経験につながらなかったりする。

タイミングってあるんだ。

だから、自分にも他人にも、そのタイミングって強いたらいけないんだと思う。

いつかそういうタイミングがくるの。

だから、自分からガシガシ向かっていかなくたっていい。

何も動かなくても、避けて通ろうとしたとしても、やっぱりどこかで向き合わなきゃいけないときってくると思うしね。

あえて突きつけなくたっていいんじゃないかな、自分にも相手にも。


自分にできることは自分のことだけ

大切なのはそういう流れが来たときに、自分が整っていたり、気持ちや気力に余裕があったり、少し頑張れる意欲が湧いてきていたりすることだと思う。

だからね、思うようにならない現実があったとしたら、それに立ち向かうよりも自分の気持ちや心を整えて、何がきても受け入れたり動けたり、自分らしい行動が選択できたり、自分を高めておくのがいいんじゃないかな。

そして、目の前の上手くいかない現実にはフォーカスしない。

ただただ自分の状態やあり方にフォーカスして、そのタイミングを待つ、みたいな。


それが無理がなくて自然なんじゃないかと。

私はそういうことをよく知らなかったから、とにかく良くしようと行動する日々だったけど、それで得られたのはいろんな経験で、解決の糸口ではなかったんだよね。

上手くいかないときは下手に動かなくていいんだ。

40歳になるまで理解できなかったよ、私。

上手くいかなかったら、いろいろ考えて、勉強して、良くなるように努力する!みたいな感じでずっとやってきたんだもの。


人はそんな私を頑張り屋さんと言うけれど、そうせざるを得なかったのは「ダメなやつ」って自分を認めざるを得ない状態になるのが怖かったんだと思う。

だけど、動けば動くほど、ダメなやつなんだって思う現実を引き寄せたのよね、不思議と。

そこから逃げてるはずなのに、定期的に目の前に突きつけられるっていうね。

早く認めちゃいなよって言われてるようだった。


でもね、この現実が伝えたかったことは「自分はダメなやつ」ってことじゃなかったの。

もっと自分を大切にしようよってことだった。

誰よりも自分の味方でいて、何よりも大切にすることが大事だった。

その視点を持てないうちは、いくら現実に向き合ってもいい方向へ向かっていかなかったの。


気づくタイミングは人それぞれ。

焦らなくていいし、気づけないからダメなわけでもない。

今じゃないって横に置いておいて、今できること、今やれること、今必要なことに意識を向けていいんだよね。


子どもたちにも通じる

「物事には向き合うタイミングがある」

考え方に納得がいったとき、私の子育てに光が射した。


長男が学校に行かない選択をした→学校にいくタイミングではない、今向き合えないものがある
次男が思春期に入り、何を言っても逆ギレやひどいと三男への暴力につながる→受け入れられる余裕がない、今じゃない

そんなふうに自分を説得できた。

「親の責任」という名の、子どものコントロールを手放せた瞬間だったよね。


そして、最近のお気に入りワード「現実ではなく自分にフォーカス」が、2人の思春期男子との距離感も適切に導いてくれてる。

理不尽すぎる態度や、訳の分からない言い分など、子どもの反応という「結果」にはフォーカスしない。

これぞ思春期の親かぁって思う自分にフォーカス。

すると自分から発せられる言葉に驚く。

程よいってこんな感じだ。

自分の捉え方次第でこんなにも変わるんだって思う。


自己対話で自分と仲良く

「こんなことあってしんどいよ、どうしよっか。」

「今の私ではちょっと手に負えない感じがあるから、自分の心を整える方にシフトチェンジしようか。これ以上悪化しなければオッケーにしよう。」

困ったときは、自分に問いかけたらいいんだね。

そして、必要以上に他の人にフォーカスしないようにしよう。

自分以外の人は変えられないから。

その現実に対して自分はどうしたいか、どうするのが自分とって良さそうか、それだけ。


相手のことを決めるのは相手。

決めていいのは自分のこと。

それを意識するって大切。


思えば私、親や先生の言うことは聞かなくちゃって、自分の気持ちよりも体裁とか人の目を気にしていつも選択してたんだね。

だから親になって、ちゃんと子どもたちに言ってあげなくちゃって思ってるんだ。

でも子どもは自分でちゃんと決める。

決められなさそうなら選択肢を与えてでも、自己選択を大切にしてあげる。

そして、自分のことだってね、家族のことを考える前に自分の気持ちを聞いてあげるの。

自分の気持ちって大事だよ。

それができるから、相手の気持ちだって尊重できるんだよ。

もっともっと、自分の気持ちを聞き出そう。


最後に、自分へ

高校の部活でも実習でも、すごくつらかったときに味方をしてあげなくてごめんね。

だって怖かったんだ、周りからダメなやつって思われるのが。

でも結局ダメなやつだった。

そこから浮上できずに、次に進むしかなかったよね。

そこからずっと自分に自信が持てない日々が続いてつらかったね。

堂々と行動してるようでいて、いつも周りの目が気になってビクビクしてた。

少しでもやらかしたかもって思うと、すごく落ち込んだ。

そんなとき、自分のいちばんの味方でいてあげられなくて、いつも泣いて感情を吐き出してたね。

こんな私じゃダメなんだって気持ちから抜け出せなかったね。


でもダメって思わなくて良かったんだ。

ダメって思うからダメな現実を引き寄せたんだもの。


ダメって誰にとってダメなんだろうね?

周りの人?

だとしたら、周りの人がダメって言う理由と自分の中の気持ちを天秤にかけてみよう。

結果、周りにとってダメってことを優先したとしても、自分の気持ちをちゃんと聞いてあげることはすごく大事だと思うから。

また、周りのペースに巻き込まれなくていいんだよ。

自分のペースとかタイミングがあるんだから。

今ここにいる自分の気持ちを最大限に大切にする。

その上で周りとの関係性や環境に意識を向けていく。

中心には自分がいる感覚を大切にしたいよね。


何かと乗り越えられなかった過去に執着してきたように思うけど、それはわからない不安からだったかもしれないね。

でも誰のせいでも自分のせいでもなかった。

自分の中で自分を優先に考えられなかったから、苦しんだだけ。

これからは自分の感覚とか考えを判断の中心に置いて、いろんな視点で物事を捉えながらバランスをとっていけたらいいよね。

何度も何度も言葉にして、より具体性を強め、自分の軸を温めていこう。










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