高級レストランデートで世界観が変わる
昨日は夫と久しぶりのデート。
行きたかったボテロ展とドレスコードのあるレストランでランチ。
そこでの意識の変化をシェアするよ。
ボテロ展
ふくよかさの価値を高めたくて、行きたいと思っていたボテロ展。
実はね、行く途中の人混みで私はビックリしたのよね。
ふくよかな人が都内にはいない?
もしくはあまり出かけないの?
渋谷の人混みは想像以上だったのだけど、その中には私よりもふくよかそうな人がほとんどいなくて。
その事実にショックを受けちゃった。
私はふくよかさを肯定したくてボテロ展に行くのに、早くも否定モード。
結局、私は自分のマイノリティな部分を強みにできないのかなぁ。
でも、ふくよかさの魔法にかかってきたよ。
ふっくらな曲線美。
存在感。
陽気な明るさ。
質感。
良いところに目を向けたら、そんなに悪くない。
それどころか、満ち満ちた人生という言葉にピッタリな感じさえ湧いてきた。
そうだよ、そのイメージを極めてもいいんじゃない?
よく考えたらね、自分のふくよかさを肯定できないのは、私だけなのよね。
現に健康診断でオールAだった私が、体重のところだけチェックがつくようになってしまったし。
だけど、夫はふくよかになった私を否定しない。
むしろ抱き心地がいいからって、前よりもスキンシップが増えたくらい。
私は気にしているのに…って思っていたけど、せっかくいつも一緒にいる人がそう言ってくれてるんだからそれを楽しんだってアリじゃないか。
自分が自分の体格や見た目、いろんなことをどう捉えてどう付き合うのか、それを決めるのは自分だよね。
展示会のラストは写真撮影コーナーが!
一緒に映ったら、私がとっても細く見えるかもしれない(笑)
高級レストランへ
予約した時間にレストランに到着すると、案内の方が私を待ち時間にお化粧室に行かれますか?と聞いてくれた。
私はマスク着用のために口紅をつけていなかったし、普段あまり出番のないダイヤの婚約指輪も今日はバッグに忍ばせてきたから、お化粧を直しつつ、いつもより少しだけ背伸び。
普段アクセはつけない私だけど、イヤリングとネックレスも。
食前酒を提案してくれたのはきっとワインのソムリエ。
今日の食事に合うのは、とか、好みとかを聞いてくれて、香りのいいシャンパンを選んでくれた。
金額のわからないものをお願いしたのは初めて。
料理を楽しむ時間はたっぷりあって、1品ごとにこの料理はこういうところが美味しいね、とお互いに話しながら、ワインとのコラボをじっくり味わったよ。
円卓に対面ではなくて、隣り合わせの席は心地よかったな。
私がいちばんお気に入りだったこのメニュー。
恥ずかしかったけど、これだけは写真に残したよ。
こんなにも食事を意識しながら楽しんだのは初めてだったと思う。
こういうお店でプロポーズとか、ドラマやマンガで見たけど、私には遠い世界って思ってたから。
だからそんなの期待しなかったけど、あったらあったでステキだったかも。
だけど、若かったらかなり気後れしちゃうなぁ。
今だから少し余裕を持って楽しめているのかもしれないね、と夫と話してた。
すごくよかった。
結婚して15年。
いい記念になったね。
この感覚は絶対に忘れないと思う。
1年後はちょっと早いから5年後くらいに、また夫と企画したいなぁ。
結婚20周年かぁ。
2時間半も楽しんで、最後に記念撮影をお願いした。
食事でこんなにも楽しめる時間を過ごせたことが、私の中の何かを変えた感じ。
今までの人生における食事って何だったんだろうって思うほどだった。
実はね、今回の食事のコースは株主優待の招待券があったからタダだったのだけど、頼んだワイン4杯でフツーにコースを頼む金額よりも上回ってて。
20%オフの優待カードで少し安くなったけど、こんな金額をワインだけに払うのも初めての経験だった。
正直なところ、このお金があれば5人でキャンプに行けちゃうし、普段の1週間分の食費にもなってしまう。
だけど、この感覚がすごく不思議だったのだけど、だからもったいないとかやめればよかったみたいな感覚って全くなくて。
体験をお金で買うっていうのは、こういうことなのか、と。
払う価値があるってこういうことなんだねって、夫と笑い合ったんだ。
すごくよかった。
ワインだって金額を見せられたらね、きっとホントはこっちが飲みたいけど高いからこっちにしようなんていう、自分の中でいろんな想いが生まれてしまってたと思うの。
金額がわからないからいちばん楽しめる組み合わせで食事を楽しめたりするわけで。
金額知ってたら、きっと飲めなかった。
それにこの金額のワインってこんな感じなんだ、なんて、つまんない考えが頭の中を占めてたよ。
そんな余計なことを考えずにただただ料理を楽しめた時間だった。
純粋に美味しいものを美味しく味わうって大切なんだね。
だから、その姿勢も大切で、ドレスコードもそのひとつかもしれないね。
夫とひとつひとつ頷きながら、話をした。
2人とも恥ずかしながら初めての経験だったから、その興奮がデートの味わいを深めた感じがする。
2人で一緒に初めてを共有していくって嬉しいし、この歳でもそう思えることが心地よかったなぁ。
私も夫も裕福な家庭ではなかったのね。
人並みに学校に行って、時々は外食やお出かけを楽しむ生活があったけれど、海外旅行には行ったことがなかったし、今回出かけたような高級レストランに行くなんて無縁だった。
今回だってね、招待券がなかったらとてもじゃないけど行けなかった。
敷居が高すぎて。
自分たちとは別世界の場所だと思っていたし。
今回のことは、招待券があったからこそ一歩踏み込めたのよね。
いい経験できた。
今だから良かった。
そして、夫とそれが一緒におんなじような想いで楽しめたことが嬉しかった。
夢のようだった。
というか、夢でいいと思った。
またいつか一緒に夢見たいね。
思えば、いろいろあったけど、なんだかんだ楽しく過ごしてきたんだよね。
デートの帰り道、そういうひとつひとつを夫と振り返ることができて、私は上手くいかないことにばかり意識が向いちゃってたなぁ、十分幸せだったんだなぁって気づいたよ。
私のエネルギー源を自覚する
昨日はとっても満たされた。
もっともっと夫といろんな経験を共有したいと思った。
そんな人と出会えて結婚でき、こうして毎日過ごせていることが本当に幸せなことだよね。
それを気づかせるために立ち止まらせてくれた子どもたちにも感謝。
それがなかったら、きっと夫には言うだけ言って、求めるだけ求めて、絶対に上手くいかなかったと思う。
私の子どもたちは3人ともなかなか個性的だけど、本当にかわいい。
なかなか人間味豊かで楽しい。
捉え方で同じ世界でも見え方が変わるよね。
そう思うとさ、私、きっと上手くいかないことを何とかしようとするエネルギーを使うことで行動してたんだと思う。
私は満たされるために行動するっていうパターンは持ってなくて。
上手くいかないことを何とかしようとすることへのエネルギーが強いから、それを利用して行動しようとしてたんだよね。
そのやり方はひとりのときは好都合だったし、向上心につながったけど、今は違う。
今回みたいに自分を満たしていくことでエネルギーを感じて、それを次の行動へのエネルギーにしていけたらいいな。
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