大人になると誰も褒めてくれないから、自分たちで褒め倒そう
肝心な書籍が手元に無いので、覚えている範囲で概要を抜き取ったが、これは私の大好きなFさんの著作『いつか別れる。でもそれは今日ではない』(KADOKAWA)の一部。
当時ひと回り歳上の先輩を好きになったとき、興味津々でこの内容を読んだ覚えがある。特に「『歳上の男なんて口説く価値はない』って、めっちゃ言うじゃん」などと思っていた。
褒めること。褒められること。
歳上の男性に関わらず、大人になると褒められることが減る。
いつもより1日早く納品を済ませても、朝少し早めに起きてウォーキングできても、それは当たり前のように日常に溶け込んでしまう。仕事である一定の成果を上げて、上に立って話す人ばかりが「すごいね」と言われる、そんな社会。本当はみんな偉いのに。
私たちの日常は、「偉いね」「すごいね」で溢れている。
まず、朝起きると「朝起きられて偉いね」。私もパートナーも、仕事の日は5時前に起きる。早起き、偉い。
また、家事ができれば偉い。「掃除してくれてすごいね」「ご飯作ってくれるなんて偉い」「ゴミ出しできて偉い」
そして、家事ができなくても「ゆっくり休めて偉い」。ジムに行ければ「ジムに行って偉い」。そうやってお互い褒め倒すことで、毎回「うちらって偉いね」という結論にたどり着き、今日も頑張ったなと思う。充足感たっぷりで、眠りにつく。
誰かを落とす、落とさないに関わらず、褒められれば少なからず嬉しい。
小さなことでも「偉いね」を見つけて、伝えていきたい。
もしそれで誰かを落としてしまったら?それはその時です。