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妊娠「かもしれない」期は、病院すら行けないままひたすら不安に耐えるのみ
微熱、吐き気、頻尿、めまい、おりものの変化
これからの症状が然るべきタイミングできたとき、妊娠の疑いがあるという。
今週初めから続く微熱。最初は当然、風邪だと思っていた。
初日は多少咳も出ていて、就寝するときには強い吐き気にも見舞われた。吐きすらしなかったものの、冷たく硬いトイレの床にしゃがんでしばらく引きこもる間、長年放置された四隅の埃ばかりが気になった。
同時期、予定外の生理も来た。ごく少量の、3日ほどで終わるもの。ストレスを抱えたときなどにたまに起こる現象なので、当時はさして気に留めていなかった。
それからすぐに咳は治り、現在も続く症状は微熱のみ、その他過度な気の落ち込みや胃痛腹痛など、なんだか生理前のような具合が続いている。
以前も10日間の微熱に悩まされたとき、母から妊娠を心配された。あのときは単なる体調不良だったが、今回また、それがよぎった。
今度こそ、妊娠しているかもしれない。
「微熱 吐き気」で検索をかけると、生理前の症状か妊娠を疑う記述ばかり出てくる。何度、何度スクロールしても。
どうして。どうして、今なの?
もちろん、妊娠を疑う行為があったことは、覚えている。けれどとてもそんなつもりではなかったし、そのときも至って「いつも通り」行なった。
リスクは付きものと思っていても、そんな忠告はすっかり薄れてしまっていた頃だった。
手元の小さな機械から新たな情報が取り入れられるたび、不安は底なしに広がる。
今までなんとも思っていなかったことまで、妊娠初期症状と結びつけるようになっていた。
パートナーはなんと言うだろう。
もし本当に妊娠していたら?
現在は、生理が遅れているわけではないので、妊娠の検査すらできない。
つまり、パッとしない謎の体調不良と、「妊娠してるかも」の不安を抱えながら、この日常をこなさないといけないのだ。
先日の昼、そんなすべての不安を、出社中のパートナーに打ち明けた。
本心はどうなのか、とても察することはできなかったけれど、ただ短く一言「エビアンは1人じゃなくて、俺もいるから大丈夫。」と返ってきた。