遊びが手指を鍛える ビニールテープ編
子どもは遊びや生活の中で身体を発達させています。
それは重いものを持ち上げるような力の強さだけではありません。
手指の動き、つまり器用さを育てることも含んでいます。
現代の水道はどんな人でも簡単に水を出せるレバータイプが一般的ですが、回して出すタイプの蛇口には『掴んで回す』という意外と高度な手の動きを育てる役割があります。
バリアフリーなものは誰にでも優しく便利ですが、身体を使わない=筋肉が育たない、衰えるということでもあるのです。
先日息子Kが急にビニールテープをぶら下がり健康具のポールにひたすら巻き始めました。
理由はわかりません。
『そこに山があったから』的な
『そこにテープとポールがあったから』ですかね?
その時の動画がこちら↓
この遊び、実は身体を鍛えられるのでは?
ビニールテープって引っ張って出すのに意外と力が必要です。
さらにそれを巻く作業では両手を使わないとうまくできません。
もちろん小手先だけではうまく巻けず腕全体を使います!
さらに、巻いている場所の足場が悪いので身体を安定させるために体幹もしっかりさせないといけないという、知らないうちに身体が鍛えられる遊びになっているのではないでしょうか!?
いったいこの遊び自体に何の意味があるのか?
別に意味を求めなくてもいいですよね。
本人が夢中になって自分の世界を想像しているのですから。
結果的にはKの大好きな踏切ができたようです!
大人からするとビニールテープをはがした後ベタベタになるからイヤ。
ビニールテープがもったいない。
意味がないこと。
と思うかもしれませんが、子どもにとって思いついたことを思い通りにできることはかなり大事なことですよね。
そこからさらに遊びが発展する可能性も秘めています!
なので、大人は『子どもの遊びを可能な限り認めてあげる』それができたらいいですね。
日々の生活の中ですと時間的な余裕と心の余裕もないと子どもをのびのびと遊ばせてあげられないという苦悩もありますけどね。
(保育士の頃は知らず親になってから気づいたこと)
というわけで、私が今回何を言いたいかというとビニールテープで遊ぶと手指や腕のトレーニングになるからオススメということです!
ちなみに、どこかにビニールテープを巻かなくてもいいんです。
壁に大きな紙を貼ってそこにビーっと伸ばしたビニールテープを貼るとか、段ボール箱にビーとテープを伸ばして貼るとか、身近にあるものや簡単に用意できるもので遊べばいいんです!
あとはラップの芯にぐるぐる巻きにするというのもありですね!
よければ自由に考え遊んでみてください!
そうそう。
ビニールテープはハサミを使わないと切れないので、大人の方が手伝ったり十分に様子を見ながら遊んでみてください!
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