#10 魔法のコンパス 道なき道の歩き方
今回は読んだ本に関する投稿です。
この本の著者は西野亮廣さん。
西野さんはお笑い芸人でもあり、絵本作家でもあり、国内最大級のオンラインサロンを運営したり、様々な場所で活躍されています。
そんな西野さんが書いた「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」を読みました。
読んだ感想と面白いと思ったことやタメになったことを書いていきます。
印象に残っていることやタメになったことは5つあります。
まず、シンプルにこの本を読んだ感想として、お笑い芸人というだけあり、とても面白く読みやすい内容になっています。
言葉のチョイスや話す順序など芸人さんならではの面白い文章で書かれています。
ここからはタメになったことです。
まず1つ目は、西野さんはお金を「信用の一部を数値化したもの」と定義しています。
確かにクレジットカードというくらいだからお金=信用と定義するのは分かりやすいなと思いました。
この本にホームレス小谷という方が出てきます。これは芸名ではありません。本当にホームレスなので家もないし、お金もありません。
ホームレス小谷はどのようにして生計を立てているかというと、自分を売って生計を立てています。
どういうことかと言うと、自分の1日を買ってもらっているんです。
いわゆるなんでも屋と言うやつです。
ホームレス小谷は何か頼まれたことを1日50円で何でもします。
一般的に1日働いたら7,000~8,000円くらいは稼げるはずですが、ホームレス小谷は50円しか稼ぎません。
しかし、この50円という値段設定が良いんです。
例えば、ホームレス小谷を50円で購入した人が草むしりを依頼するとしましょう。
草むしりを朝から昼までやってもらって50円だとお得という気持ちにならずに申し訳ないなという気持ちになってしまいます。
そして、購入者はお詫びではないですが、ほんの気持ちでお昼ご飯をご馳走します。
昼食後、ホームレス小谷はまた草をむしります。
そして夜になり、購入者は丸1日草むしりをしてもらって50円は安すぎるとなり夜ご飯もご馳走します。
お昼ご飯と夜ご飯を一緒に食べて仲良くなり、今度飲みに行こうよとなります。
こうなったら結局購入者は、50円だけでなく、お昼ご飯と夜ご飯、飲み代を払っていることになりますよね。
よって最終的に残るのは50円とこれだけ働いてくれてありがとうという気持ちとホームレス小谷に対する信頼です。
最初の値段設定を1万円にしていたら飲みに行こうなんてならないはずですよね。
ホームレス小谷はこうしてお金ではなく、信用を売り続けました。
彼はお金持ちではなく、信用持ちなんです。
お金を稼ぐことも大事ですが、それ以上に信用を稼ぐことの重要さを学びました。
2つ目にタメになったことです。
10,000時間の法則というのがこの本で出てきます。
どんな法則かというと、何か1つのことに10,000時間かければ100人に1人になれると言う法則のことです。
しかし、100人に1人になったところでずば抜けられるかというとそうではないですよね。
現に僕はサッカーに10,000時間以上かけたので100人に1人にはなれたかもしれませんが、プロサッカー選手にはなれていません。
じゃあどうしたら自分がとてもレアな人材になれるかというといくつかの分野に分けるという方法をこの本では紹介しています。
3つの分野それぞれに10,000時間かけるとすると、100分の1×100分の1×100分の1で10000分の1になることができます。
Aの分野、Bの分野、Cの分野それぞれが離れているジャンルだと必然的に三角形が大きくなりますよね。
この三角形は大きければ大きいほど良いそうです。
西野さんでいうとお笑い芸人がA、絵本作家がB、Cは学校か町づくりなどにしようかなと考えているそうです。
お笑い芸人と絵本作家なんてとても離れていますよね。
僕は主軸にサッカーで、このnoteも後に何か形になれば良いなーと思っています。noteで文章力を磨いて将来的には何か書籍化できたら面白そうだなとか考えています。
この他に、農業や動画編集にも興味があります。
農業や動画編集になぜ興味があるかはまた今度書きたいと思います。
ここで西野さんが言っているのは「お金を稼ぐ」となると何から手をつけていいか迷うけど、「クレジットの面積を広げる」つまり、三角形の面積を広げようとすると霧が晴れると言っています。
イマイチ分かるような分かんないような。笑
きっと何か始める時にマネタイズすることばかりを意識してしまうとなかなか始められないから「お金を稼ぐ」というより、「三角形の面積を広げる」くらいに考えた方が良いかもしれません。
3つ目にタメになったことです。
西野さんはお金で情報の吸収力を買っていると書いているんですが、これとても共感できます。
本を買ったり、有料記事を買ったりも同じだと思います。
立ち読みするよりも自分でお金を払った方がお金を払ったからしっかり読もう、何か吸収しようと思うはずです。
僕も共感していますが、中学生の頃に夏休みを使ってブックオフでメジャー全巻立ち読みしています。笑
日本人はもったいないと感じるのでそういった意味で情報にお金をかけるというのは僕個人としてもありだと思います。
情報とは少し違いますが、ジムに入会するのを躊躇っている人は1度入会してみて欲しいです。
よっぽどじゃないかぎり、時間を作ってジムに行くはずです。
これは先程と同じ理由で、お金を払っているからもったいないから行こうと思うからです。
何か気持ちが乗りにくいことや自分の学びに関することにはいっそのこと先にお金を払ってしまうというのも1つの手だと思います。
4つ目にタメになったことです。
西野さんはSNSの拡散する時代は終わったと書いています。
SNSは不特定多数の人に発信するのではなく、個人と個人を繋げる方が有効な使い方だと言っています。
どういうことかというと、最近のSNSユーザーは「スルーする力」がついてきたと西野さんは分析しています。
だから、不特定多数の人向けに発信するのではなく、特定の個人に向けてDMを送る方が集客では使えるそうです。
でも確かに考えてみればそうですよね。
例えば、西野さんのイベントの告知をTwitterのタイムラインで流れきたやつを見るのと、西野さん本人からDMで告知された方がスルーしにくいですよね。
それに西野さんは芸能人ということもあり、芸能人からDMきちゃったよみたいになります。
こうなったら西野さんの思う壺です。
SNSはこのような使い方もあるんだというのを知れました。
最後にこの本で1番印象に残っていることです。
「遊んでばかりいちゃいけません。仕事をしなさい」じゃなくて、 「仕事になるまで遊びなさい!」
これは好きなことで生きていくに近い意味なので綺麗事じゃんと思う人もいると思います。
例えば、嫌々引っ越し屋で月曜から金曜まで働いている人がいるとします。
この人は週末の何かの趣味のために月曜から金曜まで自分がやりたくもない引っ越しをしています。
しかし、引っ越し業界にはもちろん引っ越し屋になりたくて毎日楽しく働いている人もいます。
嫌々引っ越し屋をやっている人が楽しく引っ越し屋をやっている人に敵うはずがないですよね。
だから西野さんは遊んでばかりいちゃいけません。仕事をしなさい」じゃなくて、 「仕事になるまで遊びなさい!」と言っているんだと思います。
ましてや人生100年時代や、AIといった様々な問題が出て来ている中で嫌々仕事をしている人は危ないかもしれません。
仕事になるまで遊べたら楽しい未来が待っているはずです。
西野さんは何かと嫌われているイメージもありますが、僕はとても尊敬できる人です。
他にもいろんな本を出しているので読みたいと思っています。
また、えんとつ町のプペルは見て欲しいです!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
先週はリーグ戦がなかったので、次節は今週5/1(日)はホームで栃木シティとの試合になります。
ホーム開幕戦よりも多くの人が観戦できるようなので南葛SC公式Twitterをチェックしてください!
来週こそ今シーズン初勝利を飾れるようにチーム全員で良い準備をするので南葛ファミリーの皆様、応援よろしくお願いします!!!