見出し画像

あなたは目標を実現するために、目標を毎日「目」で見ていますか?

目で見ることの重要性

あなたが社会で働いている人であれば、毎朝のToDo確認はきっと行っていると思う。学生であっても、周りの人より少し意識が高ければ、ToDoの確認を毎日行い、充実した生活を過ごしているかもしれない。(私が学生だった頃は、そんなことを一度もしたことはなかった)

一方、自分が立てた目標を毎日確認している人は一体どのくらいいるだろう。そもそも目標を立てている人が少ないかもしれない。何かのきっかけ、例えば「一年の始まりだから」「会社で昇進したから」「最近の生活が停滞しているから」といった理由で目標を立てたとしても、ノートに書きっぱなし、あるいはパソコンで保管しぱなしで、その目標を再び目にするまでに結構な期間が空いてしまっているのではないか。

しかし、本気で自分で立てた目標を叶えたいのであれば、目標は毎日「目」で見る必要がある。それには科学的な根拠がある。

目標を自動的に叶える脳の仕組み「RAS」

結論から言おう。脳には「RAS(Reticular Activating System)」、日本語では「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)」と呼ばれる神経の集まりがあり、目標を目にすることでこのRASが目標を叶えてくれるのだ。

RASは脳の活動を支配するコントロールセンターであり、目標を目にすることで、その目標に係る情報を自然と集めることができる。たとえば「米国に留学したい」と思ったその日から、米国留学に係るニュースや書籍といった情報を目にする回数が増えるといったことが起こるのは、このRASが関係している。

もちろん、目標に関する情報が集まってくるからといって、すぐに目標が叶う訳ではない。目標を叶えるためにはその情報を活用して意思決定を行い、具体的な行動を起こし、成否を繰り返しながら進み続ける必要がある。とはいえ、情報が集まることは行動を起こすために必要な第一歩であることは間違いない。また、情報が集まることで、目標に向けたモチベーションが更に高まっていくという効果もきっとあるだろう。

ToDoリストに目標を加えることで毎日目に触れる

私は普段、マイクロソフト社のOneNoteというアプリでToDoを管理しているが、ToDoとタブを分けて目標も管理している。そして、毎朝ToDoを確認する前に、まず目標を確認することを日課としている。目標には自分で考えて立てたものもあれば、書籍を読んで感銘を受けた台詞を引用したものもある。先日、私は稲盛和夫さんの『生き方』を読んで、「私心なかりしか」という台詞を新たに目標に加えた。私心を優先することなく、公益を考えて行動する、そのような人間になりたいというのが意図である。これは目標というより、行動方針の方が近いかもしれない。

私にはそのような目標や行動方針が50個ほどある。既に達成した目標、行動に移せている方針は装飾のない黒字で記載し、逆に未達成のもの、実行できていないものは蛍光ペンで色掛けをして、より強く意識できるようにしている。これをしばらく続けるとやがて蛍光ペンの色掛けが減り、徐々に目標を達成していることが目で分かるため、モチベーションも続く。あなたにもぜひお勧めしたい。


いいなと思ったら応援しよう!