「マヨ」と「マヨネーズ」は別のもの。
どもっ。
加工食品診断士で、ちょっと変わった蕎麦屋「ふるさと」のmikamanです。
これを読んでいる方で、今日「マヨ」と名前が付く加工食品食べた方いますよね????
世の中はめちゃ「マヨ」になっていますからね。
かくいう私も今朝はモダン焼き作ってマヨかけましたからね。
私の使うのは「松田のマヨネーズ」です。美味しいですよ。
若い子の食生活には切っても切れない「マヨ」
その「マヨ」って2文字は実はマヨネーズじゃなかったりします。
え?どういうこと?
今からその説明をしてみますね。
マヨネーズとは何か。
一般的なに知られているのは
油と卵黄を乳化させ、酢と塩で味をつけるというあたりでしょうか。
もちろん「マヨネーズ」自体に規格はあります。
簡単に説明しますと
「油脂分が65%以上であり水分は30%以下、卵黄が入っている事」
です。
それじゃ「マヨ」ってなに?
通称「マヨ」は言ってみれば「マヨネーズ風調味料」です。
それを略して「マヨ」
マヨネーズではありませんが、「マヨ」と書いて消費者がマヨネーズだと思うのは自由です。
が、マヨネーズとは似て非なるものです。
そんな「マヨ」の名称は2種類ありまして
・サラダクリーミードレッシング
・半固体状ドレッシング
となります。
マヨネーズも含めて、総称「半固体状ドレッシング」と言います。
マヨネーズとどう違うのかといえば、まず油の量ですね。
上記2つのどちらも「10%以上使用する事」という規格があります。
次は水分量。
こちらも上記2つのどちらも85%以下という規格になります。
そう、この2つはかなりの類似品なんです。
違いはといえば、決定的なものは無く、
・サラダクリーミードレッシングには香料と酸化防止剤は使用不可。
・サラダクリーミードレッシングには卵黄もしくは全卵の使用義務。
この辺でしょうか。
マヨネーズに近いのはどちら?
と言われればサラダクリーミードレッシングとなります。
どうしてマヨもどきが必要なのか。
コスト安になりますから、メーカーは助かりますね。
なんせマヨネーズは60%以上が油ですから、他の半固体状ドレッシングと比べますと油のコストが随分違いますね。
また、油が少なくなりますからカロリーは少なくて済みますね。
先日、某コンビニのおにぎりを食べる機会がありまして(コンビニの食べ物を食べる機会が1年に1回あるかないかなんです)、おにぎりの金字塔ともいえる人気メニューの「ツナマヨ」を食べました。
15年ぶりくらいに食べるツナマヨは、私の想像していたツナマヨと比べて随分進化していました。
昔は「ツナにマヨネーズ(風?)のものを絡めて具として入れました。」
という感じだったものが、今は
「白いサラサラのマヨ風のものにツナっぽいものが混ざっているのが具に。」
という感じに。
コストと美味しさを追求していった結果でしょうか。
もちろん私も美味しくいただきました。
おにぎり凄いですね。食感もほろほろなんですよね。
家じゃあんなんどうあがいても不可能ですからね。
(炊飯油という存在があります)
カロリーハーフはマヨ風
意外と気づかないのですが、どこにも「マヨネーズ」とは書いてないんですよね。卵入っていますからサラダクリーミードレッシングですね。
いわゆる「マヨ」に属しています。
油少ないですからカロリーはもちろん抑えられていいですね。
ただ、その代わりに何が加えられているかってのは常について回る話で、こちらを立てればあちらが立たないって話です。
その辺は自ら学んでいく事で取捨選択するのがいいですね。
私も若いころからマヨネーズにはお世話になっています。
マヨのものもたまには口にするときもあります。
(昔はひなあられのマヨ味が好きでしたね)
ただ、やっぱり油が強い「マヨネーズ」の方が好きなんだよなぁ。
今回は「どちらがいいか」ではなく、違うものだよって事を理解してもらいたいなと思い記事に上げました。