◯10分だけ公園

　
　平日お弁当を食べた息子が13時頃に児童発達支援から戻って来る。普段はこのまま家へ直行し、おやつ、ぐだくだ遊ぶ、お昼寝という流れだった。

　先週から、自転車で公園へ行き15分位で帰るというを始めた。活発になってきてストレス発散してほしいのと、自分も外気の中で伸びをしたりするという時間。

　
　息子も送迎車から降りるなり『こえん！（公園）』と言うようになった。

　お昼直後の時間帯、公園に子どもはいない、ほとんど貸し切り状態でまずはおもいきりブランコに乗る、たまに私も乗る。

　暑い日は遊具の熱さが危険、背中には保冷剤リュックを背負っている。木で出来たものは熱くなかった、木はすごい。

　ブランコへの名残惜しさを振りきってシーソーに乗る、機嫌が良ければすべり台も。それから思いついたように『りんご、おいも食べに帰ろう』と息子に言うと『おいも』と答え自転車になんとか乗ってくれる。

　公園の横を、力不足で入れなかった療育施設の送迎バスや、入れなかった幼稚園の園バスが通っていく、穏やかな気持ちになる、みんな空の下。