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○ 鑑賞することについて
ー作品を鑑賞するとき、パワーが必要だ。その作品がどんなものでも、見る、聞く勇気、受け止め、咀嚼し、理解しようとするちからが。
だから、元気がない時はあまり鑑賞できない。こころが健やかなとき、スポンジのようにぐんぐん良いものを吸収し、受け取ったイメージを自分のものに変化させて、化学反応のように創作してゆくことができると思う。
鑑賞にパワーが必要だと思われる順にかいてみよう。(じぶんにとって)
①お芝居、②落語、③ダンス、④音楽、⑤絵画、⑥書道、⑦写真、⑧映画
生身の人が目の前で台詞を言っている、私はお芝居が一番ちからがいる。繰り出されるたくさんの言葉、展開されていく話についていく理解力など。
ダンスはジャンルにもよると思うけれど、言葉が無い分、自由な解釈で観られて楽だった。音楽もジャンルが色々あるけれど、目をつぶって聞いてもいい、気持ちよくて寝てしまっても、それもありかなと思う。
絵画は、人はいないのに、息づかいが聞こえたり、気に入ると、ずっとそばにいたくなる、不思議だ。
落語で、その場にいる方と笑いをともにするという空気はとてもあたたかい。 お芝居は、ちからがいるけれど、会場全体の強烈な共有体験で、観終わると「明日もがんばろう、生きていこう」と力をもらえるパワフルさがある。
高揚していると、感想を言いたくなる。ああだこうだと自由に言える雰囲気があったら素敵だ。感想も自己表現であると思う、言葉でない手段で表してもいいのだ、まさに即興のやりとり。
「 作品 + 会場の雰囲気 + お客さんの雰囲気 」などの一体感、結果的に、全体のチームプレーと言える。
いろいろ鑑賞していると、何が好きで、何があまり好きではないか、ぼんやりと感じられてくる。私だったらこうしたい、とか勝手にイメージして楽しめる。それがいいなと思う。
☆ 鑑賞 (又は、自然や人、宇宙からインスピレーションをもらう) (受容、気づき) → 咀嚼(入り込む、潜伏期間、沈黙)→ 創作(集中、表現、シェア)= 循環 ☆
この循環をほどよく持続させていけたら素敵だなと思う。
○ 秋の風が吹いていますね。半袖をまだ着られてうれしいです。寒暖差が大きいですが、あたたかくしてご自愛ください。○
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