父は方向性を示し、母は課題を与える
お母さんに似ているって言われた人は多いと思います。母親の影響力は最大ですから当然ですよね。その影響力が効果的に働くと良いのですが、そうではない方が多いのが現状です。
実際、私も母に似ていると何度も言われましたが、その度に不快でしかありませんでした。
口うるさい小言、世間体を気にする態度など、私は母のようにはなりたくない!と心で思いながらも、母の欲求に呑み込まれていく自分に腹が立っていました。
母に呑み込まれてしまう
どんな時も一番になりなさい!そんな母に悪い点数を見られると叱られる!
母の顔色ばかり伺っていた子ども時代。
母に支配された私の心は、女性の性質をを受け入れるのを嫌がり、母が化粧をするのを見るたびに、私は絶対化粧はしない!と心に誓ったものです。
父の教えは切断していくこと
父は母と真逆でしたから、大人しく、口数も少ない方でした。母が愚痴をいうと、貝のように口を閉ざして、言い返すこともありませんでした。
おとなしい父に「たまには言い返したら!」と言ったことがありましたが、「男は貝になる時があるんだ」と返されました。
そんな父の楽しみは、本を読むこと。
父の書斎には、トルストイの「アンナ・カレーニナ」モッパーサンの「女の一生」など、哀れな女性の物語を描いた本が本棚に並べてありました。
きっと父の無意識は女性の抑圧から逃れたかったのでしょう。
私は難しいすぎるその本を読むことはなかったのですが、いつまでも本のタイトルは忘れることはなく、いつの間にか私の方向を誘ってくれるものになりました。
高校を卒業するとすぐ、小うるさい母と離れて暮らしました。
心では、女性性を切り捨てていたような感覚です。父の勧めた看護師になるためにおしゃれも化粧もせずに働きましたが、心の奥底では女性の在り方を探し求めていたのかも知れません。
心と体の法則
それから父は長年勤めた会社を定年したと同時に、大腸がんで他界しました。
言いたいことも言えない体は、循環が滞り便秘になっていったのです。手術で腸を切断したのですが、手遅れでした。
それから数年後、母の小言や口うるさい言葉、ネガティブな思考は、喉頭にがんをつくりました。声が枯れるようになり、違和感を覚えた母は、自分ががんと知ってからかなり素直になりました。
父の前でも素直になれたら良かったのにね。
こうやって、念というのは体に乗り移り、現象として現れるのだなぁと繋がりを感じます。
人が病気にならない秘訣は母の教えてくれた課題を解決し、父の示す方向へ進むことです。
女の口は、人を活かすためにあります。そして、女の肚には覚悟があります。たとえ厳しい言葉でも、相手を活かすために覚悟を決めたなら、自分をも人をも活かすことができるのだと思います。
自分を誤魔化すと、病気になってしまうんですね。
皆様のご両親はどんな方ですか?
きっと、私と同じ思いのかたもおられるのではないでしょうか?
私は看護師の知識と経験、認知科学や自然化学日本文化の学びを活かしてwellnessコーチングをさせて頂いています。
今の自分は過去に選択した結果ですが、満足いかないのなら、変化するしかありません。
私も真逆の視点を持てるようになり、確実に変化しました。
私の経験が更年期の女性が自律に向かうためにお役に立てればとっても嬉しいです。
自律とは、自分の正しいさに従い、進むこと、そして、その先に幸せがあることです。
・新しいことを始めたい方
・何かに迷っている方
・方向性がわからない方
・とにかく話を聞いてほしい
・すぐに感情的になる
知っている知識と経験をもとに、精一杯全力でお付き合いいたします。
皆様にお会い出来ることを楽しみにしています。
何か質問がありましたらコメントでお受けいたしますね!