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【音楽】プロとエンジョイ勢【ゲーム】

プロを生活費として定義した記事がこちら↓

資格の存在しない”仕事”のプロのお話。
定義が決まっていないからこそ自由な解釈で想像できるのも、
クリエイトな楽しみ方であって、
なんでもかんでも”プロ”に拘ってちゃ楽しくない。

ってことで過去にこんなことあったな的な
自分語り。

タイトルに【ゲーム】と入れているんですが、
私10代20代の頃は生粋のPCゲーマーでして、
その当時(20年前)でもよく”プロ”って言葉があったなぁと思いまして。

今ではYoutubeやTwitchといった配信サイトがあったり、
ゲーミングPC”という言葉や”FPS”なんて言葉は珍しくありません。

私の感覚ですが日本での家庭用ゲーム機でFPSが一部で流行ったのは、
1997年、任天堂64で発売された”007 ゴールデンアイ”でした。
私が小学5、6年生頃だったと思います。

ちょうどそれくらいの時期に我が家にパソコンが来ました。
当時では最高スペックのPentium2搭載。
たった1GBのHDDが1万5千円で売られているような時代でした。
もっと高かったかも。

昔の細かい話をツラツラ書くとタイトルから遠くなってしまうので、
私のPCゲーム生活の詳細はまた別記事で書きます。

で、今では”e-sports”とまで認知されるようになり、それ用の専門学校があったり、
ゲームの世界でも”プロ”が生活しています。

10代の多感な時期に私はシッカリガッツリPCゲームをしていまして、
20代中頃まではエンジョイ勢としてオフライン大会に参加してたりしました。

そのゲームは5vs5で戦うゲームでして、
私以外の4人もネットで知り合った仲間だったりします。
で、別のチームと試合をするわけです。
で、大会によっては賞金が出たりします。
そうなると強いメンバーで勝負するわけですな。

まぁ…10代の話ですよ。所詮ゲームとか言っちゃいけない。
賞金が出るんですから。優勝すれば10万円とか貰えるんですよ。(チーム5人なので実質2万だったりしますが)
で、その当時アメリカでは1億を超える優勝賞金がかかっている世界大会もありました。今でもあるはず。
だからめちゃくちゃ夢が広がるわけですよ。好きなゲームが上手くなれば良いわけです。好きだからずーっとできるわけです。

もちろんその世界大会の日本予選、見に行く訳です。
めちゃくちゃ強くて有名な人たちがいるわけですよ。
「あ、あの人ってあんな顔なんだ」とか
「ネットではめちゃキツい人なのにリアルは優しい人なんだ」とか。

で、私たちも頑張ろう!みたいにして、
毎日ゲームするわけです。
ここでタイトルの”プロとエンジョイ勢”の話になるんですが、

そのゲームはマウスとキーボード、ヘッドセットがめちゃくちゃ重要で、
優勝賞金総額1億円越えのプロゲーマー”が使っている物をみんな欲しがります。
で、私も色々と買いましたとも。バイトしては新しいデバイスを買って、
「今日はこのヘッドセットだから勝てるぞ!」とか
「今日はマウス変えたから勝てるぞ!」とか。
それを繰り返していました。


「ん?あれ?これってもしや…」と思いまして。

クラリネットで、
しょっちゅうマウスピースとリガチャー変える人って何がしたいん?
ってことを書いた記事がありまして、
少し似ている部分があるなぁと。

これパソコンの事なので少し分かりにくいかもしれませんが、ざっくり
"ボールマウス"と"赤外線マウス"と"レーザーマウス"がありまして、
今は"レーザーマウス"が必需品だと思います。
精確なんです。反応速度とか書くとあれですが、とにかく今FPSやるのに
ボールマウス”で参戦するのは負けます。勝てないので面白くないです。

もしかして…と思った部分がこれでして。
クラリネットで”良い音”や”ピッチ”を出せるのは、
新しいデバイスありき、という考え方。

ピッチが精確だから買い換えた
音色が良くなるから買い換えた

と、ゲームが
上手くなりたいから買い換えた

は結構近いのかもなっと。
事実私も10代のころゲームで勝ちたかったので
負けたらデバイスのせい
あいつが強いのは高いPCと高いデバイスを使っているからだ
とか思っていました。

楽器でも事実、
プラ管のクラリネットで大型コンクールで1位を獲った人は見たことありません。
最低限の支出、というものは常に更新されます。

少しコアの話ですが、
液晶パネルでもリフレッシュレート120hz対応と60hzだと、
間違いなく120hzが有利です。

ゲームに特化した商品”を”ゲーミング〇〇”(レインボーに光るという皮肉)というのと同じくらい、
良い音を出すための商品”として適当な名前をつけて売り続けるのも、
まぁ一つの商売だろうなと。

なので過去に書いた記事での訂正がいるなぁと。
そういうノリになっている世の中の変化があるから、
若者は知らなくて当然だと思う。
だから若い人はたくさん色んな物を買っては疑って買っては疑ってを繰り返す必要があるのかもしれない。
楽器では私はそうできない環境だったからしなかったけど、全然違う分野で山ほど経験した。

私よりも年上の人の話は知らん。ただの世間知らずか言い訳か経験不足か、
ただ言いたいのは、
そんなもんで上手になるなら苦労せん
というだけ。

実際、私の友達でも当時プロゲーマーとして活躍している人がいて、
やっぱり強いのよ。
まぁ勝てない。
で、勝手なアドバイスとかしてこない。

私がエンジョイ勢としてゲームしてるの知っているし、
「相変わらず強いなぁ」と言えば
「負ける気がせん」と。

「上手くなるためになんか教えてや」と言えば、
「たまたま勝とうとしすぎやろ笑」と言われ、
ほえええええ、読まれてんなぁと。

「せめてなんか助言くれよ笑」と言えば、
「どうなりたいかも分からんのに言えんやん笑」と言われ、
うん、確かに。
上の会話がクラリネット奏者の会話だったら、
なるほどなぁと思う。

上手な人には上手な理由があるけれど、
もしそれに教科書があれば誰でも上手になるわけで、
その通りにいかないから模索するわけで…

大してゲーム強くない人に、
「これを変えた方が」とか聞いてもないのにベラベラ話されても、
全く面白くないし、
上手な人からは、
「これに変えた方が良いよ」とは、なかなか言われない。

上手な人ってそれなりに努力しているから、
人の努力を尊重しているというか、
だから色々と聞きたくなるんだけど、
なかなか教えてくれないのよね。

そうじゃない人って、
うーん。
そうじゃないんよね。
単純に魅かれるものがないというか。

ゲームは強けりゃなんでも良いからの。チートなしで。
演奏は上手けりゃなんでも良いんだけど、すんごい好みの色があって
”好き嫌い”というより”好き”が偏って出来ている”好き嫌い”な気もする。
「”嫌い”の個性」より「”好き”の個性」に偏りたいもんですな。

また別記事で似たような話を書くかも。
とりあえず今回はこれで。
読んでくれてありがとう。
おやすみなさい👋


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