新米教師の悩みごと:トライアルが怖い。
前回、初級レッスンのトライアルで何をしてますか?という記事をあげました。
読んでくださった先生方ありがとうございます。
その後、また数人からトライアルの申し込みがありました。
そこで申し込みを受け入れたあとメッセージでどういうことを勉強したいかもっと詳細を聞くことにしました。
内容としては
文字は読めるか
テキストを使って勉強した経験はあるか
なぜ日本語を勉強している/勉強したいか
勉強していて何の問題があるか
文法、語彙など何を一緒に勉強したいか
どんなスタイルが好きか
しかしすぐに返事をする方は稀で、返信しないか、レッスンの直前に返信がくることもあります。
となるとほぼぶっつけ本番になります。今回もほぼそんな感じでした。(そして60分というパターン)
ケース1
米国人男性。
日本の高級住宅地に住んでいた経験があり現在も日本の会社と取引がある。よく出張するのでその時に日本人と日常会話ができるようになりたい。テキストを使ったことがないため抵抗感アリ。
取引先が関西だから関西人が一般的に使う表現も教えて欲しい。
めちゃくちゃ片言だが、本人的には話せていると自負していそう。
ケース2
ハワイ在住米国人女性。
ハワイという土地柄日本人の同僚や日本人クライアントのために日本語が話せた方がいいという理由。基礎から会話を勉強したい。
自己紹介がやっと言えるくらいの初級レベル。
ケース3
プロレス好き米国人男性。
日本語は完全に趣味で日本語実況を聞き取れるようになりたい。
文法や漢字は独学しているが聞き取りに苦戦。
やりたいのは文法、語彙、会話練習。
会話レベルは同じく自己紹介がやっとなレベル。
さてみなさんだったらこのそれぞれバラバラなニーズの学習者にどうアプローチしてどんな提案をしますか?
もうね、私は必死のパッチです。(関西弁)
正解がわかりません!
なんだろうか、結局皆さんどんな学習スタイルがお好みなのかが難しい。
ニーズを聞き出しても生徒さんも何したいのかあんまよくわかってない感じ。(特にケース3の方)
ケース1は基本文法をおさらいしながら、実践的な会話練習がご希望だったので実施。テキスト不使用。だけどちょっとした会話マテリアル使用。
ご年齢がちょっと上ということもあり、チャットボックスがまず探せない➕文字が小さくて見えないと言われたので、italkiのホワイトボードで大きな文字を見せるかたちで実施。
欧米人あるあるの一方的な長文会話になりがちなので2回目以降は私に質問するように、質問文を作らせるように仕向けてやっとこさ会話形式になる状態。
困るのが長文の英語を言ってきてこれを日本語で言うにはどうしたらいい?と言われること。まず基本的なこともゆっくり時間をかけてやっと話せる状態なのでその複雑な文を日本語で言うのは今のレベルではむずかしいんだけど・・。(愚痴です)
ケース2は1から始めたいということだったのでとりあえずみん日の積み上げ方式で実施。無表情なのでときどき趣味の話を織り交ぜながら・・。これが正解かはわからないけど様子見。
そしてこのお二人は次は無いだろう・・と思ったらパッケージ購入してくれました。ただitalkiのパッケージって使わなかった分は生徒に返金されるシステムに変わったので以前のような安心感も特にないのだけど。
ケース3はとりあえず自己紹介。
ある程度勉強していると申告していたが思った以上に初級なことが発覚。(自己申告は信用しない方がいいと言うのはあるある)
プロレス好きの生徒のために以前作成したものを使って基本文法を確認しながら読む練習と会話練習。プロレス好きは知っておいた方がいい語彙も確認。時間があまったので基本的な文法の練習。
私はプロレス好きの人は例文に出したり時々クイズをしたり色々やりますがやってることは基本的な初級日本語の練習と変わり無いのですが。
プロレスが好きでそのことについて話したいのか、プロレスに関連した日本語を勉強したいのか、プロレスはただ好きなだけで基本的に日本語を勉強したいのか..終わったあと、何が彼にとってベストだったのかわからなくてモヤモヤしました。プロフィールを見てみたところ色々な先生を数回単位で終えてる感じでした。
ちょっと深夜にこれ書いてるのでハイになってます。
自分がitalkiの生徒としてトライアルを受けた時
2人の韓国語の先生はテキストを使用してデモレッスン。
イギリス人の先生はただのフリートーク。(特に何がしたい?とかも聞かれなかった)
南アフリカの先生は唯一熱心にニーズを聞いてくれ信頼できたので当時その先生のレッスンを選びました。
ニーズの聞き取り、に関しては生徒さん自身も本当は深掘りしてもらう必要があるのではないでしょうか。
それとも私は重要な何かが見えておらず何かを見落としてるのだろうか。
養成講座でコースデザインとか勉強した気がしますが..もう一度本をひっぱりだして読もうと思います。
ただこういうのは本当に行動に移して始めてわかることが多いですね・・。
ベテラン先生は新人向けにニーズの聞き取りとコースデザインのやり方講座とかしたら買ってくれるひと、いるのではないでしょうか。
また報告します。
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