はじめまして
はじめまして、藤間 三賀枝(とうまみかえ)です。
私の手仕事の活動は、
幼児教育からシュタイナー教育に関心を持ち、環境として存在する手仕事のあり方に共鳴するところから始まりました。そして、Fiber Craft Studioで働き、手仕事について考えを深めていくうちに、暮らしの中での手仕事のありようを見つめるという大人が自ら取り組む手仕事の探求、大人のための教育に焦点を置くようになりました。
ものにあふれたこの時代、ものと人との関係性をいかに築いていくのかを、自らつくるということを通して考えていくことは、一つの道であると強く感じています。
素材に触れ、つくる過程の一つ一つの中に見え隠れするさまざまな要素を真に体験することで、本当に「知る」に至るのです。自然的なものに傾倒するということでは終わりません。つくることを通して気づいたことに向き合い、そして、そこに映し出される自分自身の姿をも見るようになるのです。
手仕事が真の体験になるように、意識に働きかけていくことを大切にしています。それが、ひとりひとりの内面から生き生きとした力が湧いてくるような魂の強さにつながっていくと考えます。
* プロフィール *
独ヴィッテンおよび米NYスプリング・バレーにてシュタイナー教育、アントロポゾフィー(人智学)を学ぶ。 2002年よりRenate Hillerらと共に、Fiber Craft Studio (旧Sunbridge College - Craft Studio) を運営し、手仕事の研究や講座などに力をそそいだ。
2014年帰国以来、関西を中心に対面及びオンラインで講座活動を展開している。
紡ぎ、草木染め、編みを中心に、小さな道具を手にして、創造のはたらきの中にある人とものとの関係性ついて探求しています。 一つ一つの工程を大切に、生活の中で使うものや、「着る」ということについて、人間のからだの動きやありようが生きてくる素材感、色と形の融合を大切に、有機的なものづくりのありようを心がけています。