父から息子へ。最後のプレゼント
わたしのおじいちゃんが亡くなったお話の続きです。
わたしの父は埼玉県で市議会議員をしていて、今4期に向けての選挙の真っ只中で、
この忙しいタイミングで何でおじいちゃんは死んだんだろう?と考えていたら
ちゃんと、おじいちゃんからお父さん(息子)へのプレゼントがありました。
田舎でお年寄りが多いから、顔を見せて住む方々にお声を掛けることが、
お相手の安心にも繋がり選挙活動では大事なんだと、常々言っていた父。
だけど、今期はコロナで前回のように、思うようにご挨拶回りができずの選挙活動をしていました。
その上、おじいちゃんが亡くなって、選挙活動よりも葬儀の手配などで忙しくなった父は
「まだご挨拶が2箇所残っているんだ」と、少し頭を悩ませていて、
わたしも何かお手伝いできることはないかなーと考えていたのですが、
葬儀の段取りの話を聞いている時に、壮大な息子へのおじいちゃんからのギフトに気がつくことができました。
それは・・・
お葬式はコロナの影響で家族葬をするのですが、
お焼香は式場の方の徹底した管理の元で行われ、
ふと「会葬御礼は念のため、400用意している」と、父が言ったんです。
400人分ーー!!??
父が会いに行かなくても、十分な方々が父に(おじいちゃんに)会いに来てくれるではないか。
選挙活動はできなくても、父の姿や振る舞い方で、父らしさをみなさんにお伝えすることができます。
そう、おじいちゃんは選挙活動を阻止したのではなく、
大いなるお手伝いをしてくれたのです。
それに気がついた時は、おじいちゃんの大きな計らいに驚きと共に、心底感動をしました。
おじいちゃんが住む山の土地は、先代が他の人に売ってしまい、一時期手放すことがあったそうなのですが、
おじいちゃんが生前に頑張って取り戻したと聞いていました。
きっとおじいちゃんはピンチをたくさん乗り越えてきて
「ピンチはチャンスになるよ」
と、最後に息子に伝え、エールを送ったのではないのかな?と思いました。
お父さん、今期もダルマさんに目が入るとイイネ。♡