今、将棋が面白い!!
という #iPad芸人 (iPadを使って心の赴くまま好きなことを書いたり描いたりするやつ)をやりました。
タイトル画像は切れちゃってるので、フルバージョンはこちら。
藤井七段の史上最年少タイトル獲得で盛り上がっている将棋界ですが、藤井さんのライバルたちもかなり熱い!!ということを語りたくて書きました。
渡辺二冠(三冠でしたが棋聖を奪取され二冠に)
「昼飯はうな重」の男気エピソードが好きです。あと「相手が離席しているときは打たない」というマイルールもかっこいいなぁと思います。(タイトル戦は持ち時間4時間とか8時間とかなので、途中で離席してトイレに行ったりおやつを食べたりします。自分が打つまでは時間を消費するのに・・・・・・紳士)
将棋では勝負が決した後に「感想戦」をやります。感想戦とは、一手目から並べ直して検討をすることです。渡辺さんは、この「感想戦」が本当に見事なんです。勝っても負けても、テンションを変えずによくしゃべります。自分が負けた後の感想戦なんてやりたくないと思うのが人情だと思うのですが、ちゃんとしゃべる。ちゃんと検討する。相手に配慮さえ感じる言動や所作が本当に素晴らしいと思います。
木村王位
木村さんも大好きな棋士です。木村さんの素敵エピソードとしては「木村さんが怒るときは若手が理不尽な目に合っているのを知ったとき」でしょうか。ものすごく人望があって、初王位獲得の際はたくさんの関係者やファンがお祝いに駆け付けたそうです。
それも納得の人柄が分かるのが、木村さんの解説です。王位戦挑戦者リーグの解説では「(みんな強いから)みんな負けたらいいと思います」。そりゃ本音はそうですよね。それを言っちゃうのが木村クオリティ。そんなふうに飄々としながらも常に相手を立てるトークは見習いたいです。木村王位の解説を聞くチャンスがあったら、ぜったいに面白いのでぜひ聞いてみてほしいです。
王位戦第二局では、藤井さんが人生初の封じ手となりました。作法を優しく伝える様子は本当に素敵だなぁと思いましたし、きっと画面に映らないところでもいろいろ教えてあげているんだろうなぁ、と想像できる自然な所作でした。
永瀬二冠
AbemaTVトーナメントという番組があります。3人1組の団体戦で優勝を目指します。永瀬さんはチームリーダーとして、ドラフトで藤井七段を指名、見事同チームとなります。
永瀬さんが対局中に必ずバナナを食べることから、「チームバナナ」と命名。控室はまるで高校の将棋部のようなわちゃわちゃ感で、「ああ、藤井さんも普通の高校生なんだなぁ」とほっとするシーンを将棋ファンに見せてくれました。(藤井さんの)誕生日を祝っているとかいないとか?(叡王戦第四局後インタビューより)藤井さんからしたら、将棋界のいちばん身近な兄貴分なのかもしれません。
永瀬さんのあだ名は「軍曹」。勝負を焦らない、持久戦が得意(なんだと思います、たぶん)。補給食(兵糧)にバナナを欠かさず、飲み物もたっぷり用意。人として頑丈そうなところがいいなぁと思います。
叡王戦では、最初和服なのに途中で洋服に着替えるシーンが目撃されています。(洋服のほうが動きやすいから?)
ちなみにあだ名は軍曹ですが、インタビューはとても謙虚な方です。
豊島竜王・名人
将棋界の八大タイトルの頂点、竜王・名人タイトル保持者。
最強・・・のはずなのですが、叡王戦では毎局、永瀬さんとの千日手・持将棋を繰り広げています。(本日第五局の対局中ですが、今回から解説・聴き手4名体制になりました。番組の体制を変えるほどの泥仕合感。これが相性ってやつでしょうか)
ニコ生でコメントをみながらまったり観戦するのは大層楽しいです。
※20:30現在、評価値をほぼ互角に戻し、両者時間を使い切って秒読み(1分以内に指す)に入りそうです。今夜も長くなりそうだぜ・・・・・・。→奇跡的に21時台に終局しました。(奇跡の定義)
あと、名人戦の日程が合わなくてじっくり観戦できていないので、時間取れるといいなぁ。
まとめ
藤井七段の熱いライバルたち!をご紹介しました。
年齢も経験も関係なく、相対して戦う姿はかっこいいなぁと思います。
一方で、洗練された所作や、揺れない心、相手への配慮など「年齢や経験を重ねたからこそ」身に付いたであろうものも感じることができます。彼らにとって将棋は「道」で、一生かけて修行するものなのだろうな、その覚悟があるのだろうな、と思います。そういうふうに感じさせるところもめちゃくちゃかっこいいです。
私は1か月前に(たしか棋聖戦の挑戦者決定戦あたりから)将棋をまじめに見始めたにわか初心者なので、まだまだ知らないかっこよさがたくさんあると思います。
語りたいかっこいい棋士が貯まったら、第二弾もUPしていきたいと思います!