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人に話すことの効果を知ると誰かに話すことが楽しくなる訳

論理的に話そうとか上手に要約しようという話?と思われたかもしれませんが、今回お伝えしたい話し方とは「力を抜いてゆるく気楽に話すこと」です。

力をぬいてゆるく気楽に話すと言われると、なんとなくイメージがわきづらいかもしれませんが、ほんとに、いつも通り話すだけでOKです。


人に話すことの効果とは

  • 自分で気づくきっかけになる

  • 相手が何かを見つけ出してくれる

  • 頭がスッキリして心が落ち着く

これが人に話すことの効果です。

自分の中でまとまらないこと/悩んでいること/困っていることなどを、とりとめなく誰かに話すことで手に入る3つの効果について、詳しくお伝えしていきますね。 

自分で気づくきっかけになる

これは、僕が勝手に言っていることではなく

オートクライン:自分が話した言葉や内容を、話すと同時に自分でも聞くことで、自分が考えていたことに気づく(気づかされる)こと

と、コーチングの効果的な手法のひとつにあるものです。

意外かもしれませんが、しっかりと構成を考えて明確な意図を持って話すよりも、思い浮かんだそのままを言葉にする方が、様々な効果を得られる場合があるんです。

誰かに話しているうちに、突然、悩みや問題が解決したり、いつの間にか方向性が決まったという経験がありますよね?

なぜそうなるのか?

それは誰でも自分が絶対にできないことや、自分ごととして考えられないことでは、決して迷ったり悩んだりしないからです。

例えば

  • 国内旅行に行くかどうかは迷えても、月に旅行に行くかどうかは(今のところ)迷えません。

  • 会社や得意先で、頼まれた仕事を受けていいかを迷えても、何の関連性もない仕事を突然始められるかどうかは迷えません。


このように、自分で対応できる/自分で解決できることだからこそ、言葉にしてみることが気づきを生むきっかけとなります。

相手が何かを見つけ出してくれる

(自分の話をするので当たり前のことなんですが)通常、人に話す時は基本的に自分の主観的な考えをもとづいて話をします。

そうやっていろいろな話をしていると、相手から想像もしなかった反応や回答・意見をもらえる時があります。

これが思いつくままに話すことで、相手からもらえるプレゼントなんです。運が良ければ目からウロコの気づきや解決策を手に入れることができます。

また、その時はピンとこない・聞き逃すような小さな存在かもしれませんが、少しでも自分の中で響いた言葉は頭や心の片隅に残り続けています。

その後、何かのタイミングでいきなり頭の中でつながって、大きな成果や変化を起こすきっかけになることもあるので、他者からもらえる気づきはとても貴重なものです。

頭がスッキリして心が落ち着く

その友人がホワイトハウスに着くと、リンカーンは、奴隷解放宣言を発表することが、果たして得策であるかどうか、数時間に渡って話した。(中略)こうして数時間の長談義が終わると、リンカーンは友人と握手をし、その意見は一言も聞かずに帰してしまった。 初めから終わりまで、リンカーンひとりがしゃべっていたのだが、それですっかり気がはれたらしい。


唐突にあのリンカーンの話を持ち出しましたが、ここには、人に話すことの重要性がハッキリと書かれています。

実際に、リンカーンが奴隷解放宣言を発表することに悩み、友達に話したことで気持ちが固まったのかどうかはわかりませんが、リンカーンの側近ではなく旧友を選んだのはとても興味深く、人に話すことの核心をついていると思います。

愚痴や不満、不安を誰かに聞いてもらうだけで、頭のモヤモヤが晴れて心が穏やかなったときの感覚を思い出してみると、人に話すことの効果に納得できると思います。

まとめ

人に話すとなると、必要以上に緊張したり、肩に力が入ったり、なんて話そうかと悩んでしまったり・・・

そんなときは、人に話すことの効果

  • 自分で気づくきっかけになる

  • 相手が何かを見つけ出してくれる

  • 頭がスッキリして心が落ち着く

を思い出して、力をぬいてゆるく気楽に話してみてくださいね!

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