あなたはどんなストーリーに惹かれる?人生の予告編説
これは2024年2月16日配信のpodcast番組"mikaのinner journey"のスクリプトをもとにしたものです。同じ内容を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ↓
(Apple PodcastやSpotifyでも聴けます)
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往復書簡でやりとりをしている方、クライアントさんになるんですが、彼女とのやりとりのなかで映画やドラマの話になって、ふと思い出したことがあったので、今日はそのお話をしてみたいと思います。
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みなさんは、お好きなコンテンツ、エンタメって、どういうものがありますか?
わたしは、本がいちばん好きで、活字で読むのがいちばん入ってくるタイプなんですが、これはきっと、人によりますね。映像で見るのが好き、とか、音声がしっくりくる、とか。後は内容も、例えばアニメが好きとか、そのなかでもSFが好きとか、色々あると思います。
で、これ、わたしの場合なんですが、いちばん好きな"本"というコンテンツではわりといろんなジャンルを楽しめるし、それぞれの作品で響くことがあるんですが、
こと、映画や映像の作品になると、どうも、一定の偏りというか「傾向」、こんなストーリーが好き、
もっというと、
自分の中では好きという意識までには至っていないんだけれども、どうもこういうストーリーにすごく惹かれるな、っていう傾向が、あるんです。
そしてその傾向は本でももちろんあるんですけれども、映画のほうがわかりやすい。あからさまに自分の惹かれるストーリーがあって、それが、その時々、自分のフェーズによって、変化してるなっていうことに、改めて気づいたんですよね。
自分のフェーズっていうのは、年代とかライフステージとはまたちょっと違くて。自分だけがわかる、自分の人生の、なんていうんでしょう、小説で言うと、第1章、第2章、みたいな違いです。
過去、振り返ってみると、わたしが映画とかTV番組で惹かれるストーリーって、こんなものがありました。
まず、20代後半には、この番組でも何度か触れているかもしれませんが、SATCですね、SEX and the CITY、が大好きだったんです。NYのマンハッタンを舞台に、30代の4人の女性が、キャリアだったり、恋愛だったり、もちろん、人生、いろんなドラマを見せていくTVシリーズで。画面のなかの彼女たちに憧れて、DVDをずっと流しっぱなしにするくらい浴びていた時期があります。
で、そこから何が起きたかと言うと、「主人公たちの英語が聞き取りたい」と思うようになって、英会話スクールに入って。そこに通っていたら、ボスに誘われて一緒に働くようになって。
そして30歳の時に、NYのマンハッタンに、数ヶ月ですけれども実際に住むことになりました。
そのときは並行して、「自分も彼女たちみたいに、週末、カフェでブランチをしながら色々語れる友だちが欲しい」と思って、自分で、朝活の団体を立ち上げて、それを運営したりもしていました。
そんなこんなで、いつのまにか、「英語で主人公たちみたいにお喋りがしたい」とか、「週末にカフェでああでもないこうでもないって話せる友人が欲しい」みたいな願いが、すべて叶っていたわけです。
そしたら、不思議と、そういうストーリーに(あれだけ好きだったSATCにも)、もうそこまで惹かれなくなったんですよね。
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そして、次は、30代前半かな。その頃はすごく、ロードムービーが好きだったんですよ。いわゆる、「主人公が旅をして、そこでいろんな出会いや経験を積んで、成長していく」「人生を変える旅」みたいなストーリーが、とても好きでよく観ていたんです。
その後、1ヶ月かけて初めてヨーロッパをひとりで旅したんですが、その時の旅が本当に、「導かれる感じ」といいますか、自分にとっては人生がガラッと変わる旅になりました。
で、そんな旅を経験したら、やっぱり、いつのまにか、ロードムービー系を観なくなったんです。気づけば惹かれなくなっていた。
普通に考えれば、
その映画(やドラマ)を観た
↓
その内容に影響を受けて
↓
自分もその経験をしてみた
(わたしの体験で言うと、マンハッタンに住むとか、旅をするとか)
の流れになると思うんですが、わたしの感覚ではちょっと違っていて。
これって自分の顕在意識ではよくわかっていなくても、もっと深いところでは、自分の求めていることや、願いをわかっていて、そんな想いが、特定のストーリーに目を向けさせていると思うんですよ。
なので、順番で言うと、
経験したい「何か」が自分の内にあった
↓
その思いが、ある特定のストーリーに目を向けさせた
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意外に、後から気づくものだなって思うんです。
というのも、例えばSATCについてはわりと(それにまつわる色々に憧れがあることを)自覚していたんですが、
ロードムービーをよく観ていたときには、別に自分がそこまで旅をしたいなんて、思ってなかったんですよ。
でも、33歳の時に、「これはもう、わたし、フランスに行かなきゃいけないな」って、流れになってきて。本当に、すごく"フランスの風"が吹いてたんです、当時のわたしの周りに。笑
なので、正直、自分の意志って感じではなかったんです。「行きたい」というより、「これはもう行かなきゃいけない」みたいな感じで、むしろ、行く前は気が重かったくらい。でも、結果として、その流れに従ったことで、人生が変わりました。
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こういった経験をしてきて、もし惹かれるストーリーに一定の傾向があるとするならば、それは、人生の予告編なんじゃないか、と、いまは思っています。
顕在意識では認識していなかったり、それが次にどう繋がるのかは"今は"わからなかったりしても、今後、自分の内側にある「なんらかの願い」や「思い」が昇華されるまでは、そのストーリーに惹かれ続けるのかもしれない、というのが、いまのわたしの仮説です。
ちなみに、いまわたしがどんなストーリーに惹かれるかというと、"sisterhood"です。
なので、今後、実際にわたしが、sisterhoodにまつわる何かしらの活動や仕事をすることができれば、つまり、その願いが昇華できれば、もうこのストーリーに惹かれることはなくなるかもしれません。
こういものは、頭で考えたり計画を立てて動き出すというよりは、「もうこれをせずにはいられない気持ちが内側から湧いてくる」とか、「あきらかに状況がわたしにこれをしろと言っている」みたいな流れになるので、
焦らず待とうと思っているところです。
#mikaのinnerjourney
#365日の気づき
#セルフケア
#セルフアウェアネス
Thank you for reading!