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会話に潜む罠。あなたは巻き込まれていませんか?

こんにちは!

今日は心理学のお話。

日常の会話の中には実は「罠」がたくさんあります。そう感じない人も多いかもしれませんが、学校やファミレスでの会話や居酒屋、職場など日常の会話の中でよく「あ。あの人、また引っかかってる!」と感じることがあります。

それは「心理ゲーム」です。

要するに人とのコミュニケーションにおける「駆け引き」のこと。得意な人もいれば得意じゃないと思っている人もいます。

「心理学」を学んだ私からすると、ほんの一部の人を除いては「みんな心理ゲームしてる!!」って思います。そのほんの一部の人は私が心の底から憧れる人だけ。

私の憧れは「お金持ち」とか「事業がうまく行っている」とか「楽しんでいる」とかではありません。「心の在り方」です。

私はそこに向かう1年にしようとつい先日の自分の誕生日に決めました。

そこで自分もまだまだハマっている心の問題、「心理ゲーム」について整理しながら、自分の課題をクリアしていきたいと思います。

「心理ゲーム」って何?

「ゲーム」っていうと面白いもののように思うし、楽しそうに思いますよね?もともとゲームって「遊び」とか「遊戯」とかを意味していますが、競技やスポーツ、試合など「勝負」の意味もあります。

心理ゲームでいう「ゲーム」はまさに遊びを超えた「勝負事」。どちらが心理的に優位になるか?の勝負です。

これってね、口が巧みだから「勝ち」と言うわけではありません。

「どちらのゲームに引き込まれているか?」によります。

どんな性格の人も「心理ゲーム」が得意です。どんな人もしています。

引っ込み思案だからしていないとか、口数が少ない私がゲームなんてしないと思っている人。その人はある意味「心理ゲーマー」です。

心理ゲームの定義は「私たちの日常の人間関係の中で、意識してやろうとするのではなくてなぜか繰り返し繰り返し、やってしまって結果は自分にも相手にもいや〜な感情を残し、またやってしまった〜と後悔するクセになってしまった一連のやり取りのこと」と言われます。

定義を聞いてもわかりにくいかもしれません。

日常でわかりやすいのが繰り返す「夫婦喧嘩」「親子喧嘩」「上司・部下のやりとり」です。いつまでも平行線でどちらにとっても、気持ちのいいものではないやりとり。ありますよね?

友達同士でもそうかもしれません。

心理ゲームの始まりはどちらかが感情的になることから始まります。

その「嫌な感情」がスイッチになって始まるのです。

不快な感情のスイッチが入るのはなぜ?

なぜ人は不快な感情のスイッチが入るのか知っていますか?

人は「自分はそんなに感情的にはなりません」と思うかもしれません。それでもあなたにはあなたなりの「不快な感情のスイッチ」があります。

感情のスイッチが入るポイントはあなたの「思い込み」からきます。

「思い込み」が全くない人はいません。

「思い込み」の少ない人はとてもフラットで生きやすく見えると思います。

そのくらい「自分自身の思い込み」が自分を苦しめています。

例えば仕事中や勉強中に「まだできないの?」と言われたとします。

全くここに思い込みのない人は「うん、まだ」と答えます。しかしここに「思い込み」のある人は、「自分が怒られている」とか「責められている」とか「馬鹿にされている」とか「呆れられている」とか「見捨てられてしまう」とか自分の経験に基づく思い込みがこの一言で発動し始めます。この感情がモヤッとしたり、何らかの不満や不安を感じるときにスイッチが入ります。

始まりは「不安」か「不満」。

つまりあなたが育てられた環境で、「自分がこうしないとダメだ」と思っているのにも関わらず、まだ満足だったり安心できる状況になっていないと感じていることがスイッチとなります。

それを自分の感情で解決できない場合に、感情が動き出して内心はパニックになります。

それに反応する言葉は「自分」を守るために会話を始めます。

「仕事が遅くてすいません」

「この量をこなすのは難しいです」

「まだできるわけないでしょ?」

「ごめんなさい。私のせいで遅れてますよね」

などなど、自分がどのような形で「相手に声をかけるのか?」でどのような心理ゲームを持ちかけているのかわかります。

もしあなたが「まだ終わっていません。」と事実だけを伝えて、スイッチが入らずに会話を終了できる場合は問題ありません。

スイッチが入ってしまうと人は「どうせ私なんて、、、」「やっぱり私がダメだった言うの?」「どうせあなたはわかってくれないでしょ?」「やっぱりあなたは私を責めるんですね」などと負のループに入り込み、冷静に会話ができなくなります。

感情のスイッチが入ってしまったら、、

本当は自分で「あ、スイッチが入ってしまった」とわかることが重要です。しかし、人は「気づく」ことが一番難しいと思います。

だからこそ、自分の「スイッチ」のありかを知っておくことがとても重要になります。

「心理ゲーム」って楽しいものではなく、自分がダメか相手がダメかの決着がつくまで終わらず、終わったとしてもどちらにも嫌な感情を残すという特徴があります。

人間関係を作っていく中で、この「心理ゲーム」ばかりを繰り返していると、自分の望んだ人間関係はできなくなります。

感情のスイッチが入ったら、感情のスイッチにまず気づくこと。

そして、そのやりとりは一旦終わらせること。

さらにあなたにはできることがあります。

それは「私は〇〇って言われると、すごく嫌な気分になります。できたら言い方を変えてもらえると嬉しいです。」と周囲に行っておくといいのです。もし感情的に嫌な態度や言動になってしまった時には、周囲が気付いてくれる可能性が増えますからね。

余談ですが、私の場合は「できない」とか「間違っている」と言われるとスイッチが入ります。だから昔は「できない」「間違っている」と言われないように優等生にしていました。

しかし心理学を学んで、「人間は嫌なものは嫌。それでも繰り返し嫌な思いをさせられるなら離れてみるものいい」と学んだので、「私はこうだ!」と先に言うようにしています。

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