ソファで寝ていた父が起きて録画したドラマを見ていた
土曜日で祝日だけど、早く起きる。長女が中学生になって日常になってきたけれど、今日は自分も仕事があるので気合が違う、洗濯機を回さなくちゃ。
部活があるという長女を送り出し、次女に朝ご飯を用意して仕事へ。土曜なので夫もいるからあとは任せたという気持ち。いつもの業務や初めての業務、久しぶりにの業務などやる。
お客さまが注文されたハーブティーをお渡しするというミッション遂行のためにカウンターをくぐる。「あっついから気を付けて」とのことづてがあり、絶対伝えるという熱意。
しかし、カウンターを下から通るときに頭をぶつけたので「お熱いのでお気を付けください」と言うも、どの口が言うんだ、「あなたにだけは言われたくない案件」発生。しかし、お客さまはとてもやさしく大丈夫~?とエアいい子いい子までしてくださるので救われた。
失敗を笑い、これも自分らしさなんですわと思える境地に至ったから恥ずかしげもなくインターネットの海に公開しているけれど、若い時だったらどうかな。
家に帰ると、夫と次女が昼食のラーメンを食べようとしているところで合流。長女も帰宅していた。
夫が出張に行くので残されたものたちで電車に乗りわたしの実家へ。
実家は、寒い。
同じ都内なのに、寒い。
寒い寒いと言っていたら母が「色がひどいけど」と言いながらVネックのカーディガンを貸してくれた。鮮やかなターコイズブルーで「いい色じゃん」と言ったが「組み合わせがひどい」とのこと。なるほど、わたしは真紅のセーターを着ている。自分の視界と相手から見える世界は違うよな~。気にせず着る。ここは実家だからね。
娘たちが心得ているのは、この家には高確率でハーゲンダッツのアイスがあるということ。
父に確認し、あることがわかると夕食後であるが「見てきていい?」と次女。気になる洋服を試着したら絶対買っちゃうのと同じで、見たら絶対食べるだろう。
わたしが好きなチョコミントはあるかと問うとないということなので、テンション上がらずアイスを取り出す娘たちを見る。
ずいぶんたくさん出てくるな!
いや、チョコミントあるじゃん!しかも4つくらいある。ハンディサイズのよくあるカップのではなくクリスピーサンドのやつだから、チョコミントだと思わなかったと母が言っていたが、そんな、しっかり書いてあるのに…。娘たちは一つずつカップのアイスを食べ、一口ずつくれた。わたしのチョコミントアイスは明日食べることにして終了。
満腹の長女はゴロゴロと布団に入って、このままでは寝てしまいそうだ。ぬくぬくと気持ちよさそうな様子にあらがえず、わたしも一緒に入る。そうは言ってもお風呂に入ってから寝てほしいもので、ちょうどいい感じにまどろんだところでお風呂に入るよう促す。自分は布団から出ない。半ば強制的に布団から追い出し、わたしはそのまま寝た。
11時過ぎにやおら起きてぬるくなったお風呂に入る。もうみんな寝ている。この家は寒い。いよいよ正式に今日を終えようとしたら、ソファで寝ていた父が起きて録画したドラマを見ていた。
この家は寒い。でもあたたかい。明日はゆっくり起きようと思って目を閉じた。