見出し画像

コースでは一切反省しない


コースに出たら私の中では俗にいう「ミスショット」の概念は無いです
ということは必然的に「ナイスショット」の概念も無いです笑

あー、バンカーだ
あー、引っ掛けた
あー、ショートした
あー、またシャンク

ラウンドレッスンをしていると
生徒さんの口から良くそんな言葉が聞かれます

私は良くも悪くも全てを「単なる事象」だと捉えてるのでいちいち分析もしないし感情さえも持ちません

ですから好結果にもあまり喜びません
(もちろん同伴者にナイスです!と言われれば、ありがとうございます!とは口で応えます、でも心では応えてないです笑)


例えばフェアウェイから少しダフって引っ掛けてしまい左手前のバンカー入ったとします

あー、打ち急いだからダフったんだなぁ
いつも同じミスだ、バカだなぁ、、などと一切反省しません

ボールは既に飛んでいってしまったのでそちらに気持ちを全移行します
(ベタピンに付けたナイスショットにも酔い知れません)

ボールがバンカー内に止まった様子を見ながら、あそこのバンカーからピンまでスライスラインの下り、8ヤードくらいだな、このグリーンの硬さではどんな感じで寄せようかな、とイメージし始めます
そしてライが良い場合、悪かった場合を想定しながら歩き、バンカーに向かいます

打ってしまったらナイスショットしてもミスショットしても、もうそのショットには感情は持ちません
「過去」ですから

どんなに足掻いても「過去」は変えられないことを皆さんもご存じでしょう笑

歩きながら風を感じ、空気を読み、次に打つショットのイメージに集中します
そしてまたそこから打ちます
その繰り返し

人生と同じ
悔やんでいてもろくなことはないし

喜んでいても次に何が起こるか分からない
(ベタピンの後に50センチを外すこともあるでしょう、だから「過去」のナイスショットは忘れルーティーンを守りその50センチに全集中です)
それがゴルフです

感情が乱れることは避けたいです
ゴルフは長丁場なのでいちいち感情が揺れていたら必ず後半にガス欠になります

ゴルフは18ホールトータルのスコアです
何かトラブルもありますが
それは自分自身の考え方でどうにでもなります
サラッと回り終えたい


次から次へとイメージを流していきます

ラウンドは流れ作業です
特に競技ゴルフこそ流れ作業
あの人に負けるかな、予選通るかな、優勝できるかな、など考えもしません
邪念は恐ろしいです

ミスショットの反省点は丸ごと持ち帰って次のラウンドまでひたすらひたすら愚直に練習で直します
ここはしつこくやりましょう

私のレッスンはスイング矯正だけでなく生徒さんにこんなお話をすることも多いです

ゴルフというスポーツは奥深い
ゴルフの中でスイング矯正の役割は
23割程度だと考えてます
その2〜3割の精度をコツコツと上げていくために生徒さんにはドリルを組んで指導しています

スイング以外の残り8割のレッスンをする先生がなかなか居られないので、私自身も現役時代は諸先輩方に質問をしたりゴルフ以外の文献まで読みあさったり、とてもとても苦労しました

だから自分で先生になっちゃいました
ちょっと変わったティーチングプロです、笑

そんな私に共感し慕ってくれる生徒さんにはとても感謝してますし日々のレッスンが楽しいです

最後まで読んでくださりありがとうございました
また時間があるときに更新します

六本木ゴルフコーチ ミヤミカ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?