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【読書記録】『26文字のラブレター』

 ◆都々逸どどいつって知ってます?

 江戸末期から明治期に流行したんですって。音の決まりが「7・7・7・5」なんですって。
 歴史が好きな人なら、
「三千世界の烏を殺し/主と朝寝がしてみたい」(高杉晋作?)
なんか、ご存じでは。そう、アレです。
 三味線の音。おしろいの匂い。ほのかに浮かび上がる口元の赤。
 なんとも艶めいた景色が見えてきそうです。
 こちらは いとうあつき さんのイラストのおかげで、もっと現代風に甘酸っぱささえ感じられる雰囲気に仕上がっています。

 個人的にはこれが気に入りました。

「外は雨
 酔いは回ったさあこれからは
 あなたの度胸を待つばかり」

 ……いいじゃないか。さあ、どうする?


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